曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

「リバースエッジ 大川端探偵社」第2話の感想

2014-04-26 12:26:56 | テレビ・映画
第2話はブログに書きにくい話だった。いきなり村木(オダギリジョー)が淫夢を見て、無精したのかと疑われる。そこに夢で見た女性が現れ、隣の部屋をマジックミラーで覗けるラブホテルを探してくれと依頼される。



本当の依頼主は余命残り少ない女性の夫だった。前回に続いて、またしても死にかけた人の依頼。僕は原作を全く知らないが、この探偵社は死ぬ前の願いを叶えるのが仕事なんですかね。

舞台が浅草だというのを今回初めて知った。あんなにグチャグチャした路地あったっけ? 最近行ってないからわからない。

風俗雑誌の記者だと言って名刺を出そうとしてうまくいかず、黄色いタバコの箱がぞろぞろ出てきたシーンが面白かった。普通、あんなにたくさんタバコの箱(しかもソフトケース)を入れておくことはないので、あれはネタだろう。

回転するベッドとか鏡張りの部屋は、もう30年前の古いスタイルになってしまったんだなあ。AVとネットが変態の欲望を満たしてしまった、というおばちゃんの話に妙に納得した。

内装業社をあたると言ってた所長の方は何も成果なし。村木もラブホテルを無差別攻撃して全滅。メグミの機転?で即解決。このドラマは謎解きはしないらしい。

星野あかりが、ほとんど紐だけの下着姿で数人の男性に身体を弄られるのを、点滴のチューブが繋がった夫が見守って依頼完了。だが、それは他人のセックスを覗くとは違うような気がした。見られてると思ってない二人がやってるのを見るのが本当ではないかと。まあ、いいんだけど。

「まほろ」がそうだったように、このドラマも見てると「あんまり頑張らなくていいんだ」と、生きるのが少し楽になる。僕は元々あんまり頑張ってないけど。

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「俺のダンディズム」第2話が万年筆だった

2014-04-26 00:06:15 | 文具
テレビ東京の「俺のダンディズム」第2話が万年筆だったので録画して見た。半沢直樹の近藤役で一躍人気者になった滝藤賢一のドラマ初主演ということになっているが、実際にはドラマ仕立てのグッズ薀蓄教養番組である。

段田(滝藤)はボールペンのインクが切れていたので伊達部長に万年筆を借りて書類にサインした。部長の万年筆はモンブランのスターウォーカー・ドゥエだった。そりゃ恐ろしくダンディな万年筆だわ。

モンブラン・スターウォーカー・ドゥエ

真面目にストーリーを進めていくドラマではないので、何でもありである。コンビニで売ってるようなボールペンを使う段田が部下たちにコンビニ課長と蔑まれたときは、コンビニの店長をやっている滝藤の絵が出たし、エレベーターの壁にダンディに寄りかかるための肘の角度「ダンディライン」をジローラモが解説したりする。


赤い線がダンディライン。

僕は第1話(腕時計だったらしい)を見ていないが、段田はダンディになりたくなると美幸(森口瑤子)の店に行ってダンディアイテムを調達するらしい。

美幸の万年筆うんちく話で材質が「レンジ」と言ってたが、「レジン」が正しいと思う。うんちくの内容といい、万年筆のチョイスといい、かなりのマニアがブレーンについてると思われるので、こんな初歩的な間違いはしないだろう。森口瑤子が言い間違ったんじゃないだろうか。

あと、カートリッジは洗浄いらずみたいな話になってたが、カートリッジでもペン先の洗浄は必要です。インクタンクの洗浄がいらないだけで。

段田にお勧めの万年筆は、僕も持っているモンブラン・マイスターシュトュック149、ペリカン・スーベレーンM400、アウロラ・オプティマの3本だった。

149は「万年筆の王」と紹介された。うむ。その通りだ。勝手にインクが盛り上がってくるというのも確かにそうだ。昔は胸ポケットにモンブランを差すことをポケモンと言ったらしい。って、んな馬鹿な。

スーベレーンM400は触ったことすらないが、定番というか間違いがない選択だろう。モンブランほどの威圧感はないが、ほどほどの知名度と高級感があり、緑のストライプが地味すぎず派手すぎず。

オプティマは意表を突かれた。イタリアならデルタのドルチェビータがスタンダードな気がする。しかも、番組で推したオプティマは僕が憧れているブルーで、帯は金ではなく銀だった。シブいチョイスである。オプティマのイメージリーダー的な色はグリーンなのに(たぶん)、あえてブルー。うーむ。ブレーンの人、なかなかデキる。

他にネタ的なペンとしてマハトマ・ガンジーモデルや、中尾彬モデル(クリップがねじねじ)なんかも出てきたし。セーラーの特殊ペン先は「長刀研ぎ」かと思いきや「クロスコンコルド」だし。オタッキーだなあ。

で、段田が選んだのはスーベレーンM400だった。実に無難だ。3本の中では、会議で使える唯一のペンだと思う。テレビ的に面白いものを買わせることはなく、非常に実用的なペンを勧めている。番組を見て欲しくなった人がいきなり買ってもM400なら大丈夫な気がする。少なくとも万年筆については安心してお勧めできる番組だったと思う。


「万年筆の王」だそうです。モンブラン・マイスターシュトュック149。


二本と同じ模様がないアウロラ・オプティマ。


クリップがねじねじになっている中尾彬モデル。

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