曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

ホンダ・フィットRSを試乗した

2014-04-15 21:31:51 | クルマ
ホンダカーズ東京中央大試乗会その2。

2台目の試乗はフィットRS。CVTで色はアラバスターシルバー。

直前の試乗車がCR-Zなので視点が高く感じる。前方の見切りが相変わらずでボンネットは見えない。見晴らし自体はすこぶるいい。中央メーターの中のRSロゴは要らないかも。内装全体が黒で若干重苦しい雰囲気。



エンジンが素晴らしくよくなっている。踏むと即座に速度が増し、音が「ブーン」から「クァオーン」に変化する。チューニングされてるっぽい音だった。

Sモードでパドルシフトを操る。ここの感触は初代、二代目とあまり変わってない。ごく僅かなシフトショックだけで「ブーン、ブーン、ブーン」と加速していく。段数表示が左のメーターなので、視線移動がちょっといやだなと思った。時速40キロくらいでDモードでパドルをダウン側に引くと4が表示された。意外に低いギアだ。

後席はかなり固くてビシバシ来ると何処かで読んだが、少なくとも運転席の乗り心地はよかった。うちのストリームより当たりが優しくてしなやかな感じ。これなら後ろに子供を乗せても大丈夫だなと嬉しくなった。

ステアリングの回し具合も申し分ない。旋回中にタイヤが変形してるかのようなムニョっとした曖昧さがなく、反力が常に一定。曲がり終えたあとの戻りもスムーズで、車の姿勢が綺麗に決まる。ハンドルの位置が高いのか、重心が高いのか、CR-Zと比べちゃったのかわからないけど、ボンネットの中の高い位置にある一点を中心に旋回してるように感じた。

ハイブリッドのフィット3は人工的な操作感だったが、ガソリンのRSは、まだナマの手応えのようなものを感じた。次に買うとしたらこれかも、と思わないでもないが、時代の流れ的にハイブリッドじゃないと許されないかもしれない。

今みたいなガッツリとモーターが絡むやつではなく、モーターはターボチャージャー的な補助加速装置のハイブリッドのほうが、僕は好きだなあ。そう考えると、フィット2のハイブリッドRSは貴重な存在だった。


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