2007年06月05日20時14分 朝日COM
写真↑新型インプレッサは女性や団塊世代の取り込みもねらった戦略車
「スバル」車をつくる富士重工業は5日、6年10カ月ぶりの全面改良となるコンパクト5ドア車「インプレッサ」を発売した。全長を5センチ短くしながら、車内や荷室はワゴン車並みに広く取り、燃費も1割改善。走り重視の若い男性という従来のスバル車の顧客層だけでなく、女性や団塊世代の取り込みもねらった初の戦略車と位置づけた。森郁夫社長は「(同社のワゴン車)レガシィ頼みからの脱却をめざす1台」と言う。
排気量は1.5リットルと2.0リットルで希望小売価格(税込み)は145万9500円から。今夏に北米、秋に欧州で順次発売し、年間で国内3万台、世界で12万台の販売が目標。欧州を手始めにディーゼル車も投入する。
同社は年間新車販売57万台の3分の1がレガシィという「レガシィ一本足打法」だ。だが、消費者の好みは多様化し、ワゴン車市場は縮小傾向にある。加えて国内販売車種(軽自動車除く)はレガシィ、インプレッサとスポーツ用多目的(SUV)車「フォレスター」の3車種のみ。全面改良までの期間も他社より長い傾向にあり、新型車が当たらなかった場合の経営への打撃は大きい。
3車種とも全面改良がなかった07年3月期は国内販売(軽自動車除く)が前期比16%も落ち込み、連結で104億円の営業減益となった。そこで今年2月に発表した中期経営計画では、顧客層拡大とともに「毎年1車種以上の全面改良」を掲げた。森社長は「今後は新SUVや多人数乗用車など、毎年新型車を発売していく」と強調した。
>「国内3万台、世界で12万台の販売が目標」
計15万台か。というと月1万2500台となるな。
それにしても昨年軽自動車ステラを投入したが「104億円の営業減益」という結果。軽の投入くらいではとてもカバーできないということだ。
写真↑新型インプレッサは女性や団塊世代の取り込みもねらった戦略車
「スバル」車をつくる富士重工業は5日、6年10カ月ぶりの全面改良となるコンパクト5ドア車「インプレッサ」を発売した。全長を5センチ短くしながら、車内や荷室はワゴン車並みに広く取り、燃費も1割改善。走り重視の若い男性という従来のスバル車の顧客層だけでなく、女性や団塊世代の取り込みもねらった初の戦略車と位置づけた。森郁夫社長は「(同社のワゴン車)レガシィ頼みからの脱却をめざす1台」と言う。
排気量は1.5リットルと2.0リットルで希望小売価格(税込み)は145万9500円から。今夏に北米、秋に欧州で順次発売し、年間で国内3万台、世界で12万台の販売が目標。欧州を手始めにディーゼル車も投入する。
同社は年間新車販売57万台の3分の1がレガシィという「レガシィ一本足打法」だ。だが、消費者の好みは多様化し、ワゴン車市場は縮小傾向にある。加えて国内販売車種(軽自動車除く)はレガシィ、インプレッサとスポーツ用多目的(SUV)車「フォレスター」の3車種のみ。全面改良までの期間も他社より長い傾向にあり、新型車が当たらなかった場合の経営への打撃は大きい。
3車種とも全面改良がなかった07年3月期は国内販売(軽自動車除く)が前期比16%も落ち込み、連結で104億円の営業減益となった。そこで今年2月に発表した中期経営計画では、顧客層拡大とともに「毎年1車種以上の全面改良」を掲げた。森社長は「今後は新SUVや多人数乗用車など、毎年新型車を発売していく」と強調した。
>「国内3万台、世界で12万台の販売が目標」
計15万台か。というと月1万2500台となるな。
それにしても昨年軽自動車ステラを投入したが「104億円の営業減益」という結果。軽の投入くらいではとてもカバーできないということだ。
というか(外観の)どこがスバルらしいのか?ですね。
とはいえ、この車の生産と売れ行きがフラクタル理論のように私達の「運命」(大げさですが)を翻弄するのも確かなことなので、も少し事態を冷静に眺めてみたいと思います。
昨年からの動き
スバル→トヨタの傘下に入る→ひとまず安心→しかし売上は依然として減少→トヨタの傘下に残るには→トヨタに評価される実績を作る→これまでの造り方ではダメ→今まで達成したことのない台数(一ヶ月あたり)を生産する→さらにそれを販売し利益を回復する→トヨタから褒められる→トヨタから本格的な支援を受けることができる→生き残れる。
こんな図式が描けるのではないでしょうか。
トヨタねえ。なんかちがうような気もしないでもないんだなあ。トヨタから褒められるって、たいへんなことだよ。搾り取られて、愛知県の下請け企業がどれだけ泣いているか…。
いずれにしても【私達の「運命」】がいい方向に転がることを祈ります。