初めてブログなるものを…

つれづれなるままに、始めてみます。

カイト・ランナー

2007-08-09 00:20:49 | 読書記録
出会いは図書館。
読む本がなくなったので、書棚をぶらついていて目に留まった一冊。
普段、書評やら、広告やら、友達の紹介やらで日本人作家の物ばかり読んでいるけど、本当は外国人作家の本の方が読みたいと思っている(翻訳さえよければ)。世界が広がるような気がするから。でも数多ある本の中から選び出すのは至難の業。
で、時々運命的な出会いを求めて、本屋や図書館の書棚をぶらつく。でも、最近翻訳本ってミステリーばかりのような気がする。

さて、この本は、アフガニスタン人作家カーレド・ホッセイニのデビュー作だそうだ。彼は現在は在米、英語で書かれ、米国では300万部を超えるベストセラーになったそうだ。更に今秋には映画化もされるらしい。
これらは、読んでから、知った話。

人種、階層、戦争などなど大きな時代と地域の上になりたつ物語ではあるものの、テーマは友情とか裏切りとか身近なもので、近年ではかなりの運命的な出会いであったような気がする。
難を言えば、多少アメリカびいきのきらいがある点か?

空気のような内容の本が多い中、こういう濃い本に出会えてうれしい。特に終わり方がいい。
次男にも勧めてみたけれど、読むだろうか?