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森羅万象 ~ 歩く印象派

富士重、「レガシィ頼み」脱却へ インプレッサ全面改良

2007年06月06日 20時53分53秒 | 仕事
2007年06月05日20時14分 朝日COM
写真↑新型インプレッサは女性や団塊世代の取り込みもねらった戦略車

 「スバル」車をつくる富士重工業は5日、6年10カ月ぶりの全面改良となるコンパクト5ドア車「インプレッサ」を発売した。全長を5センチ短くしながら、車内や荷室はワゴン車並みに広く取り、燃費も1割改善。走り重視の若い男性という従来のスバル車の顧客層だけでなく、女性や団塊世代の取り込みもねらった初の戦略車と位置づけた。森郁夫社長は「(同社のワゴン車)レガシィ頼みからの脱却をめざす1台」と言う。

 排気量は1.5リットルと2.0リットルで希望小売価格(税込み)は145万9500円から。今夏に北米、秋に欧州で順次発売し、年間で国内3万台、世界で12万台の販売が目標。欧州を手始めにディーゼル車も投入する。

 同社は年間新車販売57万台の3分の1がレガシィという「レガシィ一本足打法」だ。だが、消費者の好みは多様化し、ワゴン車市場は縮小傾向にある。加えて国内販売車種(軽自動車除く)はレガシィ、インプレッサとスポーツ用多目的(SUV)車「フォレスター」の3車種のみ。全面改良までの期間も他社より長い傾向にあり、新型車が当たらなかった場合の経営への打撃は大きい。

 3車種とも全面改良がなかった07年3月期は国内販売(軽自動車除く)が前期比16%も落ち込み、連結で104億円の営業減益となった。そこで今年2月に発表した中期経営計画では、顧客層拡大とともに「毎年1車種以上の全面改良」を掲げた。森社長は「今後は新SUVや多人数乗用車など、毎年新型車を発売していく」と強調した。

>「国内3万台、世界で12万台の販売が目標」
計15万台か。というと月1万2500台となるな。
それにしても昨年軽自動車ステラを投入したが「104億円の営業減益」という結果。軽の投入くらいではとてもカバーできないということだ。


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3 コメント

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ううう (賽目)
2007-06-06 13:59:54
ううう、なんじゃこのインプレッサは。ホンダみたいじゃないか。あのえぐい、とても一般受けしないインプレッサのほうがスバルらしいなあ。スバルが戦略的に「女性や団塊世代の取り込みもねらった」ってうまくいかないって。レガシー、ヨーロッパでは成功しているのだから、富士重もトヨタみたいに国内市場にこびるのはもうやめればいいのにねえ。こびればこびるほど、田舎っぽくなっちゃうんだよね、この会社。初代アルシオーネとか、こびまくりの折衷スポーツカーだったし。
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う~む たしかに (>賽目さん       ZERO)
2007-06-06 19:52:34
ホンダっぽいとこありますね。
というか(外観の)どこがスバルらしいのか?ですね。
とはいえ、この車の生産と売れ行きがフラクタル理論のように私達の「運命」(大げさですが)を翻弄するのも確かなことなので、も少し事態を冷静に眺めてみたいと思います。

昨年からの動き
スバル→トヨタの傘下に入る→ひとまず安心→しかし売上は依然として減少→トヨタの傘下に残るには→トヨタに評価される実績を作る→これまでの造り方ではダメ→今まで達成したことのない台数(一ヶ月あたり)を生産する→さらにそれを販売し利益を回復する→トヨタから褒められる→トヨタから本格的な支援を受けることができる→生き残れる。

こんな図式が描けるのではないでしょうか。

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スバル (賽目)
2007-06-06 21:37:41
クルマを売るって、むずかしいですよね。日本の場合、とくに嗜好品の要素もあるから、なかなかメーカーの思惑通りにもいかない。ドメスティックな市場だけではなく、世界もみる必要があるし。

トヨタねえ。なんかちがうような気もしないでもないんだなあ。トヨタから褒められるって、たいへんなことだよ。搾り取られて、愛知県の下請け企業がどれだけ泣いているか…。

いずれにしても【私達の「運命」】がいい方向に転がることを祈ります。
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