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森羅万象 ~ 歩く印象派

THUNDERBIRDS IN JAPAN (パルコ3にて)

2006年12月03日 23時41分46秒 | 歩く印象派
小松崎茂展を出たところで、案内の女性から
「渋谷でサンダーバードの展示会やってますよ。」
会期は12月4日までと聞き、急いで半蔵門線に乗った。

会場はパルコ3の7F。
車中で思った。正直、昨今の渋谷はあまり嬉しくないところだ。
いつの頃からだろう。あんなに騒々しい街になってしまったのは。
スクランンブルを渡ると、案の定、通りに向けて置かれ店々のス
ピーカーからどでかい音が競い合っていた。
センター街はますますチープな通りとなった。
足早に通り抜けるしかない。
スペイン坂を登り詰めると目指すパルコ3だ。

サンダーバードが日本で放映開始されて40年を迎えた記念の
イベントらしい。ただし、本家本元のイギリスからの「本物」の
展示は一切なく、日本国内の関連団体・企業によるイベントだと
いうことがすぐにわかった。
上野の国立科学博物館で開かれた「STAR WARS」展と較べれば
かなり見劣りもするが、500円という入場料では仕方ないか。

上の1号はかなり大きかった。ただし、何の説明もないのが残念。
ガラスケースに並ぶのは4号。

手前から2号,3号,5号。いずれもイマイかバンダイ製。

奥のジェットモグラは、よく出て来ている。
その手前のペネロープ号もしかり。

レディ・ペネロープと運転手のパーカーもよく作り込まれている。

当時の少年マガジンや少年キングなどに掲載された記事の紹介。

どうも、先に小松崎展を観て来てしまったため、かなり見劣りしてしまった。
いい素材なんだから、こんな軽い感じの展示ではもったいない気がする。
その小松崎画伯の作品もあった。
イマイのMJ(マイティ・ジャック)プラモのポスターだ。
MJは怪獣とかウルトラマンのような超人が主人公ではなく、あくまでも
MJ号というメカがメーンであった点でサンダーバードに一番近いドラマ
であったと思う。

円谷プロとしては斬新な企画だったが視聴率の方はさほどではなかった。
でも、私的にはウルトラセブンと並ぶ傑作である。

サンダーバードだが、もっと本格的な展示会に期待したい。