備忘録

気づいたこと、思いついたことを忘れないようにメモする。

生態学(=生物の生活の機構)を通じての生物進化の研究

2009-03-15 14:40:10 | Weblog
生活の機構の時間スケール:行動、歴史、進化
比較的短時間で完結する過程=行動(または活動)繁殖行動、採食行動
世代を越えて進行する過程=遷移あるいは進化、分布の拡大など
形態や性質が祖先とある程度以上異なっていく過程=進化

われわれが、ふつう直接観察できるのは行動
だが、(個体数の増減などの)過程にかかわった要因を探る手がかりは、行動の観察から得られるかもしれない。たとえば、異なる環境での行動の比較は、行動の歴史的変化を示唆しうる。さらに、両者の環境変化の諸相と重ね合わせて変化の過程を検討することができる。

歴史変化の必然性を説明しなければならない

歴史生態人類学のテーマ
人類史における、二足歩行、道具、言語、家族、狩猟、農耕、牧畜、交易、国家などの起源や変化

歴史的現象には、生態学的手法では触れにくいもの
生活の機構としての経済や社会との必然的関係において変化していないもの
民族的、文化的な恣意的な文化