情熱の薔薇

天幕旅団主宰:渡辺望が傾ける様々な情熱。

「加藤晃子 客演中」の情熱

2011-06-04 12:03:51 | Weblog
梅雨のじめじめとした湿気と、合間に見える晴れ間の気持ちよさと。
あっという間に六月に入った空には、確実に夏の気配は潜んでいます。

いよいよ、天幕旅団♯2の稽古が始まりまして。
日々稽古場に通っております。
今年は年頭からほかの人の現場の手伝いでずっと稽古してたけど、自分の仕切りで稽古するのは半年ぶりだったりして。
稽古が始まってからそれに気づいて、ちょっとどきどきしたりしています。

その話は、おいおい綴ってまいります。


昨夜は、天幕旅団のマスコットキャラ、加藤晃子の客演舞台を見に新宿へ。
ホントに、滅多に外部に出ないヤツなので、外の舞台に立ってる加藤を見るのは、かなりレア。
ちゃんと出来てるかしら、とちょっと心配な親心などもありつつの観劇。

 

でもね、そんな心配は全然いらなかったのでございます。

本人は、意識しているかいないかわかりませんが、彼女の声は、一瞬で空間を支配できるのです。
言葉で、声で、台詞をお客さんに届ける役者という仕事においては、それはもうとてつもない武器なのです。
と、見ながら改めてそんなことを思いました。

ただし、否応なしに耳が彼女の声を聞いてしまうからこそ、
物語の進行においてはマイナスになってしまう瞬間もあるという諸刃の剣。
と、昨日はそんなことも感じたりしました。

それぞれの役者が、入れ替わり立ち替わり、複数の役を演じていくスタイルで、
加藤は、普段ウチでもやっている事なので、なんだか活き活きして見えました。


素敵な言葉が洪水のように流れてくる脚本で、
僕はうっとりと水浸しになったような気がします。

ただ、柔らかいシャワーのように少しづつ水を浴びせてくる感じの演出だったのが、なんだか残念。
あの戯曲ならば、もっと乱暴にバケツで大量の水をぶちまけてほしかったなあと思ったり。


明日まで、新宿のSPACE雑遊にて。
お時間あれば、是非。

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日曜機関社#2「給水塔」
【作】 小川拓哉
【演出】 澤唯(サマカト)
【場所】 SPACE雑遊 http://www.zatsuyu.com/about.html
【日時】 2011年6月1日(水)~5日(日)
【料金】 ¥2500(前売)/¥2800(当日)

【タイムテーブル】
4日(土)15:00~/19:30~
5日(日)14:00~/18:00~
※ 開場は開演の30分前・受付開始は45分前です。

∴ご予約は以下のURLから、またはメールでお知らせ下さい。∴
http://ticket.corich.jp/apply/27053/003/