おだわらぐらし

縁あって引っ越した 相模の国_小田原
一杯見て 一杯歩いて 一杯味わった三年半の思い出

水之尾(みずのお)を歩きました(日曜の散歩2)

2008-07-21 22:18:17 | 小田原-自然
からたちの花の小径が 水之尾行きのバス路線に出てすぐ、
この道をそれて荻窪ICに向かう 細い小道が始まります。
これが 白秋が「スカンポの咲く頃」を作った道、だそうです。

♪土手のスカンポ ジャワ更紗~

スカンポの咲く頃 のスカンポは
スイバかイタドリか・・・
今日は答えがわかるかな?(ごめん、昨日、か)

車道をそれて峰を北へ下ると 遠く箱根湯本から引いてきた「荻窪用水」にぶつかります。

うーん スイバはもう終わっちゃってるし イタドリは見つからないしー・・・


荻窪用水は 目に触れる部分は 思ったより少なく、「時々出会う」感じ。
でも、水路の幅は狭くても水量は豊富なので 結構水音は大きく、「その辺を走ってるな?」っていうのは容易に知ることができます。


細い用水の淵を行くと 突然行き止まりになったりするので、土地勘の無い私達は とりあえず「散策路」を外れないように歩くことに__

 畑を潤しながら走る用水。
 
 ↑トウモロコシ。毛はまだ白い。
 段差では「ミニ滝」となる用水。
 
 ↑今大きなオニヤンマが!(って撮れず)

・・・ と気付けば、あらー
 荻窪ICに出てしまいましたー・・・
「土手」はどこだったのかしら?
肝心の「スカンポ」も見つけられませんでしたー・・・
(なにやっとんうちら)

「からたちの花の小径(こみち)」を歩きました(日曜の散歩1)

2008-07-21 10:21:48 | 小田原-自然

春『心に白秋 歩いて城山』という  しろやま商店会が作った無料散策マップをもらってから、行きたい 行きたい と思っていた「からたちの花の小径」。
昨日の午後 亭主とちょっと歩いてきました。

まずは 相洋学園の上の四辻の北、
大黒様の蓮船寺(れんせんじ)を目指します。

蓮船寺の南にはヒメヒオウギスイセンが群れ咲いていました。

近くには「これ何かしら?」な花も咲いてました。後で調べてみることにしましょう。

(↑この花、後で行く荻窪でも咲いていました)
 ↑後から打ってますー これはどうやら「薮茗荷」のようです。

それにしても暑い!


蓮船寺の先の分かれ道から いきなり「昼尚暗い」小径に入る。

(この辺りは「お鐘の台」という地名がついています。北条時代に陣鐘があったから、とか)


しばらく行くと雰囲気のある 垣根が__。

歌の通り周りは畑。

でもからたちの木は__見当たらない。

カソリック教会の墓地を過ぎた頃・・・
おや?この看板は?
 

ナント! これは「からたちの花の小径」の最後のからたちだという!

最後の一本もはや老い、寿命が尽きようとしているのです__
(驚愕の事実・・・)
でも 上の方の枝には いくつか「♪まろいまろいー」「♪玉」がついていました。

あれを上手く育てて 又からたちで「♪はたの垣根」を作る事はできないかしらー?
からたちの花_は 白秋の歌の中でも特に好きな歌なので numabeとしては「是非に」と思うのでした。(頭の中で ウィーン少年合唱団が歌う「からたちの花が咲いたよー」が鳴りました・・・)

その先に ぽかり と視界の開けた場所がありました。

案内板によると 白秋によって「野外劇場の観客席」と名づけられたスポット、なのだとか。
この日は 夏特有のモヤがかかって 曽我の里辺りまでしか見えませんでしたが、空気の澄んだ日には 丹沢の峰の連なりがくっきり見えるらしい。

しばらく行くと、小径は ぽん と車道に出ました。

なんだか 遊園地の「マジックハウス」のゴンドラから 「はい おわりー」って言われて降りたような・・・ そんなぽーっとした感じ。。。


あの からたちの玉が「♪金~」色になる頃、
この道、改めて歩いてみたいと思います。

オマケ: この小径は「♪うーみはあーらーうーみー」の『砂山』も書かれた道だそうです。アザグミの木のあるところがそのポイント、だそうですが、 私も亭主もぼんやり歩いていたのか 見つけられませんでしたー・・・

更に:『心に白秋 歩いて城山』には沢山の白秋ゆかりの歌を訪ねる散策路が紹介されています。/ numabe的には 今度は「野茨の道」っていうのを歩いてみたいなあ、と思います。