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3倍規模の「超」東海地震、千年周期で発生か

2007年09月04日 16時30分39秒 | 時事スクラップブック(論評は短め)
2007年09月04日10時05分朝日COM

 国が想定する東海地震の約3倍もの地殻変動をもたらす「超」東海地震が、この5000年に少なくとも3回起きたことが、中部電力浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)近くのボーリング調査からわかった。この後、もう1回発生しているとみられ、1000年周期の可能性がある。次の東海地震が「超」タイプになるのではないか、という専門家の指摘も出ている。2日まで神戸市であった日本第四紀学会で発表された。

 調査したのは、産業技術総合研究所(産総研)活断層研究センターの藤原治研究員と北海道大学の平川一臣教授らのグループ。05~07年に浜岡原発から東約2キロの地域で計8カ所、深さ十数メートルのボーリング調査を実施した。堆積(たいせき)物の年代測定などをして調べた。

 その結果、東海地震が8000年以上前から100~200年周期で起きていることを確認した。加えて、大きな隆起を伴うため、想定東海地震とは別のタイプとみられる大規模地震が、約4800年前、3800~4000年前、2400年前ごろの計3回、起きていたことがわかった。

 年代は特定できていないが、この後にも同タイプが起きたとみられており、「1000年前後に1度、より大きな地殻変動を起こす地震があることが分かった」と藤原さん。

 東海地震説を提唱し、国が対策に乗り出すきっかけを作った石橋克彦・神戸大教授は「見つかった超東海地震は、詳しいメカニズムはわからないが、予想されている東海地震より大きなものであるのはほぼ確実だ。次に来る東海地震は、このタイプになる可能性もあり、備えが必要だろう」と指摘する。

 国が想定する東海地震はマグニチュード8級。古文書で記録が残る安政東海地震(1854年)の震度分布などを元にモデルが作られており、地殻変動のより大きくなる地震は、想定外だ。

 浜岡原発は、国の中央防災会議が作ったモデルよりやや厳しい地震でも耐えられるように、3号機から5号機の耐震補強工事を05年から始めた。こちらも、地殻変動のより大きい地震は想定に入っていない。
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災害
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