All Things Must Pass

森羅万象 ~ 歩く印象派

昨夜見た夢

2005年09月16日 06時34分28秒 | 
昨晩はたくさん夢を見た。寝言もかなりだったようだ。(家人には迷惑千万!)
夢の記録9月16日 オムニバス風で断続的な夢だった。
(1) スピード感のある車が疾走している。女、前の運転席に乗っている。後部座席左側に乗っている私は、外から顔を出し、前の助手側の窓から女に叫ぶ。(どう考えても変なのだが夢の中ではこうなっていた。)どなる。女、何かを言い返す。私、怒鳴り返す。(この女性とは敵対関係にあるようだ。)

(2)老婆の家、農村、田園地帯まわりは田んぼ(稲がまだ青かったから初夏か)夕方、遠景には里山、老婆と外へ出かける。田んぼ道。老婆護衛のためか犬2匹、うち一匹ははじめは存在しない。ずっと後に袋の中から飛び出てくるまでわからなかった。犬は吠えたりしない。老婆は家を出る際に、長いコードの着いたカラオケに使うようなマイクで外出することを誰かにを伝えていた。マイクはこの村(?)の有線放送のようなシステムとつながっている模様。コードの長さは無限ではなかったようで途中で老婆はマイクを道端に置いていく。(まるで命綱を離したような印象)老婆はたくさん土地持っていて途中途中で(自分の)田んぼをチェックしていた。さきほどのもう一匹の犬が飛び出るシーンだが、しばらく老婆と歩いた後、老婆の持っていた紙袋を受け取りそれを抱えて歩いているうちに住宅街に入る。そこで小さな用水堀が右手に見えた。柳の木が堀に沿って何本か並ぶ。水は底のほうにわずかしかないが反射でその存在がわかる そのうち前方にふさふさした茶色い毛の犬が目に入る。その瞬間、私の抱えていた紙袋ががさがさと音を立て大きな犬が飛び出てきた。

(3)(家で)小学2~3年生のかぽに妹が生まれることを伝えるとかぽは大喜びする。みんなで赤ちゃんを迎える準備を記録しておこう(大きくなったら教えてあげよう。という意味)と盛り上がる。

(4)改札口を通り抜け(あるいはデパートの出入り口か?)広場に出ると黒いスーツ姿の顔が急接近。中肉中背の男。どこかで見たようなそうでないような、悪い人間ではないことはわかる。人相も悪くない。(今田にちょい似?)もう一人現れるが、その顔はわからない。二人に両脇を挟まれ「拉致?」されるが後輩たちと飲みに行く感覚で怪しさはない。会話をしたが何を話したかはあいまい。柔道部がどうのこうのという訳のわからないことを口走った覚えはある。

(5)和風の一室(畳の部屋)で、私より若い男性と二人。部屋の真ん中には小さな卓があり、男性は卓にかがみ込むように座している。私は彼の運命を知っている。彼はいづれはがんで死ぬのだ。かなり先のことなのだが)彼もそのことを知っている。私はここで「この世界」が「前の世界」と違うことに気づく。うっかりそのことを口したとき目の前に貴美ちゃんがいていぶかしそうに、「前と違うって?」と不審に思う。時刻は不明だが、曇りガラスの窓の様子から午後から夕方のあたり。低い天井には蛍光灯の明かり。

(6)小田急の町田駅前のロータリー。この駅も前とは異なっている。(この場合の前というのは、以前、別の日に見た夢。)駅前ロータリーの空母(米軍のお下がり)のオブジェ(かなりでかい)が無くなっていた。いや、10分の1くらいの模型になっていた。ロータリーを左回りに進みながらバスの車窓からそれを眺める。ただそれだけ。夕方。

 夢というのは、「夢を見る。」という能動的行為ではなく「夢を見せられる。」受動的なものだ。言い換えると「夢」のほうでこちらを呼び出しているのだ。ユングのいう「無意識」から「意識」に対しての呼びかけ、それが夢なのである。ユングは夢の中に出てくる「何か」を象徴ととらえ、その象徴の意味するところから独自の心理学を打ち立てた。