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森羅万象 ~ 歩く印象派

中国の旅(大連、瀋陽、撫順訪問)その3 機内にて

2006年05月08日 12時25分39秒 | 中国の旅(大連、瀋陽、撫順)
①氏名
②性別
③生年月日(西暦・月)
④国籍(地区)
⑤パスポート番号
⑥搭乗便名
⑦今後14日以内の連絡先(住所・電話番号)
⑧現在の症状にあてはまるものを黒く塗りつぶしてください。
 熱 呼吸困難
 咳 性感染症
 精神病 エイズ
 下痢 肺結核
 嘔吐
⑨過去14日以内にSARS患者あるいは感染の疑いがある人と接触しましたか?
⑩持ち込み品を黒く塗りつぶしてください。
 動物 動物の死体
 動物製品 人体組織
 微生物 生物製品
 植物繁殖材料 血液または血液製剤
 土 植物
 植物製品
⑪中国入国日
⑫署名(パスポートと同じ)

 上記は機内で手渡され記入した3枚の書類の内の一つで
「入国検疫申告書」というタイトルである。
(他の2枚は「入国カード」と「税関申告書」)
ご存知のように数年前、SARS事件で中国は手痛いダメージ
を受けた。核心部は⑨の「過去14日以内にSARS患者あるい
は感染の疑いがある人と接触」したかどうかであることは
間違いない。
ここにチェックを入れると
「いったいどうなってしまうんだろう?」
と思いながら記入を終えた。

機内のアナウンスで成田―大連周水子空港間の飛行距離は
1,985キロとのことであった。亜音速(マッハ0.85前後)で
飛行するとすれば2時間強の飛行時間だが実際には離陸時と
着陸時の待ち合わせ時間やジェット気流(向かい風、追い風)
の関係で行きは3時間強、帰りは3時間弱となる。
この便(CZ630)は成田を13時25分発(実際は13時35分だ
った。)、大連周水子空港に到着は現地時間で15時30分との
こと。
せっかく窓際に座れたのに大連上空は黄砂で霞んでいた。
下方を覗くと山の斜面に奇妙な数字が描かれていた。①とか
②とかの数字が茶色い岩盤に白色で塗られている。大きさは
直径200~300メートルはあるだろう。地上2千メートルくらい
の高度からでもはっきり読めた。まるで「ナスカの地上絵」
を彷彿させる。何のために描かれたマークなのかわからない
が奇妙であった。(残念ながら写真はない。)
そうこうするうちに周水子国際空港に着陸となった。