ぬ界通信ver.2

へんてこバンド「ぬ界村」のメンバーによるブログ。teacupブログがサービス停止っていうんで引っ越したのですわよ。

年も押しせまったというのに

2014-12-26 10:22:00 | ぬ界からの通信
どうもどうも、これまたどうも、ゴン・アーサー(カスタム)ですよ。
いつものやつ、いきますよー。
恒例の、ライブ直前告知のコーナーーーーーィァァイァァアィァイイッァイイッァアアッァアアァッァァアァァァアアーーーーーーーーーーーーっと。
事情でちょっと先走りますよー、2日前告知ー。


次の日曜ですよ、ぬ界村2014年最後のライブ。

以下詳細

2014年12月28日(日)
場所:渋谷 乙(http://kinoto.jp/
open17:00/start18:00
前売:2,000円 当日:2,300円
w/Shoot from The hip/クライムシティ/佐藤達生&IMPOSSIBLE/古川ケイタ
Opening Act: 外浦剛志
Closing Act: ケーゴバイドク

ぬ界の出番は21時過ぎかららしいです。


こちとら年末で忙しいわ、という方も、仕事納めやら忘年会やら終わって清々してるわ、という方も、気が向いたら、どうですかね。気が向いたら、で、構いませんので、ね。どうですか、そうですか、じゃあいらっしゃいよ、かたいこといわず。



さて、2014年総括も含めて、ぬ界ギタリストがお届けする雑記コーナー。

'14年。
一年経つのが早いなぁ。と毎年言ってる気がしますが。
私ももう(10万と)40歳近くになり、日々新たな挑戦を目論むには体力が追いつかないなどと弱音を吐きがちなオッサンになり下がってきましたな。これはいかんな。がんばるんば。


撮影:satomi inaba

とはいえ、10月の企画から、「暴走戦士 ヌカイダー」に扮してライブするという挑戦を始めた訳ですが、このキャラクターの細かい設定はまだ未完成で、行き当たりばったりの状態、良く言えばどんな状況にも臨機応変に対応できるような余裕を持たせた設定なため、何者なのか、誰と戦ってるのか、まるで決まっていないままの見切り発車。

「ヌカイダー」の名前さえ、直前までは「ヌーカイナイト」にするつもりだった(ぬ界村の名前の元ネタになったゲームの主人公になぞらえて、騎士をモチーフにしたデザインも考えていた)のに、ライブの打ち上げで、とある方が何気なく発した「ヌカイダー」という一言から、「それいただきっ」となったわけで。

ぬ界村音源のジャケットデザインなどと同じで、いつも通り、メンバーへの確認や意見の聴取等は一切なく、勝手に全て用意してからの事後承諾パターンで、ヌカイダーも作ってみたのですが、完成したものが自分的にも結構気に入ってしまい、ライブ中の演奏のしにくさ、スーツの暑さ、荷物の多さ等のマイナス要素を乗り越えてでもやってみようじゃないのさ、と思う次第です。メンバーはどう思ってるのか分かりませんが・・・(嫌がってたらどうしようかしら。てへへ)

10月の企画の時にライブ冒頭3分くらいを「ヒーローショー」的な寸劇仕立てにしたのですが、その際に敵キャラとして出てきたのが『大往生軍(DOJ軍)』の幹部と手下(ぬ界ベーシストとドラマーが扮しました)。
設定としては、「DOJ軍」と戦うヒーローというのが当面の主な流れとなるのでしょうな。

以下、今思いついた設定を記しておきます。

~~~
K県S市、中心街から車で40分程行ったところにある山間の寒村「ぬ界村」で突如として巻き起こる数々の怪現象。謎の奇病に侵される人々や、神隠しにあったかのように姿を消す多くの村人・・・。
それは全て、村で古くから言い伝えられてきた「不老不死」の伝説をめぐって、地下組織「DOJ軍」が密かに行動を起こした事により発生した事件だった。

ぬ界村役場の観光協会で働く青年、額田次郎(ぬかだじろう)は、幼児期の僅かな記憶以外の一切の記憶を失っていた。その名前も、十数年前に彼が村の山奥で倒れていた所を救い身元引受人となった、ぬ界村長老、額田正吉によって付けられた仮名である。


ぬ界村は山間の寒村に似合わず、盛大な音楽祭を開催することで知られ、より大きな音を出して邪気を払う習わしがあった。長老の正吉は大太鼓の名手で、自力で大きな音を出す事に誇りを持っており、記憶を失くした次郎にもその技を継がせて立派に村の一員になれるようにと、大太鼓の叩き方を教え込んだが、次郎には太鼓のセンスが無かった。
当時、村の若者はこの村の古い習わしに関心を示さなくなっていて、時代の流れなのか、電気の力で爆音を出す事が流行り始めていた。そして次郎も周りの若者と同じように、電気ギターを持つようになった。
次郎は誰に習ったわけでもないのに、なぜか、ギターを手にした瞬間から自然と演奏が出来た。記憶は失っても、ギターを弾く事は体が覚えていたのだろうか。

正吉は、次郎が電気ギターを弾く事に理解を示さず「電気の力を借りていては本当の意味の邪気は払えない」と、ギターを弾いている事を村人に隠すように次郎に命じた。次郎も、育ての親であり命の恩人である正吉の想いに背く訳もなく、ギターを人前で弾く事は一切なかった。その日からというもの、仕事が休みの日にこっそりと近所の洞窟の奥深くに発電機を持ちこんで電気ギターを思い切り弾き倒すのが次郎の趣味となった。

ある休日、いつもの様に洞窟の奥深くで電気ギターをかき鳴らしていた次郎は、突然現れた覆面の怪人に襲われ、なすすべなく気を失う。

気付くとそこは地下牢であった。他にもたくさんの村人が捕えられていた。牢の番人の衣服には特徴的な装飾があり、「D」「O」「J」の3つの記号があしらわれていた。

次郎はこの記号に見覚えがあった。
幼い頃、次郎の両親が着ていた白衣にも、同じ記号が入っていたのだ。両親はおそらく二人とも化学者だったのだろう。幼いながらも、両親の会話の中に化学式のような専門用語があったのを理解していた。しかし、両親が何の研究をしていたのかまでは分からなかった。ただ、たまに家を訪ねてくる大人は、皆、その同じ記号の入った服を着ていて、父親を「博士」と呼び、母親を「先生」と呼んだ。両親について覚えている事はそれだけだった・・・


地下牢には門番と研究者らしい白衣を着た者がせわしなく行き来していた。
ふと、その者たちの会話が聞こえてきた。
「ここまで探して見つからないんじゃ、本当にこの村にそいつが居るのか分かったもんじゃないな・・・」
「あのお方が言うんだから間違いないとは思うが・・・」
「とにかくデカい音を出せれば良いってわけじゃないのか・・・」
「音にも種類があって、儀式に使える音は限られてるらしいぞ・・・」


牢の門番に「次の者、早く出ろ」と促され、次郎は大広間に連行された。そこには、バンドセットが設置されていた。ベースとドラムには既に他の村人が配置され、電気ギターだけが残されていた。当然次郎は電気ギターを手に取った。
訳も分からず、「何か演奏しろ」という命令に従い、適当にギターを鳴らしたところで異変が起きた。
正吉によって禁止されていた、人前でのギター演奏。たった一人でいつも洞窟の奥深くでギターを鳴らすしかなかった次郎は、バンドで他の楽器に合わせて爆音を出した事が無かった。初めてバンドで演奏し、その爆音に身を委ねた時、次郎は自分の体内に起爆装置の様なものがある事に気付いた。

「ヌーカイチェンジ!」
気付くと次郎はそう口にしていた。

その言葉と共に、次郎の体は光と煙に包まれ、銀と黒の謎のヒーローに変身した。

“桃栗三年柿八年、ヒトの噂も七十五日
愛と勇気の暴走戦士、ヌカイダー 見参!”

ヒーローは、ポーズと共にスラスラと名乗りを上げた。
次郎は無意識に発した自分のそのセリフに愕然とした。

そして、「とぉーーーっ!」という掛け声と同時に高くジャンプし、大広間の天井を突き破り、地上へと飛び出した・・・


次郎が謎の組織に捕えられてから脱出するまでの記憶はここで途切れた。


次郎はなぜヒーローに変身できるのか。
暴走戦士ヌカイダーとはいったい何者なのか。
幼い頃の僅かな記憶と、謎の組織の関係は何なのか。

その謎を解くべく、今日も次郎は電気ギターを持ってライブハウスへ向かう。
地下室の爆音が謎を解明する唯一の手掛かりなのだ。


ゆけ、次郎、いや、ヌカイダー。
ぬ界の平和は君が守るのだ!


~~~

こんな感じでどうでしょうか。てへ。

おおすじはそんな感じで、いろいろ伏線をはっておいて、でも回収しきれずにどんどん突っ走っちゃう、漫画で言うところのワイルド7的な進め方で行こうと思います。でへへへへ。


いつにも増して長文ー。
総括どころか、変な短編を書き記したみたいになってしまいましたが、本年もありがとうございました。2015年もぬ界村を宜しくお願い申し上げ奉りますりますりすてぃー。

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