トラックの横1.5mが、先端で50センチぐらいに狭まったところをFZRと私が通過しました。左に左折禁止の標識のポールとトラックの先端に挟まるか、、、という映像の中を次の瞬間、バイクから振り落とされて前方に宙を飛ぶ私www。路面のアスファルトが見えて前転大体5mぐらい先まで飛んだと思いますが、前転している時に逆さまの映像でFZRが真縦にリアタイヤを空にしているシルエットが見えました。(あれ、いつか見た景色・・ってその時は思ってませんよ。(笑))
どうなったかと言うと、先ほどのトラックのセンターハブの突起にFZRの抜けたと思った右フロントフォークのアクスル部あたりが引っかかり、バイクは縦に大回転したのです。私は先に振り飛ばされて、バイクは引っかかって速度を失い、縦に回ってトラックの直前に左側面から落ちました。ちょうど一本背負いを食らったように。
で、運よく私は左肩から落ちて鎖骨にヒビが入った(半分折れて、曲がってた)程度で済みました。バイクはクランクケースをバックリ割ってオイルが一面に広がっている光景・・・・。
大丈夫ですか、と近寄って来た運ちゃんに立ち上がって、「あんた、ここは左折禁止やろ!」
運ちゃん「いやぁ、バイクが見えて咄嗟にブレーキ踏んだけど間に合わなかった」と。
(そうか、ブレーキ踏んだから左側に巻き込まれたようにはならなかったんだなぁ、もしそうだったら、私は前方に飛んでエネルギー吸収できずにトラックに激突してただろうな)
この後、包帯まいて会社に行ったけど当時はまだおおらかで、「馬鹿だなぁ」とバイクでの会社通勤にイエローカードが付いたのでした。問題はその後。例にもれず事故の後処理はスッキリ言った試しが有りません。
運ちゃんはこう頼むのです。
運「すいません、今免許点数ヤバくて、示談にしてくれませんか」
河童「いや、そういうわけには・・」
運「仕事、止めなきゃならないしお願いします・・」
河童「・・・・じゃ、病院行って、骨折れてなければ、、、」
と言うことで、その場はバイクを寄せて病院に。でレントゲン撮って前述の通り。
河童「駄目ですね、じゃ、警察に行ってくれますか」
運「すいませんでした。」
ここからがまた大変。事故現場からわずか信号1つで交番があったんですね。最初はそこに行こうとしてたんで、再びそこに行って
河童「すいません、そこでバイク事故がありまして・・・」
警「どこ?」
河童「そこ!」と指さす。
で、歩いて行ってオイルが広がったままの事故現場。それをみて警官いわく
「あんた、なんですぐ来ないの?、一体何時間経っての?」
河童「すいません、先に病院に行ってまして・・・」
しかし、ここで相当くどくど説教を受ける。
で、相手には
河童「多分全損だろうから、○○万ぐらいかかるけど、保険は?」
運「会社で入ってますので、、」
という言葉を信じて、名刺もらって別れたのですが、3日後ぐらいだったかな、会社に「検察」から電話が掛ってきました。
検「あなた、○○さんご存知ですか、最近事故で、、、」
河童「ああ、知ってます」
検「実は彼、行方不明に成っていまして、捜索願いが出てるんですよ」
河童「はい?」
さらに色々やり取りが有って、
検「・・・恐らく、業務中だから運送屋の方で賠償はすると思いますから、そちらの保険屋さんと相談して見てください」
河童「・・・・」
と言うわけで、こちらは好意で、バイクだけ弁償してもらえばいいよ、と譲歩したのだが失踪されてしまった。その彼も、相当追い詰められて働いていたのかなぁ・・・、怪我で済んだのだから、逃げなくても良さそうなものなのに・・・。
当然10対0で話が付いていたのに、保険屋同士の話になり、こちらは当初どおりの要求をしたが埒が明かず、挙句運送屋の社長いわく「あいつがおらんから、あんたの一方的な話だけで、そうですか、とは行かんのや。あんたも相当スピード出し取ったんだろ!」とね。
結局、3カ月ぐらい押し問答の末、こちらの保険屋は全く腰ぬけで結局7:3ぐらいの過失割合だったかな、バイクの修理代は35万ぐらいしか出ず、通院のお金と合わせても新車が買えない有様。
結局鬱憤ばらしもあって、この時発売されたFZR400Rの限定車を貯金崩して買ったのでした。
まぁ、今回の事故は今から考えれば、やはりリスクのある判断だったなぁと反省。「脇道のあるところではすり抜けはしてはいけない」という結論です。そこで突然、思い出したように急ハンドルを切るドライバーは居るはずです。(私も急に思い出して進路を変えたことが有りますw)。
そういうわけで、次回はアルミタンクとクロスミッションを装備したシングルシートのバイクとなります。
M田は、15年前に右(4輪)直(当方SDR)の事故経験あります。
やはり相手方は訳あり(免停中+車検切れ)の爺様でした。
相手方スーパー駐車場めがけて微速でヨロヨロと右折で車線塞いで停車。
当方、直進中で逃げ場無く直接接触だけは避けようとフルブレーキから
車体横倒しで人車別に転がってSDRが車前面に衝突。
M田は、ギリで車体接触回避で中度の全身打撲と擦過傷でした。
爺様、軽い認知症系なのか会話が全く咬みあわなくて大変でした。
親族の方達が、車体・装備・治療に掛った分を保障してくれました。
見舞金も少しですがありました。
爺様は、事故後すぐに施設に預けられたようです。
これから高齢ドライバー増えるとこのような事例も増えるのでしょうね。
コメントありがとうございます。
お互い、事故は当たり前ですが、厄介ですよね。右直事故は本当に命取りですからね。軽傷で何よりでした。
高齢ドライバーの件、その通りだと思います。ですから、街中も、峠の軽トラも、「だろう」運転は厳禁です。全く見えていないですから。何も無い道で左に寄ったら、それは「追い越してね」ではありません。「Uターンするべ」なのかも・・。で要注意。
あ、SDR乗りでもありましたか!。今エンジン修理中で去年の冬から寝たきりです。(はやく直さなくっちゃ)
私も一度NSRで巻き込まれて、身体は無傷だったのですが
バイクは見るも無残な姿になりました
NSRはバイク屋に取り上げられて、降りた保険金は何故かGB400の購入資金に・・・
今でもすり抜けはかなり神経をすり減らします
でもNUDAはすぐオーバーヒートを起こすので、止まっていられません~
前方の隙間、左右の車、後方の速いバイク・・・
ボケ防止になりますかね?
そちらも、その節は怪我なくて良かったですね!。
ところで、NUDAはオーバーヒートしますか?、ファンが回るという意味かな?。 こちらはまだ、経験していません。例の温度計のバーグラフが結構いいとこまでは行きましたが。
ボケ防止という点では、バイクは鉄板だと思いますよ、アドレナリンの分泌とバランス感覚は効果大だと思います、大体バイク乗りは若く見られるのはその証拠でしょう。
一度クーラントを入れ替えてもらいましたが、効果はありません
同じお店のもう一台も、似たような症状らしいです
夏が怖い・・・
うーん、実際警告灯まで行くんですか?。
しかし、よほど負荷掛けないとそうはならないはずですから、怪しいのは2点。
①エアポケットがあって、クーラントのエア抜きがうまく言っていない
(この場合は放っておくと、スポットオーバヒートになって、ヘッドにひずみが出たりしてまずいですが)
②温度センサーそのものか、基準が狂っているか。
あちらもんなので、②の線が疑わしいかなぁ。