えん日記

NPO法人暮らしネット・えんのつぶやき

総会ありがとうございました!そして映画のこと

2010-06-30 09:54:45 | Weblog
6月27日、第8回総会無事終了いたしました。暮らしネット・えんの総会は、時間がかかるのと出席者が多いのが特徴ですが、今年も例年通り2時間の審議を経て無事前議案承認をいただきました。終わってみれば、説明は足りない、資料ももっとと、反省多々。来年度に向けて忘れないようにしましょう。
さて、映画上映は「こんな会社が近くに欲しい!」「勇気を貰った」と大好評でした。社員の平均年齢74歳、最高齢96歳という小さな町工場のお話です。何と高齢者中心に雇用するようになってから業績が上がったとか。「この階段を上り下りできる間は働ける」と、あえてエレベーターを付けず、その代わりに「若い」人がより高齢の人をサポートする。何時に来ても何時に帰っても良し。どんな立派な経歴であっても、今はみんな同じ労働者と明るく笑いあう。いくつになっても働く喜びは何にも優るもの、『仕事づくり』にも取り組んでいきたいなあ、と周囲が聞いたら呆れそうな妄想が沸騰しました。(危ない!危ない!)
小さな会合でも貸し出しOKです。皆さんのところでも、上映会開きませんか?「我らが工場」のサイトにはえんホームページから入れます。


明日は総会

2010-06-26 22:08:25 | Weblog
暮らしネット・えん第8回総会が明日に迫りました。
回を重ねても、そのたびにドキドキハラハラ、終わるまで緊張です。(え~っ、ホントに!といわれそうですが)。えんの中身を知っていただくもっとも大切な情報公開の機会でもあります。シャンシャン大会にならないよう、気をつけているつもりですが、あまり意見は出ないのが残念。さて今年はどうなることでしょう。
総会後はいつも記念講演会。その時々のえんや制度の課題に添ってテーマと講師を選んできました。今回は初めての試みですが、映画の上映です。「我らが工場 命の針社」。中身はホームページの「総会」をクリックしていただくと見られます。見れば元気が出ること請合います。明日ご予定が入っていない方、是非是非!


神津島へ①

2010-06-21 10:31:51 | Weblog
先週末、神津島に行ってきました。
3月に神津島「潮彩の会」という障がい児・者の育成会メンバーがえんを訪ねて下さったことがきっかけでした。親の会のメンバーが、子ども達の将来のために支援事業を始めたい、何かできることはないだろうか、との思いから訪ねて下さったのでした。適切なアドバイスができるような材料はありませんでしたが、えんが何の資産もないボランティアグループから始まったことに力づけられたといいます。
それがご縁で、勉強会に呼んで下さったのです。
ちょうど6月1日から小規模多機能型介護が障害者にも適用できるように改正されたところだったので、それを中心に話してきました。新座のように様々な社会資源があるところより、人口規模の小さい島や山間部で実力発揮するのが、この小規模多機能だと思うのです。もともと子どもも高齢者も障がい者も一緒の「共生型デイサービス」がモデルになったものですから。勉強会には、30人近い方が見えて、熱心に聞いて下さいました。
小さな島にも、山奥の村にも、障がいのある人、認知症の高齢者がいて、介護保険や自立支援法の援助は等しく届かなければならないのですが、やはりそうはいかない現実があります。人口減少と高齢化に悩む地域でもあるのですから、有効な施策を早くと願ってやみません。



社会保障の財源は

2010-06-11 15:46:08 | Weblog
ちょっとご無沙汰している間に、総理大臣が替わってしまいました。
最近は、こういう時にマスコミからコメントを求められることがあります。
「消費税を財源にして社会保障を充実する、という発言を評価しますか」と聞かれ、「低所得者を直撃する税だから、所得に応じて所得税率を上げるとか法人税を見直す方が先ではないだろうか」と答えたら、取りあげられませんでした。取りあげられなかった理由は他にもあるかもしれませんが、社会保障財源=消費税という図式はやはり納得できません。せめて、食料品や日常生活に欠かせないものは対象外にしないと、年金暮らしの高齢者などの生活は直撃されてしまいます。その結果、介護費用が払えないようなことになるなら、本末転倒というものでしょう。
継ぎ足し継ぎ足しで、迷路のようになってしまった介護保険10年の姿を「温泉旅館」と形容した人がいましたが、言い得て妙です。救急対応と同時に根治治療をして、安心して老いられる社会を作って欲しいと願います。