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森羅万象 ~ 歩く印象派

新機能性材料展2006

2006年02月22日 23時58分11秒 | 仕事
 ビッグサイトで催された表題の展示会に行ってきた。
最近の展示会では珍しく、写真撮影が禁止されていた。
こういう新素材関係では、それだけ各社共しのぎを削る
状況にあるということでもある。
(というわけで内部の展示写真は今回なし。)

 住友3Mとか三菱樹脂といった老舗は、なんとなくわ
かるがオリンパスの出展には意外な感じがした。本業の
カメラで苦戦が続いているようだが、医療や産業資材関
係にも進出していた。特に医療関係では人工骨補填材
いう材料に力を注いでいる。生体材料事業とか再生医療
事業という分野があることも初めて知った。顕微鏡とか
医療関連の光学機器とのつながりから、始まった事業の
ようである。

 自分の仕事からいえばオレフィン系材料(熱可塑性エ
ラストマー)の使用頻度は着実に伸びてはいるものの、
塩ビ関係がこの先どうなっていくのか?といった素朴な
疑問に答えてくれる「展示」は皆無に近く。歴史から
塩ビ自体が「消去」されてしまった感がある。(実際に
は塩ビの使用量は大幅に減ってはいないのに。)

 地味な展示会のせいか、この種の新素材関係のイベン
トはそう多くはない。機会があれば、次回も訪れたい。

おまけ:食堂のメニュー
(メッセや横浜パシフィコなどと較べてみると面白そう。)