曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

BS-TBS「Nのために」再放送最終回の流れ

2023-12-12 21:00:00 | テレビ・映画
事件当日(続き)

5時50分。西崎がようやくスカイローズガーデンに到着。エントランスで花屋を名乗り、中へ入る。

ラウンジで待てと野口に電話で言われた安藤に取引先から電話。その場でちょっと仕事の話をする。

西崎と安藤がエレベーターホールで鉢合わせ。西崎がバイトしてるのを信じない安藤。一緒にエレベーターに乗り込む。西崎の行き先が野口の住む48階と知り、ますます怪しむ。杉下の同級生も関わってる?何か企んでるでしょ。



3人が揃ったのは偶然だと言い張りつつ西崎は「縁があるというのかな。彼は杉下の罪の共有、究極の愛の相手だからな。なかなかいい奴だ」と言って48階で降りた。安藤は涙目をこすりながらラウンジへ。「そんなのは愛じゃない。ただの自己満足だ」

安藤は48階に降りて野口邸の外のドアチェーンを掛けた。杉下、本当に困ったら誰に助けを求める? 俺に電話をかけてこい。

5時55分、成瀬到着。エントランスで野口邸を呼び出してもらう。でも出ない。「花を持った人が来ませんでしたか?」花屋は5分前にここを通過したらしい。

一方野口邸。杉下が野口に土下座して、安藤の僻地行きキャンセルを懇願。しかし、野口は「苦労するだろうねえ」とか言って聞く耳を持たない。西崎さん、私もこの人を安藤から引き離したい。やはり警察沙汰にするしかない。



西崎が野口邸に突入。奈央子と抱き合う。しかし、連れ出そうとする西崎を逆に引っ張る奈央子。困惑する西崎。私じゃなくて希美ちゃんを連れ出して欲しい。奈央子は杉下と野口の関係を疑っていたのだ。

杉下は精一杯悪い顔をして言う。今、下に奈央子さんを連れ出そうとしている人が来てますよ。血相を変えて飛び出す野口。西崎を見つけ、お前のせいで奈央子は流産したんだと叫びながら殴る蹴るの暴行。特に蹴りが酷い。西崎は脱出しようとドアを開けようとする。しかし、外からチェーンが掛かっていた!



この間断続的にエントランスからの呼び出し音が鳴っている。が、野口邸内はそれどころではない。

野口は次に奈央子を責める。おまえが!裏切ったのか!と壁をドンドン叩き、首を締める。このままでは奈央子が殺されると思った西崎、何か武器をと燭台を見るが、火がついてて近寄れない。仕方なく長いナイフを手にして野口に向けた。

野口と西崎がナイフを奪い合う。勝った野口が西崎を刺そうとした瞬間、後ろから奈央子が「やめて!」と叫びながら燭台をの野口の頭に振り下ろした。倒れる野口。杉下が野口の出血している後頭部にタオルを当てがう。奈央子が杉下に「触らないで!」と命令。この人は私だけのもの。



さらに西崎に「あなたなら私とこの人を助けられると思ったから優しくしてあげたんじゃない!二人とも出てって!」と言い放った。

出て行けと言われた杉下、携帯電話で救急車を呼びながらドアを開けようとするが、外のチェーンがかかって開かない。愕然とする杉下。

動きが鈍くなった野口が「これで…全部消える…」と呟いたのを聞いて、奈央子がナイフで自分の脇腹を刺して崩れ落ちた。今度は西崎が奈央子を抱き寄せる。奈央子は「彼と一緒に…ここを出ていく…酷いことしてごめん…」と言って動かなくなった。

杉下が「私が野口さんにあんなことを言わなければ…」と泣きそうな声で呟く。

「酷いことしてごめん」が西崎の中で、折檻した後の母親のセリフと重なった。西崎が杉下に言う。

野口を殴ったのは俺だ。奈央子を刺した野口を俺が殺した(ということにしてくれ)。奈央子を人殺しにしたくない。俺は前にも母親を見殺しにした。その罪を償わずに生きてきて、どう現実に向き合えばいいか分からない。償い終わったら、今度こそお前たちと同じ現実を生きていく。



西崎は燭台の指紋を拭き取り、既に動かなくなっている野口にナイフを握らせた。

「そんな嘘つき通す自信ないよ」
「お前の究極の愛は罪の共有なんだろ? 愛はないかもしれないが、罪を共有してくれ」

成瀬はエントランスでずっと野口邸を呼び出してもらっていたのだが、ようやく繋がった。杉下の声が聞こえる。「助けて成瀬君!

異変を察知した成瀬、48階に上がって野口邸を探す。床に落ちていた杉下の携帯電話には安藤からのコールが来て振動していたが、杉下は気づかなかった。



成瀬が野口邸にたどり着いた。外側のドアチェーンが掛かっている。それを外して中へ入ると、惨劇の現場だった。

杉下「成瀬君ごめん…」
成瀬「どうした?なんがあった?」
西崎「作戦は失敗だ。警察に通報してくれ。作戦のことは警察には黙っておこう。全部俺がやった」



成瀬は自分がなぜここにいるのかを悟る。4年前(放火事件)、杉下は何も言わずに俺を庇ってくれた。今度は俺の番だ。

「大丈夫。全部偶然だって言えばいい。杉下と俺はなんも知らんかった。今日会ったのも偶然。それでいいね?」

その通りだという顔で頷く西崎。「杉下を守ってやってくれ

杉下が電話に出ないので安藤が降りてきた。野口邸前に来た。外のドアチェーンが外れている。中に入れまいとする杉下を押しのけて中へ。倒れずに残っていた燭台に火がついているのをチラ見。床には野口夫妻の遺体が。何があった?

西崎「逃げられなかった」
安藤「俺のせいだ…



やがて警察官が大勢入ってきた。西崎が「俺がやりました」と言っている。杉下が小声で成瀬に「ドアチェーンが掛かっていたことは警察に言わんで」と頼む。成瀬はそっと杉下と手を繋ぐ。でも手はすぐ離し、部屋を出ていく安藤を二人で見送る。

事件当日はここまで。

杉下の述懐。あの日、伝えられなかった想い、すれ違った願いに、答えを出そうとは思わない。けれど、10年という歳月が答えを導き出そうとしていた。それぞれが心の底に閉じ込めて、誰にも知られないまま終わるはずだった…その…答えを…。

2014年

高野の妻・夏恵が保護された。高野に優しい言葉をかけられて泣く。泣き声が出る。多分失声症が治った。

高野が杉下に謝罪。もう追いかけんよ。お詫びに母の居場所を教える。

安藤が成瀬を呼び出す。実はちゃんと会って話すのは初めてである(のはず)。
「君から何も聞けなかったら事件のことは吹っ切るつもりだ」
しかし、やはり成瀬は真相については何も語らず。
「あの日、杉下が考えていたのは安藤さんのことだったと思います。安藤さんを守ろうとしていました」
「杉下はいつも心の中で誰かを支えにしていたよ。それは君だろ?」
「杉下のそばにあなたがいてくれてよかった」

杉下が高松市の母と再会。かつての非道を詫びられる。ママ、希美ちゃんに酷いことしたね。杉下は母に病気のことを打ち明ける。

野バラの爺さんと西崎の会話。
「いつだったかなあ。西崎君と安藤君と希美ちゃんが、この野ばら荘を守ってくれたことがあった…あれ?西崎君ひとりでやってくれたんだっけ?」
「間違ってないよ。3人でやったんだ」
「二人が友達でよかったね」

空港から杉下が安藤に電話。
「今、思ったとおりに生きてる? こうなりたいって思ったとおりに生きてる?」
「生きてる!完璧じゃないけど悪くない」
「私も、これからかな」

結局、杉下は青景島に行く。実家の近くに引っ越すことにしたらしい。店の準備中の成瀬と会う。手には「3月8日にオープンしました。N」と裏に書かれた船のチケットがあった。
「何食べたい?」
「おいしいもの」
海が見える展望台?で、成瀬が杉下の手を取って抱き寄せる。



・・・・・

流れをほとんど全部トレースしてしまった。長くなったので感想やら考察は別の記事で。

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極私的FFXIVジョブ観・占星術師編

2023-12-09 00:03:00 | デジタル関係
極私的ジョブ観・占星術師編。

占星は紆余曲折あった。賢者が追加される前、占星はピュアヒーラーとバリアヒーラーを任意に切り替えられるスイッチヒーラーだった。8人PTでヒーラー枠二人の場合、相方のヒーラーが白ならノクターナルセクトでバリア型に、学者ならダイアーナルセクトでピュア型にセットする習わしだった。僕が占星を上げてたのはその頃で、完全ピュアになってからの占星は、ほとんど弄っていない。

占星術師の占星術師たる所以は、カード配りにある。ランダムで6種類のカードを引き、PTメンに投げる。通常の回復業務をしながらこれをやるので忙しい。回復スキルも効果が複雑なものが多く、操作難易度は高いと思われる。

それに加えて攻撃力の無さ。ディープダンジョンのソロ200階踏破という超難易度のアチーブメントがあるのだが、占星だけがかなり長い間誰も達成できなかったらしい。スキル時のモーションやエフェクトが綺麗なので、好きな人は好きだけど、占星がメインですという人は少ないと思う。

僕も「占星出すなら白のほうがまだマシ、でも安心なのは慣れてる賢者」って感じだった。のだが、今回の企画でかなり見方が変わりました。やった甲斐があったというもの。

では、占星術師の難解なスキルを見ていこう。実際に動かしてみての検証に、かなり時間がかかったよ。

■仕様が複雑な詠唱なし範囲回復あるいはバリア

運命の輪:30m範囲内に被ダメ10%軽減バリア。さらに8m以内に継続回復総計500を付与。占星本人が動くと効果範囲が解除される。範囲解除後または範囲から出た後でもバリアとHoTは維持。

アーサリースター:地面設置型。10秒以内にステラデトネーションを発動(もう一回押す)すると20m範囲の敵に威力205攻撃、味方に540回復。10秒過ぎてからステラデトネーション発動だと範囲内の敵に威力310攻撃、味方に720回復。要は10秒待ってからだと効果がアップする範囲回復&攻撃。使用タイミングが難しいが、リキャスト60秒はこの手のスキルとしては長くないため、意外に頻繁に使える。あと、半透明のプラネタリウムみたいなエフェクトが美しい。

ホロスコープ:10秒以内の任意のタイミングでもう一回押すと範囲内200回復。その10秒以内にヘリオスかアスペクトヘリオスを使ってると、もう一度押した時に範囲内400回復。範囲回復魔法を使う前に、「今回は追い回復するか」と考えてこれを発動しておくって感じ? リキャスト60秒。

ニュートラルセクト:まず自分に回復魔法効果20%アップのバフを20秒付ける。その間、誰かにアスペクトベネフィクをかけると、その人に回復625分のバリア付与。範囲回復のアスペクトヘリオスを使うと、みんなに回復375分のバリア。効果時間内なら何度でもアスペクト&バリアのかけ直しができる。リキャスト120秒。

マクロコスモス:範囲内の敵に威力250の攻撃。範囲内の味方が15秒以内に受けたダメージの50%分+200をそれぞれ回復。15秒過ぎたら自動回復するが、その前に押して回復も可能。リキャスト180秒。高難易度で占星術師が人気の理由が多分これ。どんなに数字の大きいダメージを喰らっても、半分以上戻せるのは強い。


ホロスコープ。微妙な使い勝手だが無詠唱なのは良い

■単体バリア

星天交差:200回復して200回復分のダメージ吸収バリア。リキャスト30秒で2スタック。使いやすい。白のディヴァインベニゾンに似てるが、あっちは500分のバリアのみ。

エクザルテーション:8秒間、対象の被ダメ10%軽減バリア。効果時間終了時に500回復。リキャスト60秒。タンクへの強攻撃用か。

ここまでのスキルは全て詠唱なし。


エクザルテーション。タンクへの強攻撃用

■回復

ディグニティ:回復400〜900で可変。対象のHPが少ないほど多く回復する。詠唱なし。リキャスト40秒だが2スタック可。便利。

ベネフィク:単体500回復。詠唱1.5秒。白のケアルに相当する。15%の確率で次のベネフィラが必ずクリティカルヒットするバフがつくが、ほぼどうでも良い。

ベネフィラ:単体800回復。詠唱1.5秒。白のケアルラに相当。ベネフィク・ベネフィラはリキャスト2.5秒、つまりGCDで回るので、事実上リキャ無し。普通に好きな時に使う。詠唱なしのスキルがどれもリキャ戻ってない時とか。

アスペクト・ベネフィク:単体に継続回復。総計1500かな。詠唱なし。白のリジェネに相当する。

アスペクト・ヘリオス:範囲内の仲間に継続回復総計1000かな。白のメディカラに相当する。メディカラは多用すると批判されるが、これはセーフな気がする。他ジョブはこのスキル名と効果を覚えてないから。

星天対抗:範囲内の味方に回復200+継続回復総計500。詠唱なし。リキャスト60秒。普通に便利。


星天対抗。不意の一撃に対応可

■カードについて

占星の個性というか特徴。カードを引いて、そのスキルを使える。カードは2系統ある。

ドローで引くカードは対象の与ダメアップ3または6%アップ。カードの縁が青だと近接ジョブ用で、赤いと遠隔ジョブ用。適したメンバーに投げると6%アップで、違ったら3%アップ。

カードには太陽、月、星のマークがついており、3枚引いたところでアストロダインというスキルを使える。3つのマークが1種(全部同じ)だと自身のMP回復。2種だと自分のオートアタック間隔と詠唱時間、リキャストタイムを10%減。3種揃うと自分の与ダメと回復スキルの効果が5%上昇。効果時間はどれも15秒。

マイナーアルカナで引くカードは範囲攻撃250のクラウンロードと、範囲回復400のクラウンレディ。クラウンロードの威力は大したことないが、占星の乏しい攻撃スキルの中ではマシなほう。二体目以降の減衰がないので強く見える。クラウンレディはピンチの時に引けば有用だが、全員満タンの時は使い道がない。そういう時のためにアルカナ破棄というスキルもあるのだが、使用しても捨ててもリキャスト同じ60秒なので、オーバーヒールでも使った方がよさそう。クラウンロードは巻き込みたくない敵がいる場合に捨てる手もあるか。


ドロー。カードを引く。投げるのはプレイ

■攻撃スキル

フォールマレフィク:威力250で詠唱1.5秒。どのヒーラーも持ってる詠唱ありの主力普通攻撃魔法。

コンバガ:継続ダメージ総計550。これもヒラはみんな持ってるDoT魔法。

グラビラ:対象の周辺範囲に威力130の魔法。敵周囲に範囲攻撃はヒラではあまりないかも。賢者のトキシコンだけか? あれは弾数制限があるので、リキャストがないこっちのが使い勝手は良いかも。


コンバガ。優雅なモーションから放たれる平凡なDoT

■その他

ライトスピード:15秒間魔法の詠唱時間を2.5秒短縮する。リキャスト90秒。魔法がほぼ無詠唱になるため、大ピンチでヘリオスを連打する時とかに使う…かな? まあ、強力なスキルです。

シナストリー:自分または誰かを回復したら、シナストリーの対象者も40%回復を貰えるというスキル。範囲を踏みそうなDPSを指定しておいて、タンクを回復ついでに自動でそっちも、みたいな感じ? 僕の場合は自分を対象にしそう。


ライトスピード。占星術師がこれ使ったらちょっとピンチだと察せよ

■まとめ

今までは検証してから書いてたんだけど、今回は難解なスキルが多くてそうもいかなかった。なかなか把握できなかったので、まずスキルの説明を書いて、書きながら覚えたり考えたりして、その考えをまた実戦で試すということをやった。結果、ほぼ全てのスキルを書き出すという長い記事になってしまった。

そうやってなんとか理解してみると、占星術師結構いいんじゃないかと思えてきた。無制限にHoTを打てるのにバリアが結構豊富。無詠唱スキルが多いし、ライトスピードもあるしで、走りながら回復できる。本命が賢者なのは変わらんが、これ、下手すると白より良くね?

普段はコンテンツサポーター(NPCパーティー)で90ID行って検証するのだが、分かりかけてきた占星術師の高性能を試したくて、タレイアに行ってしまった。CFの野良パーティーに占星術師で参加するなんて、昔のメインルレ以来だ。相方は賢者だった。バリアは賢者に任せるべきなのだが、ニュートラルセクトを試したくて、行けるときはバリア張ってました。使うと思って一等地に移動させたアーサリースターは意外に使わなかった。アラレイドは24人用だけにステージが広く、移動が多いので、設置型の範囲回復は向かないわ。

ヒーラーとしては意外に使いやすいけど、カードがなあ、と思ってたけど、推しのDPSに贔屓してカード投げたり、感じの悪いDPSには投げなかったり、DPSのヘイト順の争いを少しコントロールできるのは面白いかも。ていうか、そういう風に考えないとやってられんわ。カードめんどくさいもん。


ニュートラルセクト。効果時間が分かりやすいのも良い(星が自分の周りを回る)


マクロコスモス。割合で回復するのは強いよ


星天交差。使いやすくてエフェクトも綺麗とか最高かよ



アスペクト・ベネフィク。リジェネマンなので一番使うかも


フォールマレフィク。宇宙エネルギーを少し集めて敵の上から降らせる(推測)


グラビラ。ふわっと宙に浮かんでそっと放つ重力爆弾


マイナーアルカナ。名前はマイナーだけど状況にあったのが引ければメジャーな効果が


ミクロコスモス。マクロコスモスの第2段階。倍返しならぬ1/2返しだ


ディグニティ。基本まずこれを打つ


運命の輪。使用中はこの姿勢で静止


アーサリースター。FFXIVの全てのスキルで最も美しい技かもしれない


僕は通常、ジョブ専用HUDはシンプルモードにしてるのだが、占星だけはノーマルで使っている。シンプルだとカードの枠の色が見にくいから。


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BS-TBS「Nのために」再放送第9話の感想

2023-12-05 08:15:00 | テレビ・映画
ついに事件当日の幕が開く第9話。

2014年

高野夏恵の手紙で料亭さざなみ放火事件の真相が判明。犯人は成瀬の父・周平だった。夏恵は周平の犯行を隠すために証拠を隠滅していた。それを言えないでいるうちに失声症になってしまった。

これで高野の成瀬への疑いが晴れ、杉下が成瀬を庇って嘘をついたことも確認。口の動きだけで分からなかった杉下の言葉は「成瀬君なら何だってできるよ」だった。

西崎が色々画策。安藤を呼び出して吊り橋理論を説き、成瀬に杉下の病気を知らせ(たという描写はないが、後の話から推測)、実家の父に会って謝罪。

成瀬が杉下を訪ねる。放火事件で庇ってくれてありがとう。犯人はもうこの世の人ではない。島に戻って新しいレストランをやる。一緒に来ないかと誘う。「ただ、一緒におらん?」




2004年

安藤は杉下が野口の参謀になっていると推測。だって杉下みたいな手で反撃してくるから。いや、そんなことないよと慌てて否定。

安藤が偶然を装って?杉下を同期入社の忘年会に誘う。杉下は「安藤の彼女さん」と呼ばれてしまう。

宅配用の真空パック制作中の成瀬に広田氏が言う。安藤が杉下に「当日プロポーズするらしいから、雰囲気考えてあげてね」 だが杉下が成瀬の同級生の彼女だと知ると、先にプロポーズしちゃえと煽る。「適当なこと言わないでくださいよ」と苦笑する成瀬。

シャルティエ広田で成瀬と杉下がN作戦2変更の打ち合わせ。5時、杉下が野口邸(スカイローズガーデンというタワマン)に到着。将棋で野口を書斎に引き留め。5時半、花屋のフリして西崎が野口邸に花を届け、奈央子を連れ出してDVハウスに匿う。6時、成瀬到着。パーティーどころではないはずだが、杉下と成瀬でなんとかする。

西崎さんが、もう一度成瀬君と打ち合わせしたいって言ってるんだけど。成瀬の脳裏に安藤プロポーズの件がよぎり、追加の打ち合わせを辞退。

事件当日(2004年12月24日)

予定通り5時に杉下到着。パーティーの準備は奈央子に任せて、書斎で野口と将棋の相談。野口不利で止めた状況から逆転する策を考えるのだ。しかし、盤面は杉下が初めて安藤に負けたときのと同じだった。「これは…厳しいですね…」 杉下はこの局面から勝つ手を成瀬から教わっているが、悩むふりをして時間稼ぎ。

野口の携帯に安藤から電話。早く着けそうです。いや、仕事が一本入ってるから上のラウンジで待っててくれ。

手を考えておいて、下で待ってる、という野口。今書斎から出したらまずい。やむを得ず、成瀬から教わった逆転の秘策をゆっくり教えていく。にんまりする野口。「これで安藤君の僻地行きは決まったな」

負けたら安藤が電気も水道もない国に赴任させられると知った杉下。こんなことで安藤の将来をダメにされるなんて。野口はそれも経験だと言うが、おそらく台頭してきた若いライバルを蹴落とす策だ。

5時半。西崎が来ない。花屋が混んでいてラッピングの待ちに行列ができている。焦る西崎。

成瀬は憂い顔で店の車を運転中。野口邸に向かっている。道路はやや渋滞気味。

杉下も焦っている。どうしたら安藤を守れる? 遅れている西崎が来るまで、野口さんを書斎に釘付けにしておくにはどうしたら? 杉下は西崎が言っていた「野口を止めるには警察沙汰にするのが手っ取り早い」を思い出した。

次回予告的なフラッシュ。杉下が泣きそうな声で呼ぶ。「助けて成瀬君…!」

・・・・・

2014年の成瀬が言う瀬戸内弁?の「ただ、一緒におらん?」が、当時婦女子の感涙を誘った。窪田正孝のイントネーションが微妙で、質問なのかなんなのか分かりにくいのだが、表情と目の動きで、ただただ優しいのだと伝わる。不思議な俳優だ。

既成事実を積み上げてなんとかしようとする安藤が切ない。指輪まで用意している。でも安藤も好かれてはいるんだよな。杉下は捨て身の策で安藤を守ろうとしてるんだから。友人としては大切に思われている。

成瀬も交えて仕上げの作戦会議をしていれば。花屋が混んでるかもしれないとか、意見が出たかもしれない。深読みしすぎだが。

シャルティエ広田氏が余計な情報を成瀬に吹き込まなければ会議辞退はなかったかもしれない。たらればを多数見つけることができる作品である。


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クラウドデータセンター公開負荷テストの話

2023-12-02 10:54:00 | デジタル関係
FFXIVでクラウドDCの公開負荷テストというものが行われた。将来に向けての技術的な検証らしい。期間は11月21日から1週間で、北米のクラウドサーバーにキャラクターを自由に作って自由に遊べる。キャラクターは、「漆黒のヴィランズ」までのメインクエストを全部終わった状態から始まり、ジョブのレベルは80。そして5000万ギルを最初から付与。

キャラクターは期間が終わったら削除されるので、僕はこれは暁月のメインクエストをやりながら5000万ギル使い切れってことだな、と解釈した。

初日、帰宅後早速開始。速報などで見ていたので知っていたが、ログイン待ちが1500人以上いて30分以上待たされた。キャラはサブとしてもまず使わないハイランダー女子にしてみた。大柄でマッチョだが、ケモミミやしっぽがない普通の人間である。

インしたら漆黒の冒険録とジョブの冒険録がみっしりカバンに入っていた。漆黒の冒険録を使用。キャラクターデータの書き換えで強制ログアウト。またログイン待ち、インしたら戦士の冒険録使用。強制ログアウト。ジョブのレベル80までジャンプをやるたびにログイン待ちか。きついな。

メイン子、サブ子の活動もあるので、初日は戦士、ガンブレイカー、白魔道士の冒険録を使用し、操作の設定を少ししただけで終わった。

サブキャラクターを多数抱える僕だが、初期状態からの設定は面倒に感じる。そのまま残るキャラならともかく、1週間で消えるキャラなので、なんでこんな手間をかけなきゃならないんだ、俺は何をしているのだ、と思った。

翌日だったかな? コスタデルソルでみんなで花火を打ち上げる負荷テストの案内が来た。それがクラウドテスト1だという。僕が作ったキャラはテスト2だった。そういうのは端っこでも参加したいタチなので、1にキャラを作った。今度はルガディン女子にした。女子ばっかりだな。

肌の色を間違えたかも。ルガメスむずいわ。

ほとぼりが冷めて?ログイン待ちはなくなったが、初期の解放作業は大変。ミラプリって使えるんだっけ? 調べたらクラフター15からだというので裁縫を15まで上げてホライズンに受けに行った(注)。だが、ミラージュプリズム(武具投影の媒介アイテム)はどうすんだ? 作れるようになるのは30くらいだっけ? 材料もギャザラー30くらいないとだめだよな? マーケットボードには何も売られていない。ミラージュプリズムは、いつもならグランドカンパニー(各国軍)の軍票で手に入れているのだが、階級が二等兵だ。軍票もないけど階級が低くてミラージュプリズムをもらえる段階にない。階級を上げるのはかなり時間がかかる。レベル80であろうとも。

注:ミラプリ解放クエストはクラフター15が必要と思っていたが、冒険録のおかげで解放されていた。

だめだ。ミラプリ無理。やむを得ず、冒険録でもらったクリプトラーカー装備で走り回る。漆黒時代の最終装備で大変優秀なのだが、若干汚れてて雰囲気がダークなので好きじゃない。

そのうち、マケボでミラージュプリズムが売られ出した。作れるようになった人がいるのか。1つ20万ギル以上する。が、金は使い切れないほどある。5個ほど買った。だが、今度は投影すべきおしゃれ装備がない。マケボに何も売ってない。NPCの店売りはほとんど戦闘用、実用的なのしかない。

どうしよう。何しよう。金があっても手に入らないものが、この世界にはある。

結局、NPCの希物商が売ってる2500万ギルのマウント、黄金の水蛇を買って、少し乗り回した。普段は絶対に買わないからね。キャラクターはエレゼン女子に変更した。本アカ?で買った蒼天のデジタルアップグレードでもらえる幻想薬が、クラウドの僕のキャラにも配られていたのだ。

これはこれで高価な水蛇様ゴールドバージョン。でもノーマルも似た色なので新鮮さに欠ける。


いや、大金を使うのって難しいわ。自分、金持ちに向いてない。

ちなみに、花火の負荷テストは残業で遅くなったので参加できず。

そんな風に、いまいち楽しめないまま、楽しみ方が分からないまま迎えた土曜日。iPadの「写真」を見てて閃いた。

その写真は、アウラ女子の占星術師の絵柄のFFXIVのバナー広告だった。かわいいなと思ってスクショを取っておいたのだ。いつかこういうキャラを作ってみたいかも、とか思っていたのだが、違うキャラばかり作って今に至る。


これはスクショです。押してもそっちへ飛んだりしません。

よし、これ再現するぞ。

バナーを見ながらアウラレン女子を作成。羽角と呼ばれる顔タイプ2である。バナーのキャラのお胸が、スリムなアウラ女子にしては立派なので、普段はデフォルトの50にしておくのだが、胸囲100にしてみた。当然ジョブ冒険録は占星術師を使用。バナーで着ている装備は占星AF60だ。AF再取得の遺失物管理人のところに行く。

なぜかソーサラーのAF60はなかった。なぜ!!

AF60はジョブクエストでもらえるのだが、捨てたりした場合はセントリオ記章と交換らしい。セントリオ記章は蒼天のモブハントで手に入る。蒼天のモブハントの解放条件は新生エリアのモブハント開放だ。新生エリアのモブハント解放条件はグランドカンパニーの階級を「~士」にすることだ。二等兵から少尉まで一日で上げるのは無理だ。モブハントは1日3枚計15件しか受けられない。今日入れても3日分の記章では微妙に足りない。今日上げるしか方法がない。

がっかりして昼寝した(リアル)。起きてから、やれるだけやってみるか、と思った。せっかく見つけた目的だし。

まずは不滅隊の討伐手帳ランク1クリア。レベルだけは80だから楽勝である。が、同じことを考えている人が他にもいて、討伐対象が取り合いになることもあった。ランク1が終わったら失速。ランク2は伍長にならないと受けられない。

グラカンリーヴ開始。早く終わるやつだけ。指名手配犯を殺すやつは開始2秒で終わるからいい。だがリーヴは数に限りがある。リーヴ権使い切って終了。

FATEに切り替え。ジョブは戦闘力を考えてガンブレイカーにしてある。無邪気にレイクランドでやったら軍票が入らなかった。そりゃそうだ。ここは別の惑星で、不滅隊関係ないもん。

我々光の戦士はレベル50、60、70、80の区切りで急激に強くなる。ので、レベルシンクして51くらいに調整されるFATEだと敵が46~49くらいで楽。北ザナラーンと南ザナラーンのそういうFATEを鬼のようにやった。少闘士まで軍票15000くらい必要なところ、FATEは1回で280くらい。気が遠くなる話だ。しかしそれを1日でやらねばならないのだ。

南ザナラーンのFATEでは、ララフェルの機工士と一緒になることが多かった。二人でやった方が当然早い。協力したり、時には争うようにFATEからFATEへ狂ったように渡り歩いた。おかげで思いがけず早めに伍長に昇格。グラカン討伐手帳ランク2受注。これで1階級上がり、希少品納品可能になるかと思いきや、ゼーメル要塞攻略の命令が。冒険録ではクリア扱いだがやってない(初見)扱いなのだった。急いでクリア。と思ったら今度はオーラムヴェイル攻略の指令が。早くしないと。もう23時になっちゃう。

オーラムヴェイル後、ようやく希少品納品可能に。メイン子やサブ子は普段これで軍票を稼いでおり、当たり前にやってることである。当たり前のことができる有り難さを噛みしめながら得意の教皇庁を2周して宝箱の物を突っ込んだ。さらに、ガンブレのクリプトラーカー装備を脱いで納品。ナイトの冒険録を使って、出てきたタンク装備をガンブレにも適用。これでようやく少闘士になった。

急いでイシュガルドへ。忘れられた騎士亭のマスターがつれないことを言う。仲間にしか装備はやれん。宿のカウンターとモブハンの掲示板を何度も往復し、イデルシャイアで某氏に会い、また宿に戻ってようやくリスキーモブまでの全モブハンを解放。そして全部受注。

受注してしまえば討伐は日をまたいでも大丈夫だ。と分かっているが、勢いで全部倒した。リスキーモブも倒した。それでもセントリオ記章の数はぎりぎりだ。とりあえず撮影に必要なAF60の胴と頭を交換。日付が変わって日曜日。すぐモブハン。これで腕装備も交換。

バナーでは背景が街の夜景に見える。エオルゼア時間の夜を待つのも、夜の間に撮影を終えなきゃと焦るのもいやなので、常に夜景の見えるアーモロートに行った。期待してたより空が明るく、ちょっとイメージが違うが仕方ない。バナーのような近代的な夜景が見える場所なんてすぐ思いつかない。

で撮ったのが以下の写真。帽子のつばの角度がバナーの通りにならず、背景の夜景は全然違うが、かわいさは同等かそれ以上じゃないかと。羽角ちゃんはヴェールで顔の下半分を隠す装備が似合うわ。



・・・・・・



前から見ると、こうです。

グラカンの階級上げは副産物をもたらした。軍票でミラージュプリズムをもらい放題になったのだ。ていうか、メイン子・サブ子はいつもこうやってミラージュプリズムを補充している。羽角ちゃんももらえるようになったので、また教皇庁を少し周回してミラプリを数十個ゲット。自分が使う分を残してマケボに出した。それが飛ぶように売れ、あっという間に1200万稼いだ。

日曜日は21時から仕上げの負荷テストとかで、できるだけたくさんログインしてくれとスクエニから言われていた。みんなでやることは決まっておらず、30分間とにかくインしていてくれと。僕は羽角ちゃんで40分前からイン。5000万のマウントを買っても1200万あるから平気だ。アヴェンジャーのゴールド仕様を買ってフィニッシュしようと思いながら風呂入って、5分前にモードゥナに行ってみたらエーテライト広場に黄金の御輿タワーができていた。


テレポ直後。つまり内側にいる。

そういうことか・・・(どういうことや)

いつだったかのパッチで、NPCショップで5000万ギルの最高額商品としてナマズオの御輿黄金仕様や帝国軍のゴリラ型兵器アヴェンジャーの黄金仕様が売られるようになっていた。それのゴールド御輿をみんなで買ってタワーを作っていたのだった。

これは参加した方がいいな。アヴェンジャーじゃなく御輿買うか。

というわけで御輿を買ってタワー中腹あたりの隙間にセット。

21時になると、どんどん御輿が増えてきて表示限界を超え、角度によっては透明になったりした。「吉田見てるか」「これが黄金のミコシーだ」「MMOやってる感がすごい」などとシャウトが流れ、ああ、なんか久々にみんなでなんかやってるのに参加してるわーという高揚感を味わった。世界一のMMORPGの、そこそこ歴史的な瞬間、イベントに参加している高揚感。


隙間に入ったつもりだが、表示されてないだけかもしれん。

これでも全部表示されてるか分からない。人多すぎてモードゥナは入場制限がかかった。


残らないキャラだから名前隠さなくていいよね?

30分が過ぎても御輿の数はそれほど減らなかった。そのうちモードゥナ市内から始まる護衛FATEが発生。数百人分の黄金御輿が隊列を組んで護衛対象とともに行進した。それが終わって戻ってきたら、エーテライト広場でシャンシャン祭り。ナマズオ御輿は接地しているときわっしょいわっしょいのアクションがで着るのだ。それをみんなでやった。

地上に降りてシャンシャンしまくり。マウント代だけで総額1兆ギル以上という話も。


FATEでできた黄金の隊列。これでもかなり表示されてない感じ。

まだ残っている御輿もいるので名残惜しいが、メイン子サブ子も少しは動かさないと。ログアウトしてそっちのいつものキャラにチェンジ。

月曜日、特にすることがない。アジムステップやコルシア島でちょっとグルポ撮って終了。さようなら、羽角ちゃん。

といいつつ、火曜日の夜、クラウドサーバーを選択できるようになっていたので押してみた。しばらく待たされた後、接続できない旨のエラーメッセージが表示された。

集合体を先に見てしまうと、意外にキンキラキンではない単体のオオナマキン御輿。

こんなことは滅多にないのでメイン子のコピーロボットを作ってアヴェンジャー黄金仕様に乗ってみた。



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iPhone 14 ProでHipstamatic 〜 PILSEN HIPSTAPAKの巻

2023-12-01 08:43:00 | カメラ
12月に入ってしまったが、11月の配信ギア「Pilsen」のレビュー。



公式のコメントに、Scotty PレンズはScottシリーズの最新作、みたいなことが書いてある。そんなシリーズあったか?

と振り返ってみると、Scott Sというレンズがあった。赤外線フィルターを使った白黒写真のような、青空が黒く落ちる絵が撮れるレンズだった。

Scotty Pは、青がかなり暗くなる。青被りではない。あとコントラスト増によって薄めの色が少し薄くなる。


Thaliaフィルムは、周辺光量やや低下。うすーく黄色被りかな。縁無し。

で、この二つを組み合わせるとなかなか良い。パックのテーマ地はシカゴで、公式の作例は晩秋のシカゴっぽいのだが、一番いい時のヒプスタっぽい空気感がある。それでいて、かつてのようなレトロ感はなく、最新のシャープな絵でもある。撮るiPhoneも進化してるしね。

最近では珍しく、2ヶ月連続で一軍入り確定の大型新人である。作例は全てPILSENパックの組み合わせ。















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