曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

Ingress ガーディアン・オニキスメダルへの長い道

2018-01-17 19:43:36 | デジタル関係
以前、Ingressのガーディアン金メダルを獲るまでの経緯を記事にしたことがある。あれからも細々とIngressを続けていたのだが、ついに先日ガーディアン・オニキス(黒)メダルをゲットした。



ガーディアンのメダルは、自分でキャプチャーした自分名義のポータル(ポケGOでいうポケストップ/ジム)を一定期間保持するともらえる。金は20日。それだけの期間、敵の攻撃を受けないことは奇跡みたいなものだった。Ingressは落とすと決めたら落とせる攻撃側圧倒的有利のゲームであり、攻撃を受けたらほぼ終了である。そして、20日間も攻撃されないなんてことは、まずない。

だが、今回ゲットした黒メダルはメダルの色では最上位。な、なんと150日である。連続150日間落とされないなんてことがあるだろうか。

事の発端は2016年の夏にまで遡る。夏休みで北海道の田舎に帰省した僕は、近所の公園のポータルをいくつかキャプチャーした。実家は普通の住宅街にあり、基本的に緑の勢力圏内にあるため、いつ行っても周りは緑で攻撃対象には困らなかった。

帰京後、それらのポータルは一つを残して地元の緑エージェントによってキャプチャーされた。何故か残った一つは、いつまで経っても攻撃されなかった。地元といっても緑エージェントたちは完全な地元ではなく、ミッションメダルなどから推測するに、ちょっと離れたところに住んでいるらしかったので、意外に来にくい場所なのかもしれなかった。地形的にはまったく防御向きなポータルではないのだが。

それからは、ひょっとして、と期待しながら毎日水やり(リチャージ。ポータルキーを介して遠隔でエネルギーを補充)していた。攻撃ログがないので、これはそういうポータルなのかと安心しきった88日め、公園ポータルの名義が地元緑エージェントの名前になっていた。

もう呆然自失である。3ヶ月も毎日水やりし続けた俺の努力は一体。水やりのためだけに毎日夕方Ingressを起動してきたのに。

恐らく、緑の地元エージェントたちは、僕がキャプチャーした日を覚えていて、僕のガーディアン・プラチナ(90日)獲得を阻止するという嫌がらせをしたのだろう。寸前で阻止するために、わざと攻撃せず無駄な水やりをさせたのだ。

まったく、このゲームをやってると、人間のいろんな醜さを目の当たりにするなあ。

これが、2016年夏から秋にかけての話。

次に話は2017年のゴールデンウィークに飛ぶ。

僕は家族で三重県を旅行していた。志摩スペイン村に行った帰りのこと。松阪市の中心街からは少し離れた公園で休憩した。そのとき、Ingressを立ち上げたら緑だったのでポータルを2つキャプチャーした。一応シールドも2枚入れた。

そんなに辺鄙なところでもないのに、松阪市のポータルは攻撃されなかった。というか、元々青のエリアだったらしく、すぐにレゾネータが更新され、2つともレベル7になり、シールドも4枚になった。

お?またか?

でも油断しないぞ。相手が闇を抱える緑人間である以上、何があるか分からん。

週に一度くらい、遠くの別ポータルへの攻撃の余波が撫でる程度で、松阪市のポータルは健在だった。隣接したポータルが二度ほど落ちたがすぐ修復された。ありがとう、三重県の青い同志。8月上旬、維持日数が90日に達し、僕はガーディアン・プラチナメダルを獲得した。



この時期に取れたのは本当に有り難かった。この後帰省して、また実家付近の緑でエージェントと対決する(間接的に)際、へへーんプラチナ持ってるし、という顔ができるからである。

その2017年夏の帰省では、また近所のポータルを絨毯爆撃してやったが(オーナーは例の地元緑エージェント)、シールドは入れず、水やりもしなかった。必要ないから。

松阪市のポータルはほとんど攻撃されず、帰京後も僕の名義であり続けた。これは150日いっちゃう?

それにしても150日は長い。水やり以外にIngressを起動する用事がないので、つい忘れがちになる。何かを忘れずに毎日やり続けるのは、どんなことでも結構大変なものだ。

ほとんど黒を取った気になっていた2016年9月中旬、またその時は来た。松阪ポータルが緑のレベル4になっていた。突如現れた緑の初心者が頑張って付近を焼き払ったらしい。団子レゾもいいところだった。僕の連続維持日数記録はは128日で止まった。

やっぱ難しいよねー。つーか150日長過ぎー。

2017年夏の帰省では、母を連れて帰省内小旅行として富良野方面に行った。その帰り道、山奥にある潰れた某施設に寄った。白ポータル(青緑どちらのものでもない中立)がいくつかあったので、記念に2つキャプチャーした。念のため、シールドを2枚セットしておいた。

当ブログを読んでくださっている奇特な方なら、あ、あそこか?と思い当たるかもしれない。

某施設のポータルも攻撃されなかった。9月に僕のポータルのうち1つがレベル7になり、近くの白ポータルが一度緑になったと思ったらすぐ青になっただけ。後は何も起こらなかった。

某施設は近くの町からでも約10キロ山に入ったところにある。勾配がきつく、たぶん車じゃないと行けない。途中までは舗装路だが、中の道路は未舗装な上に放置されていて荒れ放題。道案内の標識もない。それでも訪れる人はいるので最低限の管理はしてるようだが、おばちゃん・おじちゃんスタッフの中にエージェントはいないだろう。

僕がキャプチャーしたポータルが、施設の中で唯一訪ねるべき名所だというのが気がかりだった。好きな人は何があっても行くだろうという場所である(だから我々も行った)。何度かある秋の連休は危ないと思ったが、何もなかった。文化の日を何もなく過ぎたとき、行けると思った。あの付近は豪雪地帯だ。雪が降れば下手すると通行止めになるレベルの山道だ。管理スタッフすら冬は休業すると思う。

運のいいことに今年の冬は寒い。例年以上に北海道も雪が降った(実家の母談)。予定通り行けば、2018年1月中旬に150日になる。Weather Newsで北海道の天気を確認するのが毎日の日課になった。

で、予定通り先日150日を達成し、ガーディアン・オニキスメダルを獲得したのだった。

勝因は、そこまで行くのが困難なポータルをキャプチャーしたこと...もあるが、Ingressのプレイ人口減少が大きかった。ポケモンGO以前だったら、秋の連休で落ちていたと思う。熱心にやっているとは言えない僕の目にもIngressは過疎っていて、全盛期のようにポータルのあるところエージェントあり、ではなくなっている。ガチ勢は皆ガーディアン黒を取ってしまい、Intel Mapで狙い目のポータルを探し回るような連中がいなくなったとも推測される。いずれにしても、ガーディアン上位メダルの難易度はかつてほど高くない。

某施設のポータルは、北海道が春を迎える4月下旬以降まで攻撃すらされないような気がする。一応水やりを続けてどこまで記録を伸ばせるかやってみるつもりでいるが、水やり用のパワーキューブが底を尽きかけてるので、集めないといけない。めんどくさい。このまま誰も落としに来なかったらどうしよう。かくれんぼで見つからないまま日が暮れて、知らないうちに皆帰ってしまって取り残された子どものような心境だ。

それとも、来ると言われているIngress Primeで、何か変わるだろうか。変わりすぎてガーディアン黒の価値が下がっても困るんだけど。
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