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私には知られざるもう一冊の著書があった。ここに目次を記して個人の記録を補充しておきたい。それは奉職した徳山大学の総合経済研究所が叢書17号として取り上げてくれたもので、それまで発表していた論文集である。



目次
序文
第一部 音声と音韻
1 漢語における促音の生成音韻論による説明
2 中国語の音節末の/ n / の発音
3 [翻訳] 鼻音 n, ng と撥音「ん」の関係から見た中国語の日本語に対する影響
4 オーストラリア英語の二重母音シフト
5 cow を [kaeu] と発音する傾向の分析
6 周南方言の音韻的説明
7 An Analysis of the Current State of the Romanization of Japanese
第二部 英語
1 定冠詞 the の研究
2 英語読解の一つの鍵、造語法
3 Love の語義
4 magnify の語義の変遷
第三部 評論
 1 ニュー・ジャーナリズムの特徴
 2 カポーティのマリリン
 3 The Nature of Today’s Essay
第四部 聖書
 1 ヨハネの福音書のヘレニズム的要素
 2 女性と祭司職
 3 ある聖書改訂の分析(ジョセフ・スミスの聖書改訂)
第五部 英語教育
1 英語がこなせる
2 中国における大学英語教育近況
3 香港の過渡期的言語事情
4 Syllabus Design Viewed against the Historical Background of English Education in Japan (中国清華大学の研究誌に掲載された記事) 
後書
索引

いずれも執筆当時、小生にとって関心の深いテーマで力を傾注したつもりである。このブログに関連してひとつ有意義なものを選ぶとすれば、それは「Loveの語義」である。ギリシャ語、ラテン語、英語と伝わってきた高次元の愛の跡付けを試みたこと、そしてフロムの分析を紹介できたことが普遍性を持つものではないかと思っている。なお、4つの章はモルモンフォーラム誌に掲載されたものである。

「徳山大学研究叢書17。これが著者の単著刊行第一冊。1980, 1990年代の論文集。「(日本語の)漢語における促音の生成音韻論による説明」や「loveの語義について」「ニュージャーナリズムの特徴」「カポ―テイのマリリン」「中国における大学英語教育近況」など21篇。大学の教職について頑張っていた頃の佳作、力作。若さと関心の広さが感じられる。将来の活動の基礎をなすもの。」(著者自身による紹介文)

青山学院大学、大阪大学、関西学院大学を始め、松本大学、麗澤大学まで全国135の大学図書館が所蔵している。なお、大阪府立大、群馬大、国立国会図書館、兵庫県立図書館、山口県立山口図書館では「私の接した・・」の書名で置いている。(著者と出版者の手落ちで表紙と内側の表示が異なって「私が・・」と「私の・・」と相違したまま印刷されている。)


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