先日読み終わった本で、面白かったので、映画ではどうかな?と行ってきました、プリンセストヨトミ。
私は主人公は大阪国側だと思うんだけど、映画では会計検査院が主役なのね。主役3人のうちの2人の性が入れ替わっていたり、細々いろいろ違ってて、その違いを見るのが結構楽しい。
限りある時間の中で完結するために、かなりすっきりとしたストーリーになっていてわかりやすいけど、原作の回りくどさが結構よかった私には、ちょっと物足りない。映画だけで見た人はどうなんだろう?と思う。すっきりしすぎていて、つまんなくないかしら。
あと、映画やドラマにはありがちだけど、「不細工でセーラー服が全く似合わない」はずの男の子、ちょっとかわいすぎだなぁ。結構似合っててちと残念。
とはいえ、関西人以外の人から見た「ザ・関西」のイメージがこてこてで、関西好きな私にはつぼだったし、いつも悲しそうな深刻そうな表情の多い中井貴一がほのぼのとしたおっさんを演じててなごめたし(でも、彼は関西キャラじゃないよね~)、脇役が超ベテラン揃いだし、お約束通り、終わったらたこ焼き食べたくなる、という悪くない映画です。
息子を持つお父さんにお勧め。