モルモニズムの情報源、主要な主題を扱うサイト。目次を最新月1日に置きます。カテゴリー、本ブログ左下の検索も利用ください。
NJWindow(J)



 5月10日フェースブックで見かけたマーリン・ジェンセン長老のインタビューを聞いた。ジェンセン長老は元教会歴史家で現在名誉教会幹部(七十人)である。最近、ユタ州民主党により次期州法務長官候補のひとりにあげられたことでニュースになった。このインタビューは、若者少人数を対象にした質疑応答の音声テープ約1時間で、次のような点が明らかにされた。



 現在、教会歴史部は認可を得て新しく全体を詳細に扱う教会総合史の編纂・刊行に着手している。教会歴史に関連する資料が公開され、近年モルモン史について研究が進んでいるので、それを反映したものになる。教会歴史を4期に分け、20世紀以降にも焦点が当てられると説明された。1930年に教会概史(Comprehensive History)が刊行されて以来のことである。

 教会が発行している、青少年、日曜学校向けなどのマニュアル(手引き)は時代遅れになっている部分があるので、更新される。

 冒頭の教会歴史とは別に、教会は各国の末日聖徒史にも注目して、地域教会歴史アドバイザー、また地域によっては国別教会歴史アドバイザーを任命している。スペインで執筆が始まっていると伝えられた。

情報源:
http://www.fileswap.com/dl/5iKOuShH9D/ElderJensenQandAInterlacedEdited.mp3


コメント ( 5 ) | Trackback ( 0 )



« エマ・スミス... バラムと物言... »
 
コメント
 
 
 
Unknown (Unknown)
2014-05-15 17:42:29
教会の資料ってどんなとこが時代おくれなんですか?
 
 
 
例えば、 (numano jiro )
2014-05-16 16:38:11
教会の手引き(若い男性、女性、日曜学校など。セミナリー、インスティチュートも含む?!)の記載が遅れていると思われる事柄は、教会歴史と教義の面で次のような項目が考えられます。(どのように遅れているか一々確認していませんが、ジェンセン長老が言及されたようにそれが現状と受けとめています。)

1 アブラハム書の説明(高価な真珠、序文iv)。英語ネット版では「霊感による翻訳」となっているところ、日本語では従来のまま「翻訳」になっている。英語でも本文の前書きでは前のままになっている。

2 ジョセフ・スミスの多妻。これはジェンセン長老の娘さんがなぜ今まで教えてくれなかったの?と聞いてきたことが例として話されています。JS自身が多妻を実施していたことは、日本人の成人会員でも知らない人が多いのではないでしょうか。昔、大阪のベテラン会員から聞かれたことがありました。

3 黒人に神権が与えられなかった理由。カインが受けた呪いが遠因であったとか、前世における優柔不断な態度が理由であった、などがいまだに取沙汰されることがあるのは、手引き類が改訂されていないためと考えられます。いずれの理由も間違っています。

教会は近年、種々の宣言(ステートメント、最新の解説)を英語で、また日本語でネット上に掲載していますが、手引き類に反映されるには時間がかかります。

三つだけ取り上げましたが、社会の大きな変化や現代人の意識に対応しきれていない部分が数多くうかび上がっています。

(Institute の教科書では、注に比較的詳しい記載がある、と指摘されたことがあります。例、メドーズ山の虐殺。もし、上記で私の思い違いがあれば教えてください。)
 
 
 
そんなの真理じゃない ()
2014-05-16 18:34:32
真理とは,事物の現在あるがまま,過去にありしまま,未来にあるがままの知識なり。
 
 
 
Unknown (m(。≧Д≦。)m)
2014-05-16 18:46:27
例えば、もしもの話しですが…
黒人に神権が与えられなかった理由について、昔はカインののろいとか、前世ですぐに神の側につくかはっきりさせなかったとかそういう啓示をジョセフスミスがうけた、
だから教会では設立当初から黒人に神権が与えられなかったと教えていましたが、いまではジョセフスミスが黒人に神権を与えていたことが暴露され教会の資料が時代遅れになったからといって、たとえば新しい聖典などに「ジョセフスミスは黒人に神権を与えることをこばまなかった」「黒人に神権が与えられなくなった理由について教会の歴史は一切明らかにしていない」といった文章を書き加えるとします。そうすれば確かに何千年前から続いたはずののろいとジョセフスミスの黒人に神権を与えていたことの矛盾は確かに解消されます。のろいの教義をなかったことにしたのだから…
しかしこれでは黒人に神権が与えられなくなった理由は一切明らかになっていないというのを信じた会員が、教会の資料を調べて昔の教えとの違いを知り、騙されたと思って怒って非難糾弾の姿勢で教会の歴史を暴露されるようなことがおこってしまうのではないでしょうか
たとえば、ある監督の立場にあったものがおもに英語のサイトから教会の歴史に関する知識を得て、新しい聖典にかかれている黒人に神権が与えられなった理由はわかっていないと言う記述と昔の預言者の発言に疑問を感じ転向、HPモルモン教会の真実、聖徒の未知を立ち上げる、といったことがおこってしまうのではないでしょうか。
もちろんこれはたとえばの話でもしこんなことをすればそんな聖典は出版前に廃版となるでしょう。
 
 
 
正直が最善 (numano jiro)
2014-05-16 20:52:58
(もしもの話・・に事実誤認がいくつかあって気になりますが、それはさておいて、)

私は矛盾をかかえたままで推移するより、できるだけ正直な形で信徒に説明する教会であってほしいと思っています。

これまでの教会員に対しても、新しい世代や新たに加わる人たちのためにも。教会指導者(預言者)は説明責任があるのではないでしょうか。

違っていたこと、ゆがめられたことがあれば、正すのがすじだと思います。・・・新しい、あるいはこれまでと異なった情報に接して、留まるか、教会を去るか、非難するかは各自が決めることで、それをとどめることはできません。
 
コメントを投稿する
 
現在、コメントを受け取らないよう設定されております。
※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。