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森羅万象 ~ 歩く印象派

反物質を1千秒閉じこめ成功 宇宙誕生の謎究明に期待

2011年06月06日 20時50分17秒 | 地球の不思議・宇宙の不思議

2011年6月6日17時3分

図:水素原子と反水素原子拡大水素原子と反水素原子

 東京大学や理化学研究所などの国際研究グループが、電気的性質が通常とは逆の「反物質」の一種、「反水素」原子を1千秒(約16分間)閉じこめることに 成功した。反物質と物質の性質の微妙な違いを調べれば、宇宙誕生の謎に迫れるかもしれない。英科学誌「ネイチャー・フィジックス」電子版に発表した。

 宇宙ができたとき、物質と反物質は同じ量だけでき、互いにぶつかって消えていったが、両者の微妙な性質の違いから、最終的に物質だけが残され、物質で構成される現在の宇宙ができたとされている。

 反物質を調べるには、人工的に作り出したうえ、安定した状態で保つ必要がある。反物質は物質とぶつかると、大量の熱エネルギーを放出して消えてしまうため、磁気を利用した真空の装置の中で、壁などにつかないよう、宙に浮かせて閉じこめる必要があった。


草津白根山で火山性地震が多発 活発化の兆候

2011年06月06日 15時07分38秒 | 時事スクラップブック(論評は短め)

2011年6月6日 14時34分

 草津白根山周辺図

写真

 気象庁は6日、長野、群馬県境の草津白根山で火口湖の一つ「湯釜」付近を震源とする火山性地震が多発しているとして「火山解説情報」を発表した。

 同山は、東日本大震災後に地震が一時増加。5月27日には約3年ぶりに火山性微動が観測されるなど活発化の兆候がみられる。噴火警戒レベルは「平常」の1を維持するが、同庁は過去の噴火形態などから、急激に活発化する可能性もあるとして監視を強化している。

 同庁によると、火山性地震は5日午後から1時間に2~4回発生していたが、6日午前7時ごろから急増、同8時台は20回を超えた。その後も十数回程度と多い状態が続いている。6日午前0~10時の地震回数は61回(速報値)。

 今回は火山性微動は観測されておらず、地殻変動にも異常はない。

 草津白根山は最近では、1982~83年に断続的に小規模な水蒸気爆発を起こしている。

(共同)