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菅末不運録

2011-06-12 22:08:19 | 日々是戯言

つれ:「その後の不信任劇もあって、与謝野大臣が原発事故は神の御業として東電さんを庇ったのはさほど物議を醸さなかったねぇ」


ズレ:「地震は人知の及ばぬ神のご意思としても、少なからず人災要素も仄見える原発まで人知を超えたと擁護するのはそれだけ腹を括った信念があらばこそだったんだろうよ」


つれ:「不運は全部東電さんのせいにでもしないと納まらないてぇ風潮の中で、敢えて賠償免除まで言及されるのは政治家としちゃ勇気は要るよねぇ」


ズレ:「今の段階で賠償を云々するのは料理を注文する前から支払いで揉めてるようなもんで、まずは被害者救済と事故収拾に全力を挙げて、落ち着いてから掛かった経費を精算したってバチは当たらねぇぜ」


つれ:「差し当たって被害者に手当する元手を東電さんから絞れるだけ絞ろうてのが民主政権のハラみたいだよ」


ズレ:「もはや東電一社でどうにかなるレベルじゃなし、原発推進が国策だったからには四の五の言う前に国が手をさしのべるのが筋ってもんでぃ」


つれ:「思い付きで無辜の原発も停める首相のことだから、それは自民党さんの政策だとでも言って頬被りするだけなんじゃないかぃ」


ズレ:「べらぼうめ、そんな御託を並べるならとっとと自民党さんに大政奉還して貰おうじゃねぇか・・」

 

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