All Things Must Pass

森羅万象 ~ 歩く印象派

安全な場所に作りました…警察署にツバメの巣/横浜

2010年06月19日 14時17分32秒 | 歩く印象派
巣で大きく口を開けて親ツバメが運んだ餌を待ち構えるひな=泉署 (神奈川新聞社)18 日11時15分配信

 横浜市泉区の神奈川県警泉署内の駐車場で、ツバメのつがいが巣を作り3羽のひなを育てている。大きく口を開けて餌を待つ姿が愛らしく、一躍署員の人気者に。普段は険しい顔の警察官も顔をほころばせ、健やかな成長を願っている。

 署員が巣を確認したのは約1カ月前。駐車場裏口ドアの横で、壁側に縦に据え付けられた蛍光灯の上に営巣していた。

 巣と天井のすき間はわずか数センチで、天敵のカラスも近寄れない。しかも警察官が目を光らせているとあって、山口達夫副署長は「これ以上安全な場所はないでしょう」と笑う。

 数日前からひなが次々と誕生。親鳥は周辺を飛び交っては頻繁に巣に戻り、口移しで餌を与えている。夜は親鳥1羽が巣の横で、もう1羽が巣内でひなを守るように眠っているといい、署員は「見ていて飽きない」と観察を続けている。

 事件事故に追われている署員の心を和ませるツバメ一家。巣立ちの日が待ち遠しいような、さみしいような。署員は複雑な「親心」で見守っている。