曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

生きるのがちょっと楽しくなるかもしれない心がけ的なヤツ

2019-01-26 12:26:27 | 社会


たまにはブログっぽいというかライフハック的なことでも書きますかね。ライフハックと言っても情報機器を使った仕事効率化ではなくて、人生のヒント的なほうですが。

僕がここ10年くらい心がけているのは、大きなものから小さなものまで「予測すること」です。ニュアンスとしては「予測してみる」「予測しておく」と言ったほうが正しいかな。

例えば、明日の会議ではこういう話題が出て、Aさんはこういう意見で、Bさんからはこう訊かれるだろう、といったことを予測しておくと、それに対して自分はどんな意見を述べるべきなのか、そのためにどんな準備をしておくべきなのかが分かり、本番でも慌てずに済む。僕は緊張するタチなので、自分が何か言わなければいけないときなどは、事前にメンバーの顔ぶれや会場の様子など、予想して頭の中で執拗に思い浮かべて、自分を慣れさせておいたりします。

いやー、柄にもない意識の高いことを書いていますねぇ。でも最終的にはぜんぜん意識の高くない話になるのでご安心を。

そもそも僕は意識低い系なので、そういったビジネスの場における予測とかは苦手なほうなんですよ。嫌なことをそれが起きる前に好んで考える人間じゃないのです。座右の銘は「明日できることは今日やるな」「トゥモローイズアナザーデイ」なんですから。

予測することの「大きなもの」は、国や社会や世界の将来についてです。例えば日露首脳会談はどんな結果になるのか。ニュース記事を読んだり、プーチンの過去の経歴や性格などをWikipediaで調べたりして事前に考えておく。まあ今回も言葉の上では前向きだけど北方領土については何も進まないだろう。で、結果が出て、ああやっぱり。となる。イギリスのEU離脱。これはほとんど前例がないので興味深い。各国指導者や国際企業経営者など意識の高い人たちを中心に絶対正義だったグローバル化に反逆してEU離脱。それも議会制民主主義の創始者みたいなイギリスが。いったいどうなるんだろうと考えるとワクワクします。

この未来を予測して感じるワクワクは、競馬の予想の面白さに似ていると僕は思います。日本シリーズでどちらが何勝何敗で勝つのかを予想してから試合を見るのと似ています。どうなるのか分からないものを、どうなるのか予測しておけば、結果を待つのが楽しいんですよ。当たれば、おお当たった俺SUGEEとなるし、外れても、ああそう来たかあああと予想外の結末に驚ける。ひいきチームが負けたり、北方領土が帰ってこなかったりしたら悲しいけど。

で、予測して結果を待つことの面白さは、仕事や生活でも、意識すれば感じられるんですよね。明日訪問する会社はどんな建物なのか、どんな人が出てくるのか、それに対して自分はどう感じて、どう対応するだろうか、なんてことは考えるだけで憂鬱になりそうですが、競馬や野球やEU離脱や二度目の米朝首脳会談と同じような感覚で予測しておきゃいいんですよ。自分に関する予測は、割とすぐ結果が出るので、待ちくたびれたり忘れたりしないし。

そんなわけで、仕事や人生を少しでも面白くするために、僕は大きなものから小さなものまで、数年後から数時間後まで、いろんなことの近未来を予測しながら生きるようにしています。

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