コメント
 
 
 
お金の問題 (onuma)
2013-04-16 16:36:39
毎回刺激的な情報を提供いただけて感謝しています。今回のテーマは教会を外形的に支える「お金」の問題ですので、ある意味では話したくない気分になるテーマかもしれません。「天に宝を積み上げる」意味での献金実行者においては、その先がどうなったのか?一旦手元から離したお金の行く末を気にするのは「いかがなものか??」みたいな気分が教会員の大部分の感慨でしょう。
執筆中のD.マイケル・クインは、「モルモン神学では伝統的キリスト教やユダヤ教と違って霊的側面と物質的側面を区分しない。・・・モルモン教の指導者の世界観では貧者に施すのも百万ドル利益を得るのも同様に霊的な働きなのである」と解説している。
これには気になる点があります。ユダヤ教の側面においては「物質的と霊的との二分法を持たない」ことこそキリスト教との大きな違いであるはずです。これは飛ばして。
「天に宝を積む」ことにおける、我々のこの世における地上での何となく卑しき世界観を植えつけられるのはまた問題でしょう。「天の宝」は、この地上でしか得ることのできない「こころの変化」でしかあり得ないからです。ですので、「献金」がこの地上では、「こころの変化」をもたらすような壮大な仕掛け「教育」にこそ注がれるべきです。こころが動くのはこの地上での生活と体験とかですので。果たして、1400万人のうちの300万人を超えてるだろう「活発なメンバー」にこの壮大な仕掛けがどこまで影響を持っているのか?これが前回私が提言した「我々の成果とは何か??」に結びつくはずです。従って、上記の「百万ドル利益を稼ぐのも霊的な行為だ!」でばなくて、そのお金で「何を皆に提供しているか!」が霊的な活動のはずです。

 
 
 
常に問われる (numano)
2013-04-16 22:51:42
ありがとうございます。鋭いご指摘です。絶えず問われる重要な質問であると思います。

最近、ある求道者が神殿の写真を見せられて、そのような豪奢な建物にお金を費やすより貧しい人たちを助けるために使って欲しい、と言ったと聞いています。率直な感想で案外当たっている、外部からの見方かもしれません。
 
 
 
この世に宝を蓄える ()
2013-04-24 11:02:46
同じ宗教界で、高野山の真言宗で30億円の投資が行われていたと言うことが問題になっている。

http://www.asahi.com/shimen/articles/TKY201304210430.html

このようなことが問題になるのは、真言宗の「信仰的良心」が機能しているからだと思う。

モルモンでは、それが機能していないので、問題にもならない。

宗教法人が、利殖による利益を求めるのは、悪いことだと断言する気は無いが、少なくとも、日本では、宗教法人であるがゆえに、非課税とされているのだから、世間が納得行くお金の使い方が求められるのは当然だと思う。

逆に言うと、宗教法人にも課税すべきでです。
投資や資金運用は明らかに営利行為ですからね。

ま、多くの政治家は、少なからず、宗教票をあてにしているので、国会で議決される事は無いと思いますが。


ただ信仰によりマナを得て神の道を歩むのが真の宗教者かとおもいます。

宗教者の信仰と気概がなくなったんでしょうね・・・。
神に頼らず金に頼る様になたらおしまいです。

幹部自ら偶像礼拝を行っているって事ですね。
 
 
 
これはどちらに対して? (沼野治郎)
2013-04-26 22:41:15
先ず、明らかにしておかなければならないのは、lds教会の財政について、それは営利活動と非営利活動に分けられて、当然営利活動は課税されているということです。

二番目に、異議、疑義が出始めているにせよ、lds教会には米国社会で孤立し、存続をはかるために独自の経済感覚が生まれ、富をも重要視し活用する伝統が受け継がれているという背景です。これについてクインも理解し、詳述するものと思われます。

裁く(上記コメント最後の行。これはそれとも高野山の真言宗のこと?そして6行目)前に情報をきっちり得て、控えめで紳士的な記述を願いたいものです。


 
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