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森羅万象 ~ 歩く印象派

9・18歴史博物館(前編)中国の旅(大連、瀋陽、撫順訪問)その21

2006年07月05日 23時55分39秒 | 中国の旅(大連、瀋陽、撫順)
「観光コースでない『満州』」(高文研:2005年刊)によると
「瀋陽は中国人にとり、日中戦争のきっかけになった歴史的な都市である。
とりわけ満州事変の起こった9月18日は旧満州(東北三州)に住んでいた
人ばかりでなく、すべての中国人にとって忘れられぬ日で」あるという。

この博物館が建っているところは柳条湖と呼ばれる。あの満州事変の列車
爆破の場所である。

満州事変(中国では9・18事変)というのは
1931年9月18日午後10時過ぎに奉天(現瀋陽)に向かう満鉄の急行列車が
この地点(柳条湖)を通過する際に、日本軍によって仕掛けられた爆薬が爆
発し、それをきっかけに日中両軍が戦闘に入ったもので「15年戦争」とよ
ばれる日中全面戦争への発端といえる。
しかし、当時は仕掛けたのは中国軍の方であるとの報道がなされ、一般の国
民は敗戦まで日本の関東軍の仕業である事を知らなかった。

江沢民の手になる博物館のタイトル。21世紀に入ってリニューアルされた
らしい。
(この壁の真後ろを旧満鉄線が走っている。)

博物館はその半分は地下に広がる、かなり大規模な施設だ。

しかし閑散としている。連休中はあまり中国人は訪れないのであろうか?
チケットを購入しKING父母らととも中へ入る。(中編へ続く)


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2 コメント

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誰でしたっけ?? (NOB)
2006-07-06 13:00:20
この記事を読んでいたら、満州事変関連の歴史問題で必ず出てくる中国の人の名前を思い出せないことに気づいてしまって、気持ち悪くて困りました。誰でしたっけ?

漢字3文字だったような覚え有るんですけどね・・・
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たぶん (ZERO)
2006-07-06 13:08:05
張作霖かその息子の張学良、あるいは国民党総裁の。蒋介石。

この3氏の中にいるのではないかと思われるのですが。

それはさておき、この記事をお読みいただきありがとうございます。

あまり、日本では知られていない中国の「抗日」

(反日ではありません。)の歴史についてご紹介した

いと思っています。
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