曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

2代目ホンダ・ヴェゼルの印象

2021-03-02 11:11:57 | クルマ

2月18日、ホンダの2代目ヴェゼルが発表された。

公式先行サイト

具体的なサイズや価格などがまだ出てないので、ちゃんとした感想にはならないと思うのだが、とりあえ初代オーナーとして現時点の印象みたいなものを書く。

まずデザイン。4代目フィットがクリーンで線の少ないデザインになったので、ヴェゼルもそうなると思っていたら、やっぱりそうなった。だが、ここまで個性がないとは思わなかった。巷で叩かれているように、顔はマツダCX-5で、お尻がハリアー。ボディからつながってるような枠なしのグリルがオリジナルといいたいのかもしれないが、まあ苦しいですな。

こういう言い方をすると語弊があるが、僕は今乗っているヴェゼルを好きで買ったわけではない。フィット3 RSを乗り続けるつもりでいたのに奥さんがぶつけて、修理代とか保険をいろいろ考えて乗り換えたほうが経済的にいいということになって、急遽買った感じだった。なのに、僕は結構自分のヴェゼルが気に入っている。理由はデザイン。前も後ろも緩やかなカーブで構成されていて、ちょっと古風なスポーツクーペみたいな雰囲気がいいよなあと思っている。世間もそこが良くて大ヒットしたんだと思う。打倒ヴェゼルで出てきたのに、モデル末期のヴェゼルを倒せなかったトヨタCH-Rとは、デザインの普遍性に明らかな差があった。

その飽きの来ないデザインを捨てた2代目ヴェゼルは、初代ほどヒットしないと思う。

次サイズ。具体的な数値はまだだが、現行オーナーの目で見てリアのドアが長くなってるので、全長が伸びてる可能性が高い。下手すると4400mm超えて4500mm近いと思う。全幅は1800mm前後だろうから、もうコンパクトSUVとは言えない。

初代ヴェゼルの最大の欠点は、左サイドミラーの下部が左前方を見るためのプリズムアンダーミラーになっていることだ。走行中に左のタイヤが今どこを踏んでいるかを確認したいのに下部の視界が欠けている。かといって、プリズムアンダーミラー部分も超絶見にくい。2代目は左サイドミラーの下に出っ張りがついてる。電子的なモニターなのか、小型化したプリズムミラーなのかはわからないが、そもそもサイドミラーの縦が短くなってるので、やっぱり左タイヤの位置はわかりにくいんじゃないかと予想する。

もう一つのヴェゼルの欠点は、フィット3から流用されているエアコンのタッチパネルだ。2代目ヴェゼルでは、これはなくなった。アウディみたいな物理ダイヤルとデジタル表示のハイブリッドみたいなのになった。これはいいと思うけど、当たり前の変更だとも思う。明らかに前のは使いにくかったから。前方を見ながら手探りで操作できないし、タッチ自体にコツが必要だった。

2モーターの新しいパワートレインはいいと思う。初代ヴェゼルはトヨタの特許に触らないように開発した結果、なんちゃってDCT&無駄に複雑なハイブリッドになってたので、まったく食指が動かなかったが(僕のヴェゼルはガソリンのX)、新しいのならいい。

だが、前述したように、僕はそもそもヴェゼルを買う気はなかったので、次もヴェゼルとはならないだろう。ディーラーは薦めてくるはずなので、そこに乗っかって試乗はすると思うけど。


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