曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

前監督を見直した件

2018-05-12 16:19:03 | スポーツ
5/12のスワローズ対ベイスターズのTV中継の解説者は、昨年までスワローズの指揮を執っていた真中満だった。

5回表、5-3と2点差を追うスワローズの攻撃は、3番青木ヒット、4番バレンティン四球で無死一二塁。5番坂口犠打で一死二三塁のチャンス。打席は6番大引。

絶好調の坂口に送りバントさせたことについて、真中は「2点を取りに行くということなんでしょう」と述べた。

三塁走者青木が三塁コーチャーと話しているのを見て、彼はさらに続ける。

・・・・・

大引がゴロを打ったら無条件に走る「ゴロゴー」と、一二塁方向にゴロを打った場合のみ走る2つのパターンがあり、そのどちらかの作戦を青木に伝えている。

ゴロゴーを伝えると、ゴロを打ちに行って逆に空振りする選手もいるので、バッターによっては伝えない場合もある。

青木のスタートを見て「一二塁方向ならゴー」と読んだセカンドの倉本が前進している。

ゴロゴーだと思います。それでもし青木が三本間に挟まれても、青木が粘っているうちに大引が一塁セーフになり、アウトカウントが1つ増えるだけで二三塁は変わらない。(なのでこの場面、青木も足あるし、ゴロゴーで正しい)

大引はゴロゴーだということを察していると思いますよ。


・・・・・

で、結果は大引が無理やり押っ付けてライト前タイムリーヒット。1点入って5-4となった。さらに一死二三塁から7番雄平セカンドゴロの間に三走バレンティン本塁生還で同点となった。

スワローズは真中監督のもと、2015年に優勝したが、その後の2年は絶望的に低迷した。特に去年は96敗という記録的な最下位だった。

故障者が多かったのもあるが、僕は真中の放任主義に問題があったと思っていた。外角一辺倒でカウントを苦しくして、ストライクを取りに行って痛打されるのを指導しない(打たれてもいいから勝負させろ)とか、相手投手がアップアップなのに簡単に初球に手を出して打ち損じるとか(待てのサイン出せよ)。

しかし、今日の解説者真中満の解説は、我々素人はなかなか思い至らない戦術上の話を、分かりやすくしてくれていた。緻密な野球頭を持った監督だったんだなと見直した。さすが野村IDの教え子だ。

逆に僕が評価しない指揮官、例えば小久保とか緒方とか工藤とかは、今日の真中のような解説はできなさそうだからダメなのだ。

ちなみに試合の方は、延長11回、6-5でスワローズが勝利した。

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iPhone 6sでHipstamatic 〜Zurich Hipstapakの巻〜

2018-05-12 12:27:58 | カメラ
今月の配信はチューリッヒ・ヒプスタパックだった。国でいえばスイスだ。

Andreレンズは「ハイコントラスト」とある。カラーシフトもあるらしい。チューリッヒパックは白黒のパックだが、このレンズはカラーでも使えそう。ちょっと極端にシャドー部が落ちるけど。

Blackeys 1942フィルムは「粒状感と古びた白黒」だそうだ。コントラスト低め。全体にフェード気味(カラーで言うところの)。トーンだけで言えば、Arjan BWフィルムに似ている。さらに表面に傷や汚れのようなものが乗る。

で、この二つを組み合わせると、いい感じに古い時代の写真になる。戦中〜戦後間も無くあたりの雰囲気。久しぶりに使えるパックだ。


チューリッヒパックのセット。


これもチューリッヒパックのセット。


AndreレンズとBlanko Freedom 13フィルムのセット。コントラスト高すぎ。


LowyレンズとBlackeys1942フィルムのセット。意外に面白くない。やはりAndreレンズがいいらしい。

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