まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 968

2014年12月16日 |  マツタケの林地栽培 

                   韓国 慶州 良洞村の里山(山はアカマツ林) 昭和30年頃の日本の里山を彷彿とさせる

                                    マツタケが40Kg/haとれるアカマツ林の様子(浦項)

 12月20日(土)は、まつたけ山復活させ隊第469回活動日ですが、2014年最後の集まりで納会・忘年会・山の神感謝祭となります.山づくりは中止といたします.午前10時に京都市左京区岩倉 村松138-20 香川山にお集まり下さい.足が遠のいた方々も、良い機会です.是非お気軽に参加ください.活動報告は、榎本輝彦さんが、翌日にはブログで致します.是非ご覧ください.

まつたけ山復活させ隊 山の神感謝祭
【月 日】 2014年12月20日 
【時 間】 10時00分~   準備の応援などご協力をお願いします.  
【会 場】 京都市左京区岩倉 村松 香川山BC
【参加費】 3000円
【 注 】 食事などは、食当の皆さんがこった料理を工夫.あっと驚かせる趣向のようですが、今年はイノシシの丸焼がでます.
       なお、酒類は提供しませんので、飲みたい方は持参ください.また、その他持ち込みは大歓迎です.
       午前中に尼吹山・濱稔の碑前で報告会を執り行います.

 今年のまつたけ山復活させ隊活動は、前回(12月12日)までに48回の例会を持ちました.内2月14日が積雪のため活動を中止しましたので47回となります.1年の参加者は1342人.1活動日の参加は28.6人です.他に番外活動として、岩倉焼と松茸(JIDF共催)を3回開催.岩手県大野高校、高松市塩江町、韓国慶州でまつたけ山復活させ隊活動の報告などをしました.まつたけ山復活させ隊は日本菌学会教育文化賞を受賞しました.

 2005年に始まったこの活動は、今年6月で丸9年が過ぎたことになる.マツタケのホストであるアカマツの様子はひどいものです.各班の作業地は、毎週の点検防除作業が行き届いていると、マツノザイセンチュウ病による害は比較的軽微だが、たとえば、香川山BCでは、その前に家庭廃棄物倉庫が設置され病原木の伐採が不可能になり、伝染病の蔓延がさらに勢いを増している.香川山では、来年には適齢のアカマツが無くなると予想される.

 作業地では、その生態的特徴を生かした作業が展開されている.尾根筋などはアカマツ林に、マツタケ向きでないところは広葉樹林にするといった具合である.作業はそれなりにうまく進んでいるように思える.しかし、きわめて残念なことに、アカマツ林にマツタケは発生していない.受け入れ体制は整っているが、肝心のマツタケの胞子が飛んでこないのだ.また、アカマツ林の復活再生に取り組んでいるエリアが多く、アカマツが若い.これは30年は待たねばならない.

メンバーの大月健さんが、この5月に帰らぬ人となりました.香川山の土砂の流亡を食い止めようと、杭を打ち棒を止めていた姿が思い出されます.ご冥福を、改めて祈ります.
 

前回活動日の香川山の様子 
 新しく、加わったメンバーの食事風景を紹介します(1,2)

1)Oさん(真ん中)  2)Sさん(こちら向き) 

 

 
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【新しい林業を作りだそう!!】 
 里山は、実に宝の山である.ダイアモンドもカットされ磨かれねばただのにぶい石に過ぎない. 
 山の通年型立体活用の原型を作りたいと思っている.
 
 山の上部と尾根筋はアカマツ林でまつたけ栽培、中腹の人工林帯では葉わさび、モミジガサなど山菜の栽培.広葉樹林帯では食用キノコ(アミタケ、ホンシメジ)の林地栽培も可能だ.クサソテツ(コゴミ)、オオバギボウシ(ウルイ)、ワラビなど山菜栽培の適地もある.里山林によくあるリョウブの若芽の天麩羅人気が急上昇中だ.タラノキ、コシアブラを凌駕する勢いである.
 山裾もしくは人工林内は草地化しヤギを飼育する.やぎ乳販売もその規制がとっぱわれる日も近い.若い山羊の肉は素晴らしい.ヤギ肉のジンギスカンも美味い.畑や水田に、山のあるいはヤギ糞の有機物を与えて作物を栽培する.いってみれば縄文風循環型農林業の営みである.
 ちょっと大きな資本が要るが、バイオマス発電装置を集落近くに設置する.林家は除間伐材を持ち込み運搬費を得る.持山も手入れが進む. 

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§活動場所:京都市左京区岩倉村松町138-20 香川山 (京都バス停留所「岩倉村松」から北東へ450m徒歩6分) 

 活動開始は午前10時頃から、終わりは午後4時頃.自由参加可能 ただしコアータイム昼食時は必ず参加のこと.
アクセス:
京都バスの「岩倉 村松行き」に乗車.
このバスに乗車するには、
ア)JR京都駅七条口から(バス停「C6」番、所要時間約60分)
イ)阪急京都線四条河原町駅から(四条河原町交差点河原町通り北へ上ル東側)40分
ウ)京阪本線出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側、約30分)
エ)京都地下鉄烏丸線国際会館から(3番出口からバスターミナル1番)約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)

§参加費は無料;ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.メンバー参加者には、現在、食材費+消耗品費として400円を徴収.登録外参加者・見学者などは要500円(施設利用代などを含む).

§参加や見学希望の方は、ブログ画面左にあるカテゴリーから「まつたけ山復活させ隊とは」を左クリックでご覧下さる様にお願いします.
内容
まつたけ山復活させ隊の活動について 
§1 我々のまつたけ山再生運動とは? 
§2 まつたけ山復活させ隊に参加するには 
§3 私達のマツタケ山造り(作業方法の特徴)
§4 こんな活動をしています! 
§5 今年の予定と目標?

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まつたけ山復活させ隊活動日

予定日  2014年12月
回 開催日  報告担当者  男厨シェフ

469 12月20日土 榎本 忘年会(会費3000円)

2015年1月~6月
回 開催日  報告担当者   男厨シェフ

470  1月10日 土 池内     川崎
471 1月16日 金 三輪
472 1月24日 土 宮崎
473 1月30日 金 内田
474 2月07日 土 池内      松本
475 2月13日 金 榎本
476 2月21日 土 三輪
477 2月27日 金 宮崎
478 3月07日 土 池内
479 3月13日 金 内田      小原
480 3月20日 金 榎本
481 3月28日 土 三輪
482 4月03日 金 宮崎
483 4月11日 土 池内      松浦
484 4月17日 金 宮崎
485 4月25日 土 三輪
486 5月01日 金 内田
487 5月09日 土 榎本
488 5月15日 金 宮崎      内田
489 5月23日 土 三輪
490 5月29日 金 内田
491 6月06日 土 榎本
492 6月12日 金 宮崎
493 6月20日 土 三輪      松本
  6月25日 木 まつたけ山復活させ隊10周年記念パーティー
494 6月27日 土 内田

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§カンパありがとう!
  
  
§カンパお願い: 運営は皆さんのカンパで成り立っています!
         みやこ松茸・里山復活! 京都の文化・景観を守るために、里山林備に努力しています.
   
カンパの振込先
 氏名:  まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
 銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173

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§主 催
まつたけ十字軍運動
代表 吉村 文彦(マツタケ生態学)
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27
090-6227-4305 redpinemushroom@gmail.com

香川理化学研究所
代表 香川 晴男

コメント
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