高台寺を出て、お漬物を買って、清水さんを目指します。
高台寺と清水さんは、お隣さんって感じていたのですが、この日は歩いてもー歩いてもー小舟の夜~に~~じゃないわ
ものすっごい人波に押されて、なかなか思うように歩けません
真っ直ぐ清水さんに向かって歩いているはずなんですけど、何でこんなに蛇行するんかな~
清水坂では、盛んに夜間拝観のお知らせをしていましたが、そのアナウンスもザワザワした中では、途切れ途切れにしか聞こえません
うん、なんやって 5時半には出れってか出れない人は、今から入るなってことですか?
エーイ、知ってるわい ちゃっと行って、ちゃっと出てくるつもりだわい
マジで人波が「怖い」って感じでしたが、なんとか清水寺に到着 舞台に到着が、4時50分でした。(高台寺前の漬物屋さんからここまで約40分かかったのよ。寄り道なしで)
清水の舞台は、人で人でごった返していたので、ちゃっちゃと移動してみました。
京都の街並みと清水さんが一望できるここからの景色が、大好きなんですけど。。。
ホンノリと夕焼け色の染まるかと期待した空は、ただ単に薄墨色になるだけで残念
桜の開花も、5分咲きで、山がピンク色に染まっていなくて残念
すっごい沢山の人が来ていたな~と思った思い出写真しか残りませんでした
写真で改めて見ますと、本当、すごい人ですね。
お願い、身を乗り出さないでね まさか、本当に舞台から飛び降りるつもりはないでしょうけど、危ないですよ
清水の舞台を下から見上げて見ました。
13~4mで、4階建ての高さらしいのですが、もっと高く感じます
それにしても、木造で木を組み合わせただけの造りなのですが、頑丈だし美しいですね
5時半までにここを出なきゃ、そればっかり頭にありまして、ゆっくり見て回るどころではない私。
体は、ただ前のめりになって歩いているだけかもしれませんが、気持ちは駆け足、ダッシュしてたんですよ
桜は、いまいちパッとしなかったのですが、とっても美しい白いモクレンの木に遭遇しました
もうこのモクレンに出会えただけで、清水さんまで来た甲斐があったと思うほど、美しい美しい花でしたよ
薄暗くなりつつある時間帯だったのですが、ここだけ違う光が当たっている様でした。
モクレンの花を見ると、悲しい思い出が甦るから辛いという人がいます。モクレンだけじゃなく、〇〇〇と花とか山とか海とか、悲しい思い出が甦るものだけではなく、楽しい思い出が帰らない喪失を感じる人もいますよね。
でも、花も木も草も鳥も空も、人間のそんなことは知ったことない!って感じで、ただ粛々と咲いたり飛んだり。。。
そして或る日、私たちは何気なく「キレイ」って思える日がくるんですよね。
私の大好きな相田みつをさんの言葉に「花はただ咲いて ただ散っていくからいい」 そして「うつくしいものをうつくしいと思えるこころ」っていうのがあります。
ただ単に美しいものは美しいと思えた 表現する言葉は見つからなかったけど、真っ白いモクレンに感動したそれだけで充分ですよね
最近ね、何にでも理由をつけたくなるところがあって、そんな自分が嫌味に感じていたんですよ
今年は、モクレンの花をあまり見れなかったな~ と残念に思っていたら、最後の最後に素晴らしいモクレンに出会えました。
ヨッシャーーとガッツポーズが出てしまったのは、何故なんでしょうね~ 自分の事ですが、本当意味不明ですわ(トホホ)