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日刊ゲンダイ:金子勝さん・文 / 「予算執行中の書類の破棄はあり得ない」

2017年04月05日 07時55分09秒 | 国会論戦
国会での議論を見てると、

政府批判につながりそうな文書は、

大抵の場合、

破棄されている。

官僚に

担当に事実を確かめるよう

依頼されると、

直ちに返ってくる返事は、

「お控えください」だ。

内閣の

担当大臣への質問は、

首相同様、

みなさん、

関係のない話をべらべらとしゃべり

まともに答えようとしない。

挙句に果てに

「そんな質問をして責任を取れるのか」

という恫喝。

余りにも酷い対応だ。

その原因はどこにあるのか

と言うと

選挙制度だと思う。

ここを疑わなければ、

絶対に与党に勝てないよ

という場面なのに、

ここで政権批判をできる人間がいない。

余りに悔しく、

選挙に不正があるのではないか

疑うべきだと、

「B層というアホ国民のお陰で俺は大変、迷惑を被っている」

というツイートを見たときなど、

たまに主張した。

返ってくる答えは一様に

「私は、第一に、陰謀論を取らない。

第二には、証拠のない話に耳を傾けるつもりがない」

ということだった。

思うに、

こういう返答をする背景にあるのは、

フェミナチの権威だろう。

その泰斗と目すべき

山口二郎‏さんがこんなツイート。

――こんなめちゃくちゃな政治が目の前で延々と続いているのだ。愚劣な大臣の存在を許せば、為政者は国民を際限なく馬鹿にするだろう。菅官房長官のあの横柄な応対の仕方は、すでに国民への侮蔑に満ち満ちているのだが。〔22:49 - 2017年4月4日 〕—―

では、

どんな戦い方をすべきなのかという話になると、

――野党は、愚劣な復興担当大臣を罷免するまで国会審議に応じないと戦うべき〔22:50 - 2017年4月4日 〕—―

と言った消極的なメニューしか用意しない。

なぜ、積極的な

提案ができないのか――。

国会での議論を裁判での起訴手続きになぞらえているからではないかな。

だからこそ、批判されるや

「失礼だ」「侮辱だ」

という言葉が溢れ返るのではないか、

議論のときに必要なのは、

証拠ではなく根拠だ。

根拠が

国会で論じられることがないというのは、

日本に民主主義が未だ定着しないからではないかと

勘ぐってしまいそうになる。

不正選挙があるのでは、

という問いに対し、「証拠を示せ」と答える、

その言い草がすべてを物語っているように思うのだが、考え過ぎかな。

下記〔資料〕は、

森友問題に関して金子勝氏の証拠はあるはずだ

という問題提起だ。

仮に、

訴訟手続きになぞらえても

証拠はあるのだから

森友問題では、

安倍政権の負けのはずだ。

この点、

反・安倍政権の側は、

にもかかわらず、やっぱり負けていたんでは救われないぞ。


〔資料〕

「予算執行中の書類の破棄はあり得ない」

   日刊ゲンダイ(2017年4月5日付〈4日発行〉)




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