スタンドで試合を観戦する桑田真澄さん=上柚木公園
2008年7月14日3時1分朝日COM
元米大リーグ・パイレーツの桑田真澄さん(40)が13日、東京都八王子市の上柚木公園球場で、長男の真樹(まさき)選手(1年)が通う桜美林高(町田市)の初戦を観戦した。高校野球を生で見たのは自身がPL学園高で優勝以来、23年ぶりという桑田さん。8回コールドで勝ったチームの快勝を喜びつつ、選手たちの体を気遣う優しさを見せた。
真樹選手は5回裏2死一、二塁の場面で代打で出場。一度もバットは振らず、四球を選んで塁に出たが、残塁で終わった。「まあ1年生だし、試合を経験できていいんじゃない」
観戦中はしきりと高校時代の思い出を語った。朝から晩まで練習漬け。体調が悪くても試合に出たい一心で無理をしたこともたびたびだったという。「勝ちも大事だが成長期の子どもたちが無理をしていないか心配。試合になると皆、がんばっちゃうからね」。両チームの先発投手にも「変化球ばかり投げて、肩は大丈夫かな」と気遣った。
PL時代、甲子園に夏春5回出場し、2回の優勝を経験した元エース。この日の球場の様子を見て「ボクは当時、試合に勝つことしか考えていなかった。猛暑のスタンドで応援してくれた人、記録員の人たちの活躍があって、高校野球があることを実感した。今になって当時の人たちに感謝したい」としみじみ語った。(須藤龍也)
2008年7月14日3時1分朝日COM
元米大リーグ・パイレーツの桑田真澄さん(40)が13日、東京都八王子市の上柚木公園球場で、長男の真樹(まさき)選手(1年)が通う桜美林高(町田市)の初戦を観戦した。高校野球を生で見たのは自身がPL学園高で優勝以来、23年ぶりという桑田さん。8回コールドで勝ったチームの快勝を喜びつつ、選手たちの体を気遣う優しさを見せた。
真樹選手は5回裏2死一、二塁の場面で代打で出場。一度もバットは振らず、四球を選んで塁に出たが、残塁で終わった。「まあ1年生だし、試合を経験できていいんじゃない」
観戦中はしきりと高校時代の思い出を語った。朝から晩まで練習漬け。体調が悪くても試合に出たい一心で無理をしたこともたびたびだったという。「勝ちも大事だが成長期の子どもたちが無理をしていないか心配。試合になると皆、がんばっちゃうからね」。両チームの先発投手にも「変化球ばかり投げて、肩は大丈夫かな」と気遣った。
PL時代、甲子園に夏春5回出場し、2回の優勝を経験した元エース。この日の球場の様子を見て「ボクは当時、試合に勝つことしか考えていなかった。猛暑のスタンドで応援してくれた人、記録員の人たちの活躍があって、高校野球があることを実感した。今になって当時の人たちに感謝したい」としみじみ語った。(須藤龍也)
切り立ったがけのすれすれまで、親鳥について出てきたオオセグロカモメの3きょうだい=北海道根室市、神村正史撮影
北海道根室市で、国内では主に北海道で繁殖する海鳥オオセグロカモメが子育て真っ最中だ。海沿いのがけには複数の集団営巣地(コロニー)があり、ごま塩模様のヒナの鳴き声と巣を守る親鳥たちの騒々しい声が周囲に響き渡っている。
ふつう、1回の繁殖で3個の卵を産む。すべて孵化(ふか)すれば3きょうだい。そろって親鳥のクチバシや尾をつついたり、親鳥を追いかけたりしてエサをおねだりする日々。ただ、別名は「海のカラス」。成鳥は他の鳥のヒナや生活ごみも食べるため、増えすぎが心配されてもいる。(神村正史)
北海道根室市で、国内では主に北海道で繁殖する海鳥オオセグロカモメが子育て真っ最中だ。海沿いのがけには複数の集団営巣地(コロニー)があり、ごま塩模様のヒナの鳴き声と巣を守る親鳥たちの騒々しい声が周囲に響き渡っている。
ふつう、1回の繁殖で3個の卵を産む。すべて孵化(ふか)すれば3きょうだい。そろって親鳥のクチバシや尾をつついたり、親鳥を追いかけたりしてエサをおねだりする日々。ただ、別名は「海のカラス」。成鳥は他の鳥のヒナや生活ごみも食べるため、増えすぎが心配されてもいる。(神村正史)
タスポないので… 高校生がたばこ70箱万引き
2008年7月11日7時53分朝日COM
成人かどうか識別するICカード「taspo(タスポ)」の導入後、新潟市内のコンビニエンスストアで、市内の男子高校生3人(いずれも15歳)が7カートン(70箱、2万1千円相当)ものたばこを万引きしようとした窃盗事件が起きた。
3人は「タスポが導入され、自動販売機でたばこを買いにくくなったからやった」などと話しているという。
江南署の調べでは、事件は6月20日午前2時ごろ、同市東区のコンビニエンスストアであった。商品を買い物かごに入れたまま逃げる「かごダッシュ」という方法で、店員を引きつける役、商品をかごに入れる役などに分かれ、店頭に置かれたたばこを万引きして逃げた。
店員が追いかけたため途中で商品を置いて逃げたが、1人が携帯電話を落としたことに気付き、店に謝罪に来たという。
同署は8月上旬にも新潟家裁に送致するとしている。
2008年7月11日7時53分朝日COM
成人かどうか識別するICカード「taspo(タスポ)」の導入後、新潟市内のコンビニエンスストアで、市内の男子高校生3人(いずれも15歳)が7カートン(70箱、2万1千円相当)ものたばこを万引きしようとした窃盗事件が起きた。
3人は「タスポが導入され、自動販売機でたばこを買いにくくなったからやった」などと話しているという。
江南署の調べでは、事件は6月20日午前2時ごろ、同市東区のコンビニエンスストアであった。商品を買い物かごに入れたまま逃げる「かごダッシュ」という方法で、店員を引きつける役、商品をかごに入れる役などに分かれ、店頭に置かれたたばこを万引きして逃げた。
店員が追いかけたため途中で商品を置いて逃げたが、1人が携帯電話を落としたことに気付き、店に謝罪に来たという。
同署は8月上旬にも新潟家裁に送致するとしている。
2008年7月11日3時1分朝日COM
大分県の教員採用を巡る汚職事件で、県教委義務教育課参事、矢野哲郎容疑者(52)=贈賄容疑で再逮捕=の関係者らが朝日新聞の取材に対し、「小中学校の教員の採用には県議や県教委幹部、教育委員、県教職員組合(県教組)に枠が振り分けられていると、県教委関係者から聞かされた」と証言した。
同県内の元労組幹部も10年ほど前、県教組の当時の役員から「県教組には定員の1割の枠が与えられていると打ち明けられた」と話している。
昨年7月と9月に行われた小学校教員の今年度分の採用試験では41人が合格したが、同課参事、江藤勝由容疑者(52)=収賄容疑で再逮捕=は、このうち約20人について、県教委上層部から合格させるよう指示されたと話しているという。その大半が、問題の「採用枠」で占められている疑いも出てきた。
矢野参事の関係者の話では、県教委の関係者から数年前に「小中学校の教員採用試験では事前に採用枠が決められており、縁故のある受験者が優先的に採用されている」と聞かされたという。県教委関係者は「採用枠があるのは県議や県教委幹部、教育委員、県教組で、それぞれ一定数が割り振られている」とも話したという。
大分県教組の組織率は公表されていないが、60%以上と言われ、九州では最も高い。大分県は、北海道や広島県、兵庫県などとともに、県教委に対する組合の影響力が強いことで知られている。
これに対し、大分県教組の宗安勝敏書記長は「今回の事件は絶対に許せないと考えている。県教組が採用枠を持っていたという話は聞いたこともない」と話している。
大分県の教員採用を巡る汚職事件で、県教委義務教育課参事、矢野哲郎容疑者(52)=贈賄容疑で再逮捕=の関係者らが朝日新聞の取材に対し、「小中学校の教員の採用には県議や県教委幹部、教育委員、県教職員組合(県教組)に枠が振り分けられていると、県教委関係者から聞かされた」と証言した。
同県内の元労組幹部も10年ほど前、県教組の当時の役員から「県教組には定員の1割の枠が与えられていると打ち明けられた」と話している。
昨年7月と9月に行われた小学校教員の今年度分の採用試験では41人が合格したが、同課参事、江藤勝由容疑者(52)=収賄容疑で再逮捕=は、このうち約20人について、県教委上層部から合格させるよう指示されたと話しているという。その大半が、問題の「採用枠」で占められている疑いも出てきた。
矢野参事の関係者の話では、県教委の関係者から数年前に「小中学校の教員採用試験では事前に採用枠が決められており、縁故のある受験者が優先的に採用されている」と聞かされたという。県教委関係者は「採用枠があるのは県議や県教委幹部、教育委員、県教組で、それぞれ一定数が割り振られている」とも話したという。
大分県教組の組織率は公表されていないが、60%以上と言われ、九州では最も高い。大分県は、北海道や広島県、兵庫県などとともに、県教委に対する組合の影響力が強いことで知られている。
これに対し、大分県教組の宗安勝敏書記長は「今回の事件は絶対に許せないと考えている。県教組が採用枠を持っていたという話は聞いたこともない」と話している。
[アムステルダム 9日 ロイター] アムステルダムの動物園で、母親に育児を放棄されたレッサーパンダの赤ちゃんが家ネコに育てられている。動物園が発表した。
赤ちゃんは6月30日に生まれたが、生後間もなく母親に拒絶された。現在、子猫ほどの大きさで、ネコは自分の4匹の子と一緒に面倒を見ているという。
赤ちゃんは6月30日に生まれたが、生後間もなく母親に拒絶された。現在、子猫ほどの大きさで、ネコは自分の4匹の子と一緒に面倒を見ているという。
7月8日14時48分配信 読売新聞
大分県の教員採用を巡る汚職事件で、県教委義務教育課参事・江藤勝由被告(52)(収賄罪で起訴)に対し、同県佐伯市内の小学校の男性教頭(50歳代)に加え、同市内の別の小学校の女性校長(同)と女性教頭(40歳代)も商品券を贈っていたことが分かった。
江藤被告は大分県警の調べに対して、2008年度の管理職任用試験でも便宜を図った謝礼として商品券を受け取ったと供述しており、3人は同年4月1日付で、それぞれ別々の学校の校長と教頭に昇進していた。3人は7日夜、市教委に事実関係を報告。8日午前、佐伯署に出向き、事情を説明した。
男性教頭は、7日の読売新聞の取材に対し、江藤被告に商品券を贈ったことを認め、「警察に自首する」などと話していた。
大分県の教員採用を巡る汚職事件で、県教委義務教育課参事・江藤勝由被告(52)(収賄罪で起訴)に対し、同県佐伯市内の小学校の男性教頭(50歳代)に加え、同市内の別の小学校の女性校長(同)と女性教頭(40歳代)も商品券を贈っていたことが分かった。
江藤被告は大分県警の調べに対して、2008年度の管理職任用試験でも便宜を図った謝礼として商品券を受け取ったと供述しており、3人は同年4月1日付で、それぞれ別々の学校の校長と教頭に昇進していた。3人は7日夜、市教委に事実関係を報告。8日午前、佐伯署に出向き、事情を説明した。
男性教頭は、7日の読売新聞の取材に対し、江藤被告に商品券を贈ったことを認め、「警察に自首する」などと話していた。
7月5日10時1分配信 日刊ゲンダイ
●小倉智昭や草野仁には他人事ではない
テレビ界を支え続けたキャスターにリストラの嵐が襲いかかる――。元日本テレビの人気アナウンサーで現在、フリーキャスターとして活躍中の福留功男(66)のリストラはその始まりという見方が出ている。
福留は秋の番組改編で「ブロードキャスター」(TBS)、「いつみても波瀾万丈」「オジサンズ11」(日本テレビ)の3本のレギュラーが一気に終了するという。これで福留に引退説まで囁かれているから深刻だ。
「本人は引退を否定しているが、TV界で彼を起用しようという関係者はもういない。番組打ち切りは事実上の引退勧告」(民放編成マン)
打ち切りの理由は、視聴率の頭打ちと高い出演料。関係筋は「『ブロード』約200万円、『オジサンズ』約80万円、『波瀾万丈』約60万円」という。
これで大慌てなのが小倉智昭(61)や草野仁(64)だろう。たとえば小倉は――。
「『とくダネ!』は7年もの間、視聴率トップを取ってきたが、最近は日テレの『スッキリ!! 』に押され気味。打ち切り説もある。また、フジの『ハッケン!! 』は6月で打ち切られ、『オジサンズ』も9月で打ち切られるだけに……」(テレビ関係者)
草野仁の場合、TBS「世界ふしぎ発見!」にリニューアルのウワサが流れている。さらにみのもんたは日テレの「おもいッきりイイ!! テレビ」に秋以降の打ち切り説があり、軒並みなのだ。
民放各局の狙いは第一に高騰する人件費を抑制すること。視聴率が変わらないなら安く起用できる芸人の方がいい。視聴率4冠王のフジでさえ制作費を一律3 割カットしているのが現状で、どこのキー局でも番組のADや放送作家がリストラされている。キャスターのクビ切りは遅すぎたのかもしれない。キャスターのリストラの嵐は始まったばかりということだ。
最終更新:7月5日10時1分
日刊ゲンダイ
●小倉智昭や草野仁には他人事ではない
テレビ界を支え続けたキャスターにリストラの嵐が襲いかかる――。元日本テレビの人気アナウンサーで現在、フリーキャスターとして活躍中の福留功男(66)のリストラはその始まりという見方が出ている。
福留は秋の番組改編で「ブロードキャスター」(TBS)、「いつみても波瀾万丈」「オジサンズ11」(日本テレビ)の3本のレギュラーが一気に終了するという。これで福留に引退説まで囁かれているから深刻だ。
「本人は引退を否定しているが、TV界で彼を起用しようという関係者はもういない。番組打ち切りは事実上の引退勧告」(民放編成マン)
打ち切りの理由は、視聴率の頭打ちと高い出演料。関係筋は「『ブロード』約200万円、『オジサンズ』約80万円、『波瀾万丈』約60万円」という。
これで大慌てなのが小倉智昭(61)や草野仁(64)だろう。たとえば小倉は――。
「『とくダネ!』は7年もの間、視聴率トップを取ってきたが、最近は日テレの『スッキリ!! 』に押され気味。打ち切り説もある。また、フジの『ハッケン!! 』は6月で打ち切られ、『オジサンズ』も9月で打ち切られるだけに……」(テレビ関係者)
草野仁の場合、TBS「世界ふしぎ発見!」にリニューアルのウワサが流れている。さらにみのもんたは日テレの「おもいッきりイイ!! テレビ」に秋以降の打ち切り説があり、軒並みなのだ。
民放各局の狙いは第一に高騰する人件費を抑制すること。視聴率が変わらないなら安く起用できる芸人の方がいい。視聴率4冠王のフジでさえ制作費を一律3 割カットしているのが現状で、どこのキー局でも番組のADや放送作家がリストラされている。キャスターのクビ切りは遅すぎたのかもしれない。キャスターのリストラの嵐は始まったばかりということだ。
最終更新:7月5日10時1分
日刊ゲンダイ
2008年7月6日3時1分 朝日COM
記者会見で謝罪する小矢文則教育長(左から2人目)ら大分県教委幹部=5日午後0時41分、大分県庁図
大分県の教員採用をめぐる汚職事件で、逮捕された県教委幹部の間で採用試験の一部受験者の得点水増しを指示するやり取りがあったことが、県警の調べでわかった。県警は教員採用時に組織的な不正をしていた疑いが強いとみて、関係者から事情を聴いている。
指示されたのは、5日に収賄容疑で再逮捕された県教委義務教育課参事の江藤勝由容疑者(52)。07年度の小学校教員の採用試験に絡み、当時の参事兼教育審議監で大分県由布市教育長の二宮政人容疑者(61)=収賄容疑で4日に逮捕=から受験者の名前を示され、合格させるよう指示されたと供述しているという。
挙げた名前は10人前後で、5日に贈賄容疑で再逮捕された義務教育課参事、矢野哲郎(52)、妻で小学校教頭のかおる(50)の両容疑者の長女が含まれていたという。教育審議監は県教委ナンバー2で、二宮元審議監は教員人事の実質的な責任者だった。
調べでは、二宮元審議監、江藤参事は矢野参事夫婦の長女の採用に便宜を図った見返りとして、06年9~10月にそれぞれ100万円相当の金券を夫婦から受け取った疑い。試験は06年7月に筆記などの1次試験、9月に面接などの2次試験があった。1次は489人が受験。うち119人が2次に進み、長女を含め41人が合格した。
江藤参事の供述によると、当時は義務教育課主幹として採用試験の事務を担当し、1次試験の採点終了後に受験者全員の得点を記した表を二宮元審議監に見せた。その際に10人前後の受験者の名前を示され、「合格ラインに入れろ」と指示されたという。矢野参事夫婦の長女も含まれ、江藤参事は「長女の1次、2次試験の点数をかさ上げして合格ラインに届かせた」と供述しているという。
二宮元審議監は中学校、江藤参事は小学校の教諭を経て、県教委や出先事務所で学校運営にあたる指導主事を務めた。00年に県教育センターの副所長と指導主事、03年に小中学校の教員人事を担当する教職員1課の課長と人事係副主幹として、上司と部下の関係だった。
江藤参事は教職員1課が義務教育課に改称した後も小中学校の教員人事の実務を担当し、05年に二宮元審議監が就任後は3回目の上司と部下の関係になった。県警は、江藤参事が二宮元審議監から10人前後の名前を挙げて合格させるよう指示されたことに関心を寄せており、組織的な不正の実態解明を進めている。
>「世襲」は政治の世界や北朝鮮だけではない。各県単位で校長や教頭の子どもが「教員採用」される例が多いのは周知のことだ。やっと、表に出て来た。
この記事の続報
審議監に謝礼で便宜 教頭夫婦「よく聞いた」 大分汚職
2008年7月7日3時2分 朝日COM
大分県の小学校の教員採用をめぐる汚職事件で、いずれも贈賄容疑で再逮捕された県教委義務教育課参事の矢野哲郎(52)、妻で小学校教頭のかおる(50)の両容疑者が、県警の調べに、「教育審議監に謝礼を支払えば採用で便宜を図ってもらえると、よく聞いていた」と供述していることが6日、分かった。
矢野参事らは、収賄容疑で逮捕された元教育審議監、二宮政人容疑者(61)とは面識がなかったため、「県教委関係者に紹介してもらったうえで、長女の採用を依頼した」とも供述しているという。県警は、二宮元審議監を頂点に組織的な不正が繰り返されていた疑いもあるとみている。
調べでは、矢野参事らは07年度の採用試験で長女の採用に便宜を図ってもらおうと06年9~10月、二宮、同課参事の江藤勝由(52)=収賄容疑で再逮捕=の両容疑者に、それぞれ100万円相当の金券を渡した疑い。
試験は06年7月に筆記などの1次試験、9月に面接などの2次試験があった。1次は489人が受験してうち119人が2次に進み、長女を含め41人が合格した。
江藤参事の供述によると、1次試験の採点終了後、受験者全員の得点を記した一覧表を二宮元審議監に見せると、矢野参事夫婦の長女を含む10人前後の受験者の名前を示され、「合格ラインに入れろ」と指示されたという。江藤参事はまず1次試験の点数を水増しし、その後2次試験分も水増しして、長女を合格ラインに届かせたという。
受験者の得点は、同課職員が2人1組でパソコンに入力し、同課人事班が採用予定者の原案を作り、義務教育課長に報告。課長から教育審議監を経て、最終的に教育長が決裁する仕組みだった。
県警は、教員人事の責任者だった二宮元審議監が不正採用で中心的な役割を果たし、人事班での勤務が長く、採用試験の実務に通じた江藤容疑者が実際の改ざん役だったとみて、全容の解明を進めている。
一方県警は6日、二宮元審議監と江藤参事を収賄容疑で、矢野参事夫婦を贈賄容疑で大分地検に送検した。
以下は「毎日」の記事
(毎日新聞 2008年7月7日 2時30分)
大分・教員採用汚職:昇任などの人事異動で金品授受
大分県の教員採用試験を巡る汚職事件で、県教委義務教育課参事、矢野哲郎容疑者(52)=贈賄容疑で再逮捕=が3月、佐伯市内の小・中学校長から参事(課長級)に昇進する際、県教委の現職幹部に金券20万円を贈っていたことが分かった。幹部は毎日新聞の取材に「警察が調べていると思う」と授受を認め、趣旨は「あいさつ」名目と説明。さらに昇任などの人事異動に絡んだ金品授受が他にも行われていることも証言した。
関係者によると、矢野容疑者が幹部に金券を贈ったのは今年3月。異動は翌4月だったが、昨年10月には参事就任がほぼ内定していたという。
県教委職員の人事や校長などの管理職への昇進を巡り、関係者は「人事の前後には、モノ、金が動く」と指摘し、金品授受の横行する体質が今回の採用試験を巡る汚職事件につながったとみられる。
矢野容疑者は78年に教員採用され、途中、県教委の中津教育事務所や佐伯市教委で勤務した以外は、佐伯市内の小、中学校で勤務していた。
幹部は取材に対し「異動してお世話になりますという趣旨だったと思う」と話した。また、県内の教育界で人事異動に際し、金品の授受があるかについては「そのような場合もある」と話した。
一方、当時採用の実務を担当していた県教委義務教育課参事、江藤勝由容疑者(52)が、08、07年度の小学校の教員採用試験で少なくとも35人を合格させるよう口利きを受けていたことが分かった。うち08年度は約20人で、1、2次とも約15人の点数を加点した。07年度は約15人分の依頼を受け、うち約半数以上の点数を加点するなどして合格させたとみられる。
記者会見で謝罪する小矢文則教育長(左から2人目)ら大分県教委幹部=5日午後0時41分、大分県庁図
大分県の教員採用をめぐる汚職事件で、逮捕された県教委幹部の間で採用試験の一部受験者の得点水増しを指示するやり取りがあったことが、県警の調べでわかった。県警は教員採用時に組織的な不正をしていた疑いが強いとみて、関係者から事情を聴いている。
指示されたのは、5日に収賄容疑で再逮捕された県教委義務教育課参事の江藤勝由容疑者(52)。07年度の小学校教員の採用試験に絡み、当時の参事兼教育審議監で大分県由布市教育長の二宮政人容疑者(61)=収賄容疑で4日に逮捕=から受験者の名前を示され、合格させるよう指示されたと供述しているという。
挙げた名前は10人前後で、5日に贈賄容疑で再逮捕された義務教育課参事、矢野哲郎(52)、妻で小学校教頭のかおる(50)の両容疑者の長女が含まれていたという。教育審議監は県教委ナンバー2で、二宮元審議監は教員人事の実質的な責任者だった。
調べでは、二宮元審議監、江藤参事は矢野参事夫婦の長女の採用に便宜を図った見返りとして、06年9~10月にそれぞれ100万円相当の金券を夫婦から受け取った疑い。試験は06年7月に筆記などの1次試験、9月に面接などの2次試験があった。1次は489人が受験。うち119人が2次に進み、長女を含め41人が合格した。
江藤参事の供述によると、当時は義務教育課主幹として採用試験の事務を担当し、1次試験の採点終了後に受験者全員の得点を記した表を二宮元審議監に見せた。その際に10人前後の受験者の名前を示され、「合格ラインに入れろ」と指示されたという。矢野参事夫婦の長女も含まれ、江藤参事は「長女の1次、2次試験の点数をかさ上げして合格ラインに届かせた」と供述しているという。
二宮元審議監は中学校、江藤参事は小学校の教諭を経て、県教委や出先事務所で学校運営にあたる指導主事を務めた。00年に県教育センターの副所長と指導主事、03年に小中学校の教員人事を担当する教職員1課の課長と人事係副主幹として、上司と部下の関係だった。
江藤参事は教職員1課が義務教育課に改称した後も小中学校の教員人事の実務を担当し、05年に二宮元審議監が就任後は3回目の上司と部下の関係になった。県警は、江藤参事が二宮元審議監から10人前後の名前を挙げて合格させるよう指示されたことに関心を寄せており、組織的な不正の実態解明を進めている。
>「世襲」は政治の世界や北朝鮮だけではない。各県単位で校長や教頭の子どもが「教員採用」される例が多いのは周知のことだ。やっと、表に出て来た。
この記事の続報
審議監に謝礼で便宜 教頭夫婦「よく聞いた」 大分汚職
2008年7月7日3時2分 朝日COM
大分県の小学校の教員採用をめぐる汚職事件で、いずれも贈賄容疑で再逮捕された県教委義務教育課参事の矢野哲郎(52)、妻で小学校教頭のかおる(50)の両容疑者が、県警の調べに、「教育審議監に謝礼を支払えば採用で便宜を図ってもらえると、よく聞いていた」と供述していることが6日、分かった。
矢野参事らは、収賄容疑で逮捕された元教育審議監、二宮政人容疑者(61)とは面識がなかったため、「県教委関係者に紹介してもらったうえで、長女の採用を依頼した」とも供述しているという。県警は、二宮元審議監を頂点に組織的な不正が繰り返されていた疑いもあるとみている。
調べでは、矢野参事らは07年度の採用試験で長女の採用に便宜を図ってもらおうと06年9~10月、二宮、同課参事の江藤勝由(52)=収賄容疑で再逮捕=の両容疑者に、それぞれ100万円相当の金券を渡した疑い。
試験は06年7月に筆記などの1次試験、9月に面接などの2次試験があった。1次は489人が受験してうち119人が2次に進み、長女を含め41人が合格した。
江藤参事の供述によると、1次試験の採点終了後、受験者全員の得点を記した一覧表を二宮元審議監に見せると、矢野参事夫婦の長女を含む10人前後の受験者の名前を示され、「合格ラインに入れろ」と指示されたという。江藤参事はまず1次試験の点数を水増しし、その後2次試験分も水増しして、長女を合格ラインに届かせたという。
受験者の得点は、同課職員が2人1組でパソコンに入力し、同課人事班が採用予定者の原案を作り、義務教育課長に報告。課長から教育審議監を経て、最終的に教育長が決裁する仕組みだった。
県警は、教員人事の責任者だった二宮元審議監が不正採用で中心的な役割を果たし、人事班での勤務が長く、採用試験の実務に通じた江藤容疑者が実際の改ざん役だったとみて、全容の解明を進めている。
一方県警は6日、二宮元審議監と江藤参事を収賄容疑で、矢野参事夫婦を贈賄容疑で大分地検に送検した。
以下は「毎日」の記事
(毎日新聞 2008年7月7日 2時30分)
大分・教員採用汚職:昇任などの人事異動で金品授受
大分県の教員採用試験を巡る汚職事件で、県教委義務教育課参事、矢野哲郎容疑者(52)=贈賄容疑で再逮捕=が3月、佐伯市内の小・中学校長から参事(課長級)に昇進する際、県教委の現職幹部に金券20万円を贈っていたことが分かった。幹部は毎日新聞の取材に「警察が調べていると思う」と授受を認め、趣旨は「あいさつ」名目と説明。さらに昇任などの人事異動に絡んだ金品授受が他にも行われていることも証言した。
関係者によると、矢野容疑者が幹部に金券を贈ったのは今年3月。異動は翌4月だったが、昨年10月には参事就任がほぼ内定していたという。
県教委職員の人事や校長などの管理職への昇進を巡り、関係者は「人事の前後には、モノ、金が動く」と指摘し、金品授受の横行する体質が今回の採用試験を巡る汚職事件につながったとみられる。
矢野容疑者は78年に教員採用され、途中、県教委の中津教育事務所や佐伯市教委で勤務した以外は、佐伯市内の小、中学校で勤務していた。
幹部は取材に対し「異動してお世話になりますという趣旨だったと思う」と話した。また、県内の教育界で人事異動に際し、金品の授受があるかについては「そのような場合もある」と話した。
一方、当時採用の実務を担当していた県教委義務教育課参事、江藤勝由容疑者(52)が、08、07年度の小学校の教員採用試験で少なくとも35人を合格させるよう口利きを受けていたことが分かった。うち08年度は約20人で、1、2次とも約15人の点数を加点した。07年度は約15人分の依頼を受け、うち約半数以上の点数を加点するなどして合格させたとみられる。
「森田さんのお天気ですかあ」より
5日は群馬県の館林で35.3℃を観測。関東で今年初めての猛暑日となりました。
6日も関東地方はムワーッとした暑さ・日差しの強さ・山沿いの夕立と、夏3点セットがそろう天気になります。
こんな天気が続くと「梅雨明けは?」という声が聞こえてきますが、来週末から再来週にまた曇りや雨の日がありそうなんですね。それがどうなるかを見極めないと梅雨明けが発表できない状況となっています。もう少々お待ち下さい。
>日本一暑い館林に行ったら「やぎや」のかき氷に尽きますね♪
5日は群馬県の館林で35.3℃を観測。関東で今年初めての猛暑日となりました。
6日も関東地方はムワーッとした暑さ・日差しの強さ・山沿いの夕立と、夏3点セットがそろう天気になります。
こんな天気が続くと「梅雨明けは?」という声が聞こえてきますが、来週末から再来週にまた曇りや雨の日がありそうなんですね。それがどうなるかを見極めないと梅雨明けが発表できない状況となっています。もう少々お待ち下さい。
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