同世代の友達の中で、なんのかんの言われながら結構読まれている林真理子の本です。
私の中の林さんと言うと、美容院で読む雑誌のエッセイや、連載小説で一回分読むって感じで、本として手に取ることはなかったんですね。なんでだろ?やっぱり「あの林真理子」だからか?
読んでいる人が結構いるので読まずに語るのは…と思って検索したら、著書多い!どっから手をつけたらいいの?とりあえず、新しめで題名で内容がわからないこの本を選んでみました。やっぱり女性誌の連載だったらしいです。
結論から言うと、やっぱり上手いわ、この人。口うるさい女性読者が突っ込み入れつつ読み続けるのがわかります。
母がぼけていくとき、女性が自分と重ね合わせてしまうというのは、実感としてものすごくわかります。40代後半になって(この主人公は40代前半だけど)、自分が人生の下り坂に入ってきているとぼんやりはわかってきていても、あえて現実には向き合いたくないので、目をそむけている。そこへ母が呆けて、自分の行く末を見てしまう…って不安だよね。
そこでなぜ不倫?ってのはありますが。
お先真っ暗な行く末を見たとき、最後の晴れ舞台、ってのもわからなくはない。
なぜ、主人公は輸入家具屋の店長で、美しく、お金もあって、お嬢様も有名女子大付属?ってのはありますが。
そこらのかあちゃんが主人公じゃあ、女性誌の連載にはならないわな。
と考えると、よくできた話です。
特に母が一人暮らしを始めたばかりなので、ちと心が揺れました。
ふむ、悪くないわ、林真理子。恐れ入りました。
とは言うものの、取ってつけた様な結末と題名は、不満です。
私の中の林さんと言うと、美容院で読む雑誌のエッセイや、連載小説で一回分読むって感じで、本として手に取ることはなかったんですね。なんでだろ?やっぱり「あの林真理子」だからか?
読んでいる人が結構いるので読まずに語るのは…と思って検索したら、著書多い!どっから手をつけたらいいの?とりあえず、新しめで題名で内容がわからないこの本を選んでみました。やっぱり女性誌の連載だったらしいです。
結論から言うと、やっぱり上手いわ、この人。口うるさい女性読者が突っ込み入れつつ読み続けるのがわかります。
母がぼけていくとき、女性が自分と重ね合わせてしまうというのは、実感としてものすごくわかります。40代後半になって(この主人公は40代前半だけど)、自分が人生の下り坂に入ってきているとぼんやりはわかってきていても、あえて現実には向き合いたくないので、目をそむけている。そこへ母が呆けて、自分の行く末を見てしまう…って不安だよね。
そこでなぜ不倫?ってのはありますが。
お先真っ暗な行く末を見たとき、最後の晴れ舞台、ってのもわからなくはない。
なぜ、主人公は輸入家具屋の店長で、美しく、お金もあって、お嬢様も有名女子大付属?ってのはありますが。
そこらのかあちゃんが主人公じゃあ、女性誌の連載にはならないわな。
と考えると、よくできた話です。
特に母が一人暮らしを始めたばかりなので、ちと心が揺れました。
ふむ、悪くないわ、林真理子。恐れ入りました。
とは言うものの、取ってつけた様な結末と題名は、不満です。