All Things Must Pass

森羅万象 ~ 歩く印象派

考えてみませんか デートDV Q&A

2009年09月08日 07時34分12秒 | 歩く印象派
 “デートDV(ドメスティック・バイオレンス)”という言葉を聞いたことがありますか? 若い恋人の間でおきる暴力的な言動などで相手をしばりつける人権侵害です。“デートDV”について考えてみましょう。(岩井亜紀)
 Q そもそもどういうこと

 A DVとは、親密な関係にあるパートナーに対してふるわれる、体や心への暴力のことです。恋人同士の間で広くおきているものを、デートDVといいます。

 おとなのDVとデートDVの違いは、婚姻関係があるかないかだけです。DVは、大切な人を傷つけ、二人の関係を壊してしまいます。犯罪となる行為も含んだ人権侵害です。
 Q どんなことが暴力になるの

 A 身体的な暴力だけではありません。

 ☆身体的暴力 体をつかんでゆする、押さえつける、平手でたたく、髪の毛をつかんで引っ張る、なぐる、ける、なぐるまねをして脅す、相手に向かって物を投げたり、物を壊したりする

 ☆言葉での暴力・精神的暴力 いやな呼び方をする、相手を見下した言葉やいやみを言う、欠点や否定的なことばかり言う、すぐ不機嫌になる、無視する、友人関係を制限するなどして孤立させる、行動や服装などをチェックしたり指示する

 ☆性的暴力 無理やりセックスする、避妊をしない、無理やりアダルト・ビデオを見せる

 ☆経済的な暴力 アルバイトをさせる・やめさせる、お金をねだる、借りたお金を返さない
 Q 特別な人たちの問題じゃないの

 A 2008年に横浜市が行った調査では、10~20代の女性の26・7%、男性の14・9%が被害を受けていました。大学生の女性では約35%に達しています。(グラフ参照)

 一方、交際経験のある人のうち、デートDVをしたかもしれないと答えた人は、男性29・4%、女性28・0%でした。
グラフ
 Q なぜこんなことが
背景に“らしさ”の偏見

 A DV加害者プログラムやデートDV防止プログラムを実施する団体、アウェア代表の山口のり子さんは、次のように話しています。

 DVは、力で相手を支配することが目的です。暴力により、相手を自分の思い通りに動かそうとします。力を奪われた人は、自分で自分のことが決められなくなります。

 「人を支配する」ということは、人を一人の人として対等・平等に扱わず、尊重しないということです。

 要因のひとつとしては、ジェンダー・バイアス(男らしさ・女らしさの偏見)の影響があります。女性なら、「何でも決めてほしい」「頼りたい」「かわいく思われたい」「相手の世話をしてあげたい」などと考えがち。男性なら、「言葉にしなくても気持ちを察してほしい」「従ってほしい」「世話してほしい」などです。

 私たちはその偏見に、毎日の生活の中で触れています。テレビのドラマやCM、雑誌、漫画などで、見たり聞いたり、感じたりして、気づかないうちに影響を受けています。これを「当たり前」と受け止めていると、いつの間にか、主従関係になってしまい、デートDVの関係に発展していくのです。

 デートDVを防ぐためには、互いを一人の個人として理解し合い、尊重し合う関係を築くことが大切です。
 Q 僕らは大丈夫かな

 A さっそくチェックしてみましょう。パートナーがいるときは、いっしょにやってみてください。気になったら、信頼できるおとなや地域の専門機関に必ず相談してください。

◆やっていると思ったらチェック

 □ 相手がどこで何をしているか、どんな服装か気になり、いつもメールなどで確かめている。

 □ ひどく嫉妬(しっと)したり、相手を独占しようとする。

 □ 「別れるなら自殺する」と脅したことがある。

 □ 怒って相手を殴る、けるなどの暴力行為をしたことがある。

 □ 相手がいやがっているのに、セックスしたことがある。

◆受けていると思ったらチェック

 □ 相手の怒りっぽさが怖い。

 □ 相手にいつもバカにされたり、「何もできない」など侮辱した言い方をされる。

 □ 勝手に携帯メールなどをチェックされたり、携帯電話を壊されたことがある。

 □ デートのお金をいつも払わされる。

 □ 「セックスしたくない」と怖くて言えない。
私の経験は…

 ▽高校2年生女子 彼は私の携帯を見て、男の子からのメールだったら必ず消す。私が友だちと遊びたいと思っても、「だめ」と言って私の行動を制限する。この間、久しぶりに女の友達とカラオケに行った。そこに男の子が3人いた。迎えに来た彼が男の子たちを見て、男の子を殴りだした。友だちは泣き出すし、私は止めようとして、おなかをけられた。前にも2回殴られたことがある。

 ▽大学4年生女子 交際半年あまり。相手は1歳上で部活の先輩。相手から誘われ、つき合いはじめて1カ月ほどでセックスする。以後は月に1回から4回ぐらい。二人きりになって話していると、ちょっとしたことで不機嫌になる。機嫌が悪くなると、ののしったりほおや頭をぶったりする。セックスをいやがるとぶたれる。ぶたれるのがいやで応じることがあるが、自分はあまりしたくない。避妊してくれないので不安。
アウェアの連絡先

Eメール

aware@par.odn.ne.jp

ホームページ

http://aware.exblog.jp/

(コピペ元はしんぶん赤旗HPより)2009年9月7日(月)「しんぶん赤旗」

この期に及んで・・・・・・・・自公連立「埋没した」「らしさ発揮」 公明役員会が紛糾

2009年09月08日 06時00分37秒 | 時事スクラップブック(論評は短め)
2009年9月8日3時1分朝日COM

 公明党の新代表に山口那津男氏を内定した7日の党常任役員会で、10年間の自公連立政権の総括を巡って議論が紛糾したことが分かった。公明党が埋没したとの総括を目指す新執行部に対し、連立を主導した重鎮たちが反発。山口新体制は「連立の後始末」で波乱含みのスタートだ。

 常任役員会では、山口氏が8日の全国代表者会議で読み上げる就任あいさつの内容が議論になった。出席者によると、山口氏側が示した原案には「連立政権の中で埋没した」「この10年間で公明党らしさが失われた」「政権運営に時間を取られ、支持者への説明が十分できなかった」との趣旨の言葉が盛り込まれていたという。

 これに対し、引責辞任する太田代表が「公明党らしさを十分発揮してきたし、努力してきた。一刀両断に『なかった』というのは不本意だ」と強く反発した。同じく辞任する北側一雄幹事長や、落選した冬柴鉄三前幹事長ら自公政権を主導した執行部経験者からも「連立の枠組みの中で全力を尽くしてきた」などと修正を求める声が続出。原案は修正され8日午前に改めて調整することになったという。

 山口氏は、総選挙惨敗を受けて自公路線に代わる針路を示し、来夏の参院選に向けて党の独自性をアピールすることを期待されている。だが、党内には自公路線へのこだわりもなお強い。出席者の1人は「原案は山口氏を中心に作成した。自公連立の負の部分を総括したい新執行部と、連立を支えてきた自負がある旧執行部の意識の差が対立になって表れた」としており、党再建の行方は不透明だ。

>大田にしろ、北側や冬柴にしろ。今回落選の憂き目にあったこと自体が自民と組んだ公明党への手厳しい審判であったことについて、まったくわかってないみたいだ。
内紛?
「勝手にやってろ!」だ。