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森羅万象 ~ 歩く印象派

「氷河期の生き残り」が冬支度 北海道・大雪山で紅葉

2012年09月14日 19時07分27秒 | 歩く印象派

ウラシマツツジが色づく中、エサを集めるため、岩場から姿を見せるエゾナキウサギ=13日、北海道上川町の黒岳、杉本康弘撮影

2012年9月14日7時49分朝日COM

 北海道の大雪山系・黒岳(標高1984メートル)の山頂付近で紅葉が始まり、北海道の高山帯に生息するエゾナキウサギが冬支度を始めている。赤く色づい たウラシマツツジが広がる黒岳の岩場では、「ピチィ」、「ピチィーッ」と鋭い鳴き声が響く。口に草や枝をくわえ、登山客が行き交う脇を、エゾナキウサギは 忙しそうに動き回っていた。今年は残暑の影響で紅葉は1週間ほど遅れているという。

 エゾナキウサギは大陸と陸続きだった時代に渡ってきたとされ「氷河期の生き残り」と呼ばれる。