曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

「真田丸」第5回「窮地」の感想

2016-02-07 22:46:41 | 大河ドラマ


先週、一瞬映った本能寺の変、続きをやるのかと思ったらしなかった。吉田綱太郎出番なし。切腹くらいやるかなと思ったんだが。

その後の世の中の混乱具合が、 情報が伝わるのが遅い時代をよく表していた。さすがに家康は割りと早めに知った。信繁は知らされなかったが、安土の町の雰囲気がおかしいので自力で探りに行った。昌幸は知らされた後、光秀から使者が来た。滝川一益は知らなかった。

真田家はまだ歴史の中心から外れたところにいる。黒田官兵衛や、過去の大河の主役達とは本能寺の変当時の立ち位置が違う。より一般人に近い視点で描かれているのが新鮮だった。光秀の姿が映らないので、余計に何が起こっているのか分からない不安感みたいなものが出せていたと思う。

家康は、最初上様の元に行くと言った。もし信長が生きていたら、駆けつけないと怒られる。信長は光秀より怖い。この男が主人公の最大のライバルなのか、やはり三谷幸喜脚本だとコントなのかと思った。伊賀越えは、もうちょっと緊迫感があってもいいのではないか。

真田の里では隠し扉が大活躍。くるっと回して信幸、内記、奥さんがひっきりなしに出入りした。

信長死亡で今後について悩む昌幸。

信幸「本心をお聞かせください」
昌幸「まっっったく分からん!!!」
信幸「」

さらに、内記が居なくなったのを確認してから、頭まで下げたのに信長は勝手に死にやがったと大声でマジギレ。

でも知謀は発揮。光秀からの密書を自分の以外焼き捨て、使者を拉致。小県の国衆の前では「光秀からの密書は俺のところにだけ来たから俺がリーダー」と嘘ついて主導権を握った。

それでようやく上杉につくことになったのに、景勝は卑怯なことはしたくないという昌幸とは正反対の男。今弱っている織田を叩くべきと力説する信尹(昌幸の弟)に、立ち直ってからの織田を叩くと言う。確かに謙信もそういう騎士道野郎だったが、こんなんで戦国を生き残れるのだろうか。というか、こんなのを頼っていいのか昌幸よ。

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