本当はもっと早く書きたかった記事なんだけど、なにせヤボ用が多かったもので
ファンの人の中ではすでに静かに熱く語られている「歌鬼3~阿久悠×青春のハーモニー~」のホームページ
試聴盤を貰う代わりに感想をブログに書く(お題付き)という企画があり、対象ブログではなかった私は歯軋り千万
いち早く聞いたブロガーさんの感想を読みながら「私も早くCDを聞きた~い。試聴はいつからだ~」
って、試聴始まっていました http://music.news.livedoor.com/feature/gaki3/movie.html
それもただの試聴ではなく、レコーディング風景の動画付きです
おまけに、1曲が1分半近くと試聴にしては長い
どんだけ太っ腹やねんと感心しつつも、これだけでお腹いっぱいの人がいたらどうしよう
私は益々ヨダレがタラリ~ンコになりましたけどね。
(試聴だけでなく、グループごとへのインタビュー、メッセージも動画で見れますので、そちらもどうぞ)
日本を代表するアカペラグループによる、稀代の名作詞家「阿久悠」さんの詞を言葉の世界を際立てたアルバム
昭和の名曲ばかりで、1フレーズ、イントロを聴いただけで、当時の時代・臭い・思い出、色々の物が一挙に押し寄せてしまいそうなインパクトのある楽曲たち。
メロディーだけでなく、イントロ・間奏までうたってしまいそうな楽曲たちです。
華やかな音数に埋もれかけていた美しい言の葉の響き、抑揚。
インパクトの強い歌い手から解き放たれた歌は、スッピンの笑顔でその歌自身がもつ詩情を伝えてくれます。
これが、試聴全体を聞いた私の感想です
個別で云うと、私がスタレビとゴスペラーズのファンだからではなく、贔屓目ではなく、スタレビとゴスペラーズが群を抜いていたと思います
何がって、まずヴォーカル力が違う
要さん、村上君、黒ポンはピンが立っているというか、華がある
どんな分厚いコーラスにも負けない色がある、味がある
他のグループは、ややもするとコーラスにヴォーカルが埋没 コーラスとヴォーカルが張り合っているような気がしてならない。
比較的評判の良い「宇宙戦艦」も、迫力はあるけど、ちょっとウルサイかな。
そこへいくと、スタレビとゴスは、引き算・足し算・掛け算がとてもバランスよくて、コーラスのグルーブがとても心地よい
メロディーを歌われる合間に効果的に入るコーラスが小気味良く、耳に残る
しかし、他のグループが全然ダメというわけではなく、「青春時代」のように、どうしても元歌の歌い方を崩せないようなものを、世代が違う人が歌うことによって、まるっきり違ううたのように聞こえたりもした。
森田さんは、青春時代をかなり過ぎて回想しているかのような同窓会風だが、彼らは繊細に若々しく歌うことで「今まさに青春時代と別れを告げる」当事者のように聞かせてくれた。
カバーアルバムは時として、元歌より上手だろう的だったり、アレンジを飛躍的に変えたりとかあって、後味が悪いものもあるけど、この「歌鬼3」は参加しているグループ全てが、楽曲をリスペクトしているのがわかって私は好きだ
老若男女、たくさんの人に聞いてもらいたいアルバムです。
ファンじゃないから~なんて云わずに、どうか試聴だけでも、みなさん聞いてください
それで、一家に1枚このアルバムを置いてくれたら、私も嬉しいし、喜ぶ人がたっくさんおりまっするよ~