星くず日記

お気に入りの音楽のことや日々チョットしたことをまったーりと綴っていきます

9日間北海道の旅~その8

2010-09-02 14:09:28 | お出掛け
私の北海道旅行記もいよいよ後半も後半、8日目に突入です

みなさん、ゴールはもうすぐですから頑張って付いてきてくださいね

それでは、9日間北海道の旅、8日目は7月17日(土)です。


前日の夕方にsUnさんの実家に来た私達夫婦。

sUnさんは、しっかりとオフクロの味を堪能していました

母のスザンヌも、もう80才。元気そうに見えてもやっぱり老いて来ています。

白内障と緑内障を患っているので、目があまり見えません。

なので、「何、食べたい?」と訊かれたら、しっかり応えることにしています。

あまり手間がかかrないようなものをね


実はsUnさんの実家は、小さな町で商店をしていました。

酒・タバコ・食料品・荒物・文房具、それにプロパンガスとか諸々、よろず屋さんで、年中無休のようなものでした。

なので、sUnさんと兄のトニーは、小さな頃から自分で調理して食べていたのです

「おまえ、そんなもの好きだったのかい そんなものなら母ちゃん、なんぼでも作ってやるのに」そんなこと云われても、俺らの方が絶対上手に作れるし。。。とは、思っていても云えないセリフのようです。



散々色々な所で写真を撮ってきた私達夫婦ですが、sUnさんの家では特に出かける予定もなく、のんびりスザンヌの話し相手でもしようと思っていたわけです


ところが、17日の朝になってみんなで朝食を食べていると、「ねぇ~、どこ行く?」

どこ行く?っていわれてもね~考えていなかったし

確かに天気予報は大ハズレで、あさからピーカンですが

実は、今年の3月末を持って永らくご愛顧いただいた○○商店ではありますが、過疎の波には勝てず、店を閉めることになったのでした


みんなで揃ってご飯を食べるってこと自体したことがなかったのに、みんなでどこかへ行こうかって突然言われてもね。。。


年寄り(スザンヌ)と犬(ラム)を連れてのお出掛けって、ドコをリクエストしたらいいんでしょう????


取りあえず無難なところで「美味しいソフトクリームが食いてぇ~」

数年前に牧場の近くで食べたソフトクリームがなまら美味かったってのを思い出したのよ。


がしかし、そこは数年前になくなってしまったってことで、あえなく却下

ま、とりあえず行ってみるかって、超大胆なお兄様・トニーです。


sUnさんの実家は海沿いの日高です

海沿いの道を南下して、アポイ岳を目指します。

何でアポイ岳かって?? 私にもわかりましぇん



アポイ岳は、日高山脈の南端に位置し、標高810メートルの山です

高山植物の宝庫で有名な花の山で、人気があるんです。


810メートルときくと、ハイキング気分で登れそうな山でしょ。でも、そこは日高山脈。

ヒグマも出没しますし、ちゃんとした装備で入山しなきゃダメなんですよ



アポイ岳山荘より日高山脈を望む


アポイ岳登山道入り口




残念ながらココには美味しそうなソフトクリームには出会えず、さらに南下します

むかうは、突端「襟裳岬」

えりも岬に一度行かれた方はご存知でしょうけど、実はえりも岬って結構遠いんです

だから、私も今回で2度目です。


えりも岬へむかう国道336号線は、ずっと海沿いを走るので車さえ混んでいなければ快適なドライブコースです

ただし、追い越し禁止区間とかもあるので、車が繋がるとイライラ区間へ

普段交通量が多くないので、必要以上にイライラしてしまうみたいです。


R336に別れを告げ、えりも岬へ向かう道路を進みだすと・・・

どしたど~した さっきまでの快晴がウソのように視界が真っ白

そう、えりも岬は親潮と黒潮がここでぶつかり合うので、霧の名所でもあります。



えりも岬灯台


えりも岬


えりも岬


写真は霧であまりに真っ白だったので、ちょいと加工してみました。

日高山脈がそのまま海に突き出た格好のえりも岬。岩礁が数キロ続きます。遊歩道があるので、晴れていればずっと歩いて行けるのですよ

歩いてみたかったな~。


そして、ここには野生のアザラシも生息していて、数百頭もいるそうです

見たかったな~。


某歌い手さんの歌で有名な「襟裳岬」 えりもの春は何もない春ですぅ~~~

確かに、何もないんだけどさ、今はちょっとあるんだよ


襟裳岬 風の館 っていうだけど、展望台や体験コーナーとかがあるんだよ

何の体験かって??それは風の体験さ

襟裳は日本屈指の強風地帯でね、風体験コーナーでは風速25mの風を体験できるんですよ

体験したかったな~。なんで体験してこなかったかって。

「そったらもん、風に当たってどこが面白いんだ。冬にウチさ来てみれ。なんぼでもそん位の風なら吹くべや」」

お兄様、ごもっともでごじゃります。しかし、都会ではなかなか風速25mにはお目にかかれましぇン。そこで私も一つ「ウヮ~すごい風です。体ごと風に吹き飛ばされそうです。立っているのもツライです~」ってやってみたかった


いつもなら私と一緒に調子に乗るsUnさんが、いつの間にか私の側にいないし・・・冷たいヤツじゃ


霧で何も見えないし、それに寒いし 確か気温が16~18度位しかありませんでした。

一応参考までに、現在東京の気温は35度近くあるのですが、日本の最低気温1位は襟裳岬で21度です

私は暑くなると時々、最低気温ランキングをみます。襟裳が1位のことって多いんですよ


そんなブルブル震えながらも、本日のミッションに果敢にも挑む私達。

ミッションとは、そう「ソフトクリームを食う」


ハスカップソフトクリーム


私はソフトクリームは大好きだけど、あのコーンが苦手です。だからカップがあると必ずカップで戴きます。

ハスカップは北海道・勇払に自生していたもので、ブルーベリーによく似たものです。

あのホロ酸っぱさが大好きな私は、ハスカップソフトを注文。

しかし、出てきたのは普通のバニラアイスの上にハスカップソースがかかったものでした。おまけにこのソースがやけに多くて甘い


実はここで、ハスカップソフトの他にもメロンソフトとか、日高昆布ソフトなんちゅうのもあった

誰か、日高昆布ソフトに挑戦する者はいないかと思ったが勇気のあるチャレンジャーは一人もいなかった

だいたい、こういう時のノリで動くのは私か次男のジローと決っている。

ただ、ハスカップソフトを見て、日高昆布ソフトもバニラソフトの上に昆布茶の粉でも振りまいてるんじゃないかって。。。

ソフトを食べてたらオティッコに行きたくなったから、みんなでへ行き、オジサンオバサンオバーサンのドライブはまだまだ続きます。



これが皆さんご存知のブルーベリーです。これから色付くところです。


これがハスカップ

ブルーベリーの半分以下の大きさです。葉っぱの下側に1個づつで実ります。ハスカップ摘みは面白いですが、とても根気の要る作業です。


これがハスカップの木です。ここまで大きくなるのに10年近くかかっているそうです。


sUnさんの実家の畑の写真で説明させていただきました。


最近、北海道のスイーツでハスカップを扱っている物を多く見ます。

一昔前までは、三ツ星の「よいとまけ」だけだったのですが。

ハスカップにはビタミンC、鉄、カルシウムが豊富で、アイヌの人は「不老不死の実」として食べていたそうです。

目に良いというアントシアニンもブルーベリーの10倍もあるそうですよ


ハスカップゼリーやハスカップジュース、ハスカップジャムなどもありますので、どこかで見かけましたら是非手にとって5分ほど眺めてください。お買い求めいただけたらもっと嬉しいです


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2 コメント

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なまら (スーコ)
2010-09-02 23:11:55
いや~連夜おとずれました。
ホントはきっと今日も旅行記が更新されてるだろうけど、読むだけよと思っていたのだけど、
“なまら”に反応してしまった。
ほんとに北海道の人は「なまら」って言うんですね。
♪なまら・でら・めちゃ・ばり♪っていう歌、知らないですよね。
去年あたりはまっちゃって、一生懸命おぼえていた歌なんです。
北海道から沖縄までの“とても”が歌われています。
   なまら~かわいい北きつね♪ 北海道!
とはじまって
   でーじ 美しいサンゴ礁♪ 沖縄!
まで47都道府県すべての方言がはいってます。

わたしが育った所は
   いーら 高い鯉のぼり♪ 埼玉!
結婚当初の地は
   ばげーに 甘い干し柿♪ 福島
長女誕生の地は
   すっげー にぎわう湘南♪ 神奈川
転勤先の
   ぶち 便利な路面電車♪ 広島
自分の家を構えた
   べらぼーな 人口密度♪ 東京

てな訳で、今は東京人です。面白いでしょ。

北海道は2回行った事があるけど、もう20年以上まえのこと。
また、行きたいな~とホントに思わせてくれるブログです。
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スーコさんへ (snow)
2010-09-03 14:41:01
♪なまら・でら・めちゃ・ばり♪は知りませんでした。
NHKのシャキーンですか!?小さな子どもがいないので、すっかりご無沙汰の領域です。

「なまら」普通に使いますよ
でもね、私の記憶だと「なまら」が老若男女使うようになったのは、70年だからだったような。
ちょい不良の子たちが「なまら、まぶいんでないか」って使っていて、女の子はあまり「なまら」は使っていなかったような気がするのですよ。(とっても不確かな情報でした)

スーコさんも日本各地に住まわれたのですね。
私も主人の転勤でアチコチ。

そこで→岩手や宮城では、あの言葉を聞いたことがありません。
大阪では、めっちゃ・むっちゃ・めっさ・ごっつ・えらっを使っていましたよ。
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