曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

ホンダが凄いメカを開発しているような気がする

2014-01-15 22:31:58 | クルマ
ホンダがアキュラRLXプロトタイプをデトロイトショーに出展するらしい。



2014年北米国際自動車ショーでAcura新型「TLXプロトタイプ」を世界初披露

TLXは、TSXとTLの後継車らしい。TSXは日本では先代アコードのこと。TLは日本では売ってなかったが、アコードベースのちょっといいやつだと思う。2.4リッター直4か3.5リッターV6を搭載した北米向け大型FFセダンである。

TLXのニュースリリースのポイントは、ここだ。

パワートレインには、新開発の2.4L直噴DOHC i-VTEC直列4気筒エンジンと、「MDX」に搭載している3.5L直噴SOHC i-VTEC V型6気筒エンジンを採用しています。トランスミッションは、2.4Lエンジンには新開発のトルクコンバーター付き8速DCT※1を、3.5Lエンジンには9速オートマチックトランスミッションをそれぞれ組み合わせ、


長年使いまわしてきたK24(2.4リッター直4)の後継が出るらしい。同系列のK20はインテグラ/シビック・タイプRやアコード・ユーロRに搭載されてきた名機だ。新しい2.4リッターも、そういう高回転高出力型なんだろうか。今の時代に出すからには、燃費もいいはず。これは楽しみである。

僕が一番注目してるのは、8速DCTだ。新型フィット・ハイブリッドの7速DCTに続いて、デュアルクラッチ第二弾だ。トルクコンバーター付きというのがひっかかるけど。普通にクラッチでいいような気がするのだが。というか、MTのようなクラッチプレートでつなぐから、ダイレクトな加速フィールになるんだし、クラッチプレートを使うために、わざわざギア軸を二本にしてるんじゃなかったっけ。フィットのi-DCDと違い、公式ニュースで普通にDCTと呼んでるのも気になる。いったいどんなメカなんだろう?

で、9速ATね。ギアの枚数があり過ぎだね。トヨタやBMWの8速に対抗したんだろうか。すげーでっかいギアケースになりそうだが、コンパクトにできればCVTに取って代わるメカになる可能性がなくもない。

あんまり話題にならなかったが、ホンダは昨年の11月にも結構すごいリリースを出している。書こう書こうと思ってて忘れてた。

クラストップレベルの出力性能と環境性能を両立した直噴ガソリンターボエンジン「VTEC TURBO」を新開発

要は、フォルクスワーゲングループを中心に、欧州で流行りまくっている小排気量直噴ターボを作りますよということだろう。日本でターボといえば、パワーアップ&走り屋・ゼロヨン&燃費悪い&耐久性低いというイメージだが、VWは燃費をよくするために排気量を小さくし、最新技術の賢いターボでパワーを補おうというダウンサイジング戦略をガンガン進めている。そのホンダ版というわけだ。多分。

馬鹿みたいなハイブリッド一辺倒から抜け出して、ガソリンの持つ潜在エネルギーを限界まで使い切ろうという方向性はいいと思う。同じ燃費なら、僕は直噴ターボがいいなあ。やっぱり内燃機関にはロマンがある。

あと、ホンダが本気でターボをやるということのワクワク感。ホンダは第2期F1で、たった1.5リッターで1500馬力という、自動車史上おそらく最強のターボエンジンを作っている。市販車では自然吸気にこだわってきたが、いよいよF1の技術をターボでも投入してくるのだろう。今度参戦するF1も、レギュレーションが変わってターボになるし、全社を挙げてターボのホンダをアピールして来るのではなかろうか。
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