初めてブログなるものを…

つれづれなるままに、始めてみます。

世界の戦場で、バカとさけぶ

2005-02-03 11:25:51 | 読書記録
橋田信介・橋田幸子著。

昨年5月イラクで凶弾に倒れた橋田信介さんと奥さんの幸子さんの共著です。
亡くなった後に話題になった「イラクの中心で、バカとさけぶ」を親子で読んで、暖かく安全な場所で長生きするばかりが生き方じゃないと痛感し、その後戦場ジャーナリスト仲間の不肖宮嶋の著書なども興味深く読んでいるところ。

自分がこういう生き方ができるかと言われれば、できず、やっぱり暖かく安全なところでこんな本を読んで、そうだそうだと頷いているのがかなり嫌なのですが。
報道から得られるさまざまな情報、それは「事実」なのですが、「真実」ではない、というところにとても共感します。それを押し付けがましくではなく、ぽんと記して、後は自分で考えてね、という書き方が好きです。
実は、この本は最近出版されたけれど、「イラクの中心で…」より前に書かれた地方紙の連載をまとめたもの、そして、橋田さんが戦場に行っている間は奥さんがピンチヒッターで書いて、というスタイル。ですから、共著と言っても追悼記ではありません。(追悼記は、「覚悟」という本が別に出版、これも読む予定)

自分がこれから何ができるか、考えて見ます。