NPO・999ブログ    本を読んで 考える力を養おう

「自分のできることを できる時に できる処で」
市民的知性の地平を拓くNPOふおらむ集団999

NOP法人ふおらむ集団999とは

2011年04月19日 | ミッション
 ふおらむ集団999は、「市民の文化運動」とする信州岩波講座(岩波書店、信濃毎日新聞社、須坂市およびふおらむ集団999を主な構成団体とする実行委員会主催、開催地長野県須坂市)の実行グループとして1998年7月に発足した文化ボランティアグループがはじまりです。2006年12月NPО法人に衣替え、07年3月長野県から認証されました。
 発足からもっぱら信州岩波講座の基本テーマの策定、企画や開催の諸活動、広報・出版活動などを実践してまいりましたが、NPО化と同時に事務局所在地でもある県都長野市での独自事業の開拓にも意を注いでおります。07年08年と講演会を開催、そして09年から「哲学カフェ」と称して、より地域密着、参加型の脱講演会「談話会」形式を主とする事業展開をはかっております。とくに08年の講演会は999創立10周年を記念し哲学者の内山節氏を講師に、およそ300人の聴講者を集めました。また09年からはじめた哲学カフェでは、09年「松本清張生誕100年記念」とし文芸評論家で清張研究家としても名高い権田萬治氏に3回講師をつとめていただき、10年は「宮沢賢治イーハトーヴの世界」として7月講師に原子朗氏(早大教授、宮沢賢治イーハトーブ館館長)、10月講師、松本猛氏(安曇野ちひろ美術館館長)の2回集会をひらきました。10月集会には、「雨ニモマケズ」詩の朗読大会として応募した市民に自作の詩を朗読していただきました。
 07年から信州岩波講座会場ではじめたNPО・999古本市場は、会員はじめ一般の市民から「家の奥の本棚で眠っている良書」の提供を求め、本を求める方には100円以上のカンパをいただき持ち帰っていただくとする制度で、集まったカンパ金は毎年「世界の恵まれない子供たちへ良書のプレゼントを」の趣旨で日本ユニセフ協会(東京)へ寄贈しています。昨年まで4回計25万円を寄付しました。
 いま、2013年の999創立15周年を目途に、2010年から「町の図書館」構想とする施設の確保を長野市に持ちたいとする活動を始めています。「古本市場」も町へでようと模索しています。さらに自主出版や、創立20周年には「市民の文学賞」の実施を念願としています。

 われわれは、信州岩波講座を20年、30年継続しようと宣言しました。なによりもわれわれは、信州岩波講座の第一の目的である「活字文化の活性化と擁護」を大切に、「本を読んで、考える力を養おう」の呼びかけのもと、地域社会で自分のできることを、できる時に、できる処で活動していきます。

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