今月15・16日は熊本県山鹿市の夏の風物詩・山鹿灯籠まつりの日。そして4年ぶりに「千人灯籠踊り」も行われる。きっと4年分の熱気で盛り上がることだろう。
山鹿灯籠まつりで主に歌い踊られるのが「よへほ節」。この歌はもともと明治初期からお座敷唄として唄われていたもの。昭和初期、かつての温泉町の輝きを失いつつあった山鹿の町を再興させたいと願う町衆が、「よへほ節」をご当地ソングとすべく大作詞家・野口雨情に改作を依頼した。元山鹿市立博物館長の木村理郎先生によれば、実は野口雨情が作詞した「山鹿小唄」と山鹿市民グループが作った「山鹿温泉小唄」を合成して出来上がったのが現在の「よへほ節」だそうだ。
下に3曲の「よへほ節」を掲載したが、1曲目はまだお座敷唄だった頃の「よへほ節」。2曲目が山鹿灯籠まつりの初日、大宮神社奉納灯籠踊りでの「よへほ節」。そして3曲目がまつりのハイライト「千人灯籠踊り」での「よへほ節」。それぞれ異なる趣が興味深い。
山鹿灯籠まつりで主に歌い踊られるのが「よへほ節」。この歌はもともと明治初期からお座敷唄として唄われていたもの。昭和初期、かつての温泉町の輝きを失いつつあった山鹿の町を再興させたいと願う町衆が、「よへほ節」をご当地ソングとすべく大作詞家・野口雨情に改作を依頼した。元山鹿市立博物館長の木村理郎先生によれば、実は野口雨情が作詞した「山鹿小唄」と山鹿市民グループが作った「山鹿温泉小唄」を合成して出来上がったのが現在の「よへほ節」だそうだ。
下に3曲の「よへほ節」を掲載したが、1曲目はまだお座敷唄だった頃の「よへほ節」。2曲目が山鹿灯籠まつりの初日、大宮神社奉納灯籠踊りでの「よへほ節」。そして3曲目がまつりのハイライト「千人灯籠踊り」での「よへほ節」。それぞれ異なる趣が興味深い。
2014.5.31 熊本城本丸御殿 春の宴
振付:中村花誠
立方:中村くるみ
地方:本條秀美と秀美社中/中村花誠と花と誠の会
振付:中村花誠
立方:中村くるみ
地方:本條秀美と秀美社中/中村花誠と花と誠の会
2012.8.15 大宮神社 奉納灯籠踊り
山鹿灯籠踊り保存会
山鹿灯籠踊り保存会
2011.8.16 山鹿灯籠まつり 千人灯籠踊り
山鹿小学校グラウンド
山鹿小学校グラウンド
野口雨情は全国各地を巡って、数多くの新民謡を作ったことでも知られていますが、熊本とも深い縁があり、県内各地を巡って20数曲を作っています。中でも「五十四万石」や「よへほ節」などが有名です。
1曲目のお座敷唄、2曲目の大宮神社奉納、そして3曲目のまつりの「千人灯籠踊り」とそれぞれに趣きがありますね。
しかし、「千人灯籠踊り」はぶっつけ本番なのでしょうか?それとも千人で練習を重ねながら「そこの子遅い!違うよ~」なんて指導をしていたらそれだけでも時間がかかりそうですが(笑)、見事にそろっていますね。
壮観でしょう。
有難うございました。
「千人灯籠踊り」は何度か合同練習がありますが、千人が一堂に会するのは本番の時だけです。
原点の座敷唄は下世話な俗謡という感じですが、ご当地ソングとして改作したのは大正解だったと思います。
私も何度か「千人灯籠踊り」を見に行きましたが、最初はぎこちなくても会場の雰囲気で徐々に統一感が出て来るようです。