カンヌ国際映画祭でパルムドールに輝いた本作。
カンヌ映画祭で賞を獲得した作品って・・・いま一つよくわからない難解なものが多くって。
本作はどうなんかなぁ?と思いつつ、鑑賞。
隣に座った母娘がうるさくって・・・劇場マナー映像からエンディングが流れるまで、
ポップコーンをガサガサ食べながら、各シーンに「えっ、どういうこと?」「~ってこと?」などと
最後まで延々と話は続きました
********************
ツ リ ー ・ オ ブ ・ ラ イ フ
********************
鑑賞後、大阪の実家に帰ってまったりしていたので記憶を辿りつつ・・・。
< ストーリー >
1950年代にテキサスで過ごした少年時代を振り返るジャック(ショーン・ペン)。
愛に溢れた優しい母と、厳しく躾ける父(ブラッド・ピット)。
息子達に「強くあれ!」と力で押さえつけようとする父を、畏怖し従う母と弟たち。
長男ジャックはそんな父に反発し、弟に嫉妬する。
何だか不思議な映画でした。
ドキュメンタリーのような美しい映像で描く壮大な宇宙の歴史と
1950年ころのオブライエン一家の家族の葛藤。
台詞は少なく、成人したジャックの声と当時のジャックの心の声がボソボソと話し、
ストーリー自体も断片的ではっきりとは描かれない。
最初に旧約聖書のヨブ記の一節がありました。
『ヨブ記』は人間社会の中に存在していた神の裁きと苦難に関する問題に焦点が当てられているそうな。
(by Wiki)
読んだことが無いので・・・ただ、本作は非常に宗教色の強い作品だと思います。
「神への信仰があれば、悪いことは起こらない」のような母の台詞があったような。
しかしながら、深い信仰心があっても、残念ながら悪いことは起こるときには起こるんです。
愛する息子を亡くし悲嘆にくれる夫婦、しかし死亡理由は・・・語られない。
「父と息子の確執」はアメリカ映画でよく描かれるテーマですが、日本では「母と娘の葛藤」の方が
多いのは文化の違いなのでしょうか。
父の躾けはそれほど厳しいという感じは受けませんが、非常に感情的。
息子達に「負け犬になるな」と「力がすべて」を固持する父ですが、自分自身は音楽の道に挫折、
特許申請も上手くいかず、リストラの憂き目に会い、引越しをすることになる。
自分の果たせぬ夢を子供に、というのは時代や文化、性差を越えて同じですね。
ある時、弟に音楽の才能を見出しうれしそうな父を見て嫉妬するジャック。
旧約聖書「創世記」に登場する人類最初の兄弟カインとアベルのように、
父は自分より弟を愛していると弟に辛くあたる。
まさか弟の死にジャックは絡んでないですよね?
ジャックの行動に解せないことがあります。
他所の家に侵入しある大胆な行動をするのですが、あれは何を意味しているのでしょう?
あまりにも壮大な宇宙や命の繋がりとオブライエン一家が私の中で繋がらず、
「う~ん、何だかなぁ~」で止まってしまいました。
命の繋がりには「神、若しくは創造主の見えざる手」があり、
何世代にも繰り返され続けるというメッセージなのかなぁ?
次男を演じている子がブラピに酷似していて、子供の頃のブラピってこんな感じだったのかなぁ
なんて思いました。
***** 見た 映画 *****
8月17日 「ツリー・オブ・ライフ」@109シネマズMM横浜
「ダンシング・チャップリン」@横浜ジャック
8月24日 「塔の上のラプンツェル」DVD
カンヌ映画祭で賞を獲得した作品って・・・いま一つよくわからない難解なものが多くって。
本作はどうなんかなぁ?と思いつつ、鑑賞。
隣に座った母娘がうるさくって・・・劇場マナー映像からエンディングが流れるまで、
ポップコーンをガサガサ食べながら、各シーンに「えっ、どういうこと?」「~ってこと?」などと
最後まで延々と話は続きました
********************
ツ リ ー ・ オ ブ ・ ラ イ フ
********************
鑑賞後、大阪の実家に帰ってまったりしていたので記憶を辿りつつ・・・。
< ストーリー >
1950年代にテキサスで過ごした少年時代を振り返るジャック(ショーン・ペン)。
愛に溢れた優しい母と、厳しく躾ける父(ブラッド・ピット)。
息子達に「強くあれ!」と力で押さえつけようとする父を、畏怖し従う母と弟たち。
長男ジャックはそんな父に反発し、弟に嫉妬する。
何だか不思議な映画でした。
ドキュメンタリーのような美しい映像で描く壮大な宇宙の歴史と
1950年ころのオブライエン一家の家族の葛藤。
台詞は少なく、成人したジャックの声と当時のジャックの心の声がボソボソと話し、
ストーリー自体も断片的ではっきりとは描かれない。
最初に旧約聖書のヨブ記の一節がありました。
『ヨブ記』は人間社会の中に存在していた神の裁きと苦難に関する問題に焦点が当てられているそうな。
(by Wiki)
読んだことが無いので・・・ただ、本作は非常に宗教色の強い作品だと思います。
「神への信仰があれば、悪いことは起こらない」のような母の台詞があったような。
しかしながら、深い信仰心があっても、残念ながら悪いことは起こるときには起こるんです。
愛する息子を亡くし悲嘆にくれる夫婦、しかし死亡理由は・・・語られない。
「父と息子の確執」はアメリカ映画でよく描かれるテーマですが、日本では「母と娘の葛藤」の方が
多いのは文化の違いなのでしょうか。
父の躾けはそれほど厳しいという感じは受けませんが、非常に感情的。
息子達に「負け犬になるな」と「力がすべて」を固持する父ですが、自分自身は音楽の道に挫折、
特許申請も上手くいかず、リストラの憂き目に会い、引越しをすることになる。
自分の果たせぬ夢を子供に、というのは時代や文化、性差を越えて同じですね。
ある時、弟に音楽の才能を見出しうれしそうな父を見て嫉妬するジャック。
旧約聖書「創世記」に登場する人類最初の兄弟カインとアベルのように、
父は自分より弟を愛していると弟に辛くあたる。
まさか弟の死にジャックは絡んでないですよね?
ジャックの行動に解せないことがあります。
他所の家に侵入しある大胆な行動をするのですが、あれは何を意味しているのでしょう?
あまりにも壮大な宇宙や命の繋がりとオブライエン一家が私の中で繋がらず、
「う~ん、何だかなぁ~」で止まってしまいました。
命の繋がりには「神、若しくは創造主の見えざる手」があり、
何世代にも繰り返され続けるというメッセージなのかなぁ?
次男を演じている子がブラピに酷似していて、子供の頃のブラピってこんな感じだったのかなぁ
なんて思いました。
***** 見た 映画 *****
8月17日 「ツリー・オブ・ライフ」@109シネマズMM横浜
「ダンシング・チャップリン」@横浜ジャック
8月24日 「塔の上のラプンツェル」DVD
少しでも納得いく部分があれば良かったのですが・・・。
映像は美しいなぁという思いはしましたが、それだけじゃぁねぇ^^;
やっぱり映画は理解できるものの方が私は好きです(笑)。
わかるようなわからないような、壮大な命のリレードラマのサンプリングとしてあの時代のオブライエン一家が描かれる理由というのがいま一つでした。
よく判らない、何じゃこりゃってのが多いです。
中には金返せ映画だと酷評する人もいました。
そこまでとは言いませんが、
結局何が言いたいのかよく判りませんでした。