コメント
 
 
 
日本の哲学者西谷啓治も (沼野)
2012-06-12 16:16:31
哲学者の西谷啓治がある叢書の紹介冊子に次のような文を寄せていた。「現代においてキリスト教は信ずるに足るか?」という見出しで一部引用すると次の通り。

「この叢書にあげられた思想家たちは、心の底から、内発的に、かの問いを打ち出したのであって、それはおそるべき勇気の賜物ではなかったか。キリスト教というものをキリスト教の内部から根本的に問い直そうとする姿勢を示した。キリスト教の人々がそういいう勇気を示し得るかぎり、キリスト教は信ずるに足るのである。
 将来の世界がどうなろうと、それはキリスト教を度外視しては考えられない。」

 この叢書の名前は、武藤一雄編「現代キリスト教思想叢書」全14巻。白水社。シュライエルマッハー、トレルチに始まりエリオット、ウェスレー、ヘーゲル、キルケゴール、ヴェーユ、ベルジャーエフ、ティリッヒ、バルト、ブルンナー、ブルトマン、ラーナー、ボンフェッファーなどそうそうたる名前が並ぶ。刊行は1973年頃。
 
 
 
 
恵まれた世界ではどうでしょう。 (トマ2)
2012-06-16 01:49:44
戦後日本がキリスト教を国教にすることを断念しています。理由は仏教が日本人に定着していたからだとされているようです。更に物質に満たされた現代世界では宗教自体が重要に思われなくなった。また、何かと不思議がられるような宗教と勘違いされるのがいやなため、門を叩く人が珍しい状況になったと考えられる。
 
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。