モッチリ遅いコメの距離感

オーディオルーム、シアター、注文住宅などに関してのblog。

情報砂漠か?情報洪水か?

2010-10-31 14:34:39 | オーディオ
インターネットによっていろいろな情報が
自宅で手軽に調べられる時代になりました。
従来の情報伝達の役割を果たしていた雑誌は
全体的な流れとして衰退への道をたどっているみたいです。

そのせいもあってか(昔からそうではあるが)
雑誌の批評ではあまり辛口なものが掲載されることが少ない気がします。
雑誌の中での広告収入が大きなウエイトを占めているため
スポンサーに泥を塗るような記事は書けるわけないのでしょう。
オーディオ関連なんてその極みにあるようなもので
オカルティックなものに対して
これは効果がある、これは効果が実感できないと
製品毎に賛否がつけば、まだ信じる気になりますが、
全てを褒め讃えまくってるんですから、耳を傾ける気になりません。

読者が金を払って情報を貰おうと雑誌を買ったら
雑誌はスポンサーの方を向いているのです。嫌な話です。
オーディオ関係以外でもこの傾向は多少なりとも存在してます。

さすがに情報を求める側も情報源としての雑誌を見限り始めて
ネットにその役目を期待する流れはここ10年以上続いておりますが
それで正しい情報が得られるかというとそうでもない感じがします。

ニュースサイト、レビューサイトなどは閲覧無料でスポンサーからの
広告収入で運営しているわけですから、やはり雑誌と同じ傾向が残ります。

個人のレビューやクチコミはそういった利害関係から離れ
自分と同じような人の率直な批評を知ることができ
ネットのクチコミから馬鹿売れすることもよく見られるようになりました。
でも個人の批評能力なんてたかが知れてるし、
趣向が偏ってる人の意見も多いし、いろいろ不正確な点がある。

何が言いたいかと言うと、ネットで情報が溢れかえっている時代に
本当に有用な情報は世に出なくなってしまったのではないかということです。
プロレビュアーの歯に衣着せぬ批評が今の世の中には必要なのではないかと
思ってしまうわけです。


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