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アイスランド噴火、欧州空路まひ状態 離発着停止13国

2010年04月16日 23時36分41秒 | 時事スクラップブック(論評は短め)
2010年4月16日20時38分朝日COM

 【ロンドン=橋本聡、ベルリン=金井和之】アイスランドで起きた大規模な火山噴火は16日、火山灰が欧州各地に達し、空路のまひが拡大している。航空機の離着陸を停止した国は欧州北部を中心に13カ国に広がった。欠航は1万7千便前後になると見込まれ、混乱は空前の規模に。日本からの欧州便も欠航や引き返しを余儀なくされるなど、全世界で影響が出始めている。

 米CNNは、航空便の乱れの規模は2001年の9.11同時多発テロ以来だとしている。

 アイスランド気象庁によると、噴火したのは同国南部エイヤフィヤトラ氷河の火山。先月2世紀ぶりに噴火し、14日に再び大規模な噴火を起こした。噴き上げられた火山灰は上空11キロに達し、風に乗って東南に流れている。火山灰は16日、欧州北部を広く覆った。

 この影響で、エンジントラブルなどをおそれた各国航空当局は、15日から相次いで空港閉鎖や運航中止を発表。欧州の航空管制機関ユーロコントロールなどによると、16日午前(日本同日午後)の時点で離着陸を停止しているのはアイスランド、アイルランド、英国、デンマーク、ノルウェー、フィンランド、オランダ、ベルギー、エストニア、スウェーデン、仏、独、ポーランドの13カ国。

 こうした状況を受けて、日本航空は16日、成田からのロンドン、パリ、アムステルダムなど5路線の全便欠航を決めた。全日本空輸も同日と17日の成田発のロンドン、パリ、フランクフルト便を欠航させた。ほかにも欠航が相次いだ。

 オバマ米大統領やロシアのメドベージェフ大統領も出席して18日にポーランド南部クラクフで予定されていた、航空機事故で死亡したポーランドのカチンスキ大統領の国葬も実施が危ぶまれている。同国内の空港が相次いで閉鎖されており、参列者だけでなく、大統領の遺体もクラクフに運べない恐れがあるためだ。ポーランド政府は対応に追われ、混乱している。

 アイスランド気象庁は「噴火活動は数日から数週間つづきそうだ」(専門官)としている。火山灰が風で流された地域は航空機の飛行が再開できるが、火山灰の移動とともに飛行できない地域も移動するとみられる。

>前代未聞の大事件ですな!
今回の噴火でこの騒ぎじゃ、あの恐竜たちが全滅した小惑星の衝突が今起きたら、全世界のネットワークがズタズタになってしまいますね。


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