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森羅万象 ~ 歩く印象派

撫順へ(その2)中国の旅(大連、瀋陽、撫順訪問)その27 

2006年07月18日 05時58分25秒 | 中国の旅(大連、瀋陽、撫順)
いきなり目の前に現れた風景にくらくらっとした。
巨大なすり鉢状に掘り下げられた露天掘りの現場は
あまりにも広過ぎるためと舞い上がる砂塵ならぬ炭塵
で底の方はかすんでいる。また幾重にもとぐろを巻く
ようにすり鉢の中をぐるりと走る線路を眺めていると
まるで精密にできた鉄道模型のジオラマみたいだ。

さらに下の部分の拡大写真。
一番深い所までは280mあるという。

炭坑の上には火力発電所。実にわかりやすい構図だ。
旧満鉄時代から引き継がれている。

驚いたことに今みている西露天鉱の東には東露天鉱
があってここよりももっと広いらしい。
人口200万人を超える一大工業都市の撫順は石炭だけでなく
石油も採掘されている。