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はやぶさのカプセル、6月13日に地球帰還

2010年04月21日 19時03分14秒 | 時事スクラップブック(論評は短め)
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は4月21日、惑星探査機「はやぶさ」に搭載したカプセルが、6月13日に大気圏に再突入し、地球に帰還する予定だと発表した。着陸想定地を管轄するオーストラリア政府からこのほど、着陸許可を得た。

 検討中の計画によると、はやぶさは13日午後8時ごろ(日本時間)にカプセルを分離。カプセルは午後11時ごろ大気圏に再突入し、1時間以内に着陸する予定だ。着陸場所はオーストラリア大陸南部の砂漠地帯のウーメラ立入制限区域。カプセル分離後、はやぶさ本体は大気圏に突入して燃え尽きる。

 はやぶさは、小惑星「イトカワ」で岩石採取にチャレンジしており、カプセルにはイトカワの岩石が収納されている可能性がある。


以下は宇宙航空研究開発機構のプレスリリースより


「小惑星探査機「はやぶさ」搭載カプセルの地球帰還について」

平成22年4月21日

宇宙航空研究開発機構

 宇宙航空研究開発機構(以下 JAXA)は、平成22年6月に予定している「はやぶさ」搭載カプセルの地球帰還に関し、4月16日(金)に着陸想定地を管轄する豪州政府から着陸許可を得ましたのでご報告いたします。
 なお、カプセルの再突入の日時は、現在の計算によると、平成22年6月13日、日本時間23時頃(協定世界時14時頃)、着陸場所は豪州ウーメラ立入制限区域の予定です。
 引き続き、はやぶさの地球帰還、カプセルの再突入へ向けて慎重な運用を続けるとともに、適時、運用状況についてお知らせいたします。

※協定世界時(UTC):全世界で時刻を記録する際に使われる公式な時刻



最新の軌道計画に基づいた軌道誘導の概要(検討中のものであり確定ではない)

3月27日 イオンエンジンによる第2期軌道変換終了済み
4月6日 TCM-0 地球外縁部への初期誘導を実施済み
再突入39日前頃までに TCM-1、地球外縁部への誘導
再突入15日前頃までに TCM-2、地球外縁部への誘導
再突入 7日前頃までに TCM-3、豪州への誘導(地球外縁部→豪州着陸想定地域へ)
再突入 3日前頃までに  TCM-4、豪州への誘導(着陸想定地域への詳細誘導)
再突入 1日頃前から カプセル昇温
再突入 3時間前頃 カプセル分離
再突入 日本時間23時頃(協定世界時14時頃)を予定
再突入+1時間までに カプセル着地
*TCM:軌道修正 (Trajectory Correction Maneuver) イオンエンジンにて実施のため長時間を要する。
問い合わせ先:



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