ホタル放流、極力避けて 遺伝子汚染防ぐため
2007年06月24日23時28分 朝日COM
ホタルの安易な移植・放流は、できるだけやめましょう――ホタルの愛好家や研究者による全国ホタル研究会が、こんな指針を作った。ホタル放流は各地で盛んだが、遠隔地で捕ったりした個体を放流すると、遺伝子汚染や生態系への影響が出る恐れがあるからだ。
観光や環境教育などを目的としたホタルの飼育や放流は広くみられるが、別の場所で捕らえたホタルをむやみに放流すれば遺伝子汚染が起きる可能性がある。例えばゲンジボタルは地域によって遺伝子が異なり、西日本では2秒間隔で点滅するように光るが、東日本では4秒間隔で光るなど、習性も違う。
また、ホタルや、幼虫のエサになる巻き貝カワニナを放流しても、環境が整っていないため定着せず、毎年放流を繰り返すケースもあるという。
指針は、ホタルやカワニナの放流を「極力行わないこと」とし、「放流する際は生息環境が十分か、従来の生態系に影響を与えないか事前に調べる」よう求めている。
指針は今月、鳥取県であった第40回大会で決めた。会員約300人に配る。古田忠久会長は「人が好きだからといっても、ホタルだけいるような川は川ではない。これからは、やや反省して生き物とつきあわないといけないだろう」といっている。
2007年06月24日23時28分 朝日COM
ホタルの安易な移植・放流は、できるだけやめましょう――ホタルの愛好家や研究者による全国ホタル研究会が、こんな指針を作った。ホタル放流は各地で盛んだが、遠隔地で捕ったりした個体を放流すると、遺伝子汚染や生態系への影響が出る恐れがあるからだ。
観光や環境教育などを目的としたホタルの飼育や放流は広くみられるが、別の場所で捕らえたホタルをむやみに放流すれば遺伝子汚染が起きる可能性がある。例えばゲンジボタルは地域によって遺伝子が異なり、西日本では2秒間隔で点滅するように光るが、東日本では4秒間隔で光るなど、習性も違う。
また、ホタルや、幼虫のエサになる巻き貝カワニナを放流しても、環境が整っていないため定着せず、毎年放流を繰り返すケースもあるという。
指針は、ホタルやカワニナの放流を「極力行わないこと」とし、「放流する際は生息環境が十分か、従来の生態系に影響を与えないか事前に調べる」よう求めている。
指針は今月、鳥取県であった第40回大会で決めた。会員約300人に配る。古田忠久会長は「人が好きだからといっても、ホタルだけいるような川は川ではない。これからは、やや反省して生き物とつきあわないといけないだろう」といっている。
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