セルビア共和国のコソボ自治州について、
産経新聞電子版の記事を引用します。
<引用はじめ>
欧米の「青信号」待ち 独立宣言でコソボ首相
2008.2.5 23:21
オーストリア通信によると、
セルビア・コソボ自治州のサチ自治政府首相は5日までに、
独立宣言を行う時期について、
欧州連合(EU)や米国の「青信号」(承認)を
待っている状況であると明らかにした。
スロベニアのテレビのインタビューに答えた。
サチ氏は地元議会による独立宣言の準備は整ったとしており
「今後数日中」の宣言も可能とする一方で、
EUと米国が独立承認で共同歩調をとることが重要とした。
米国はコソボ独立を強力に後押ししているが、
EU内ではキプロスなど計6カ国が
国連安全保障理事会の決定を経ない独立に反対や難色を示している。
サチ氏は独立宣言直後には、米国やEUの大半が、
国家としての承認を開始することになると述べた。(共同)
<引用おわり>
コソボ自治州は、
住民の大半がアルバニア系であるにもかかわらず、
セルビア発祥の地であるため、
セルビア共和国の支配下にありました。
念願かなって、近日中に独立を宣言する予定です。
国家として承認されれば、国連加盟も遠くありません。
旧ユーゴも、すっかり遠い過去になりましたね。
感慨深いものがあります。
対独パルチザンの英雄・チトー大統領のカリスマによって、
ユーゴスラビアは多民族国家として維持されていました。
チトー死後、冷静崩壊によって強大な仮想敵国・ソ連が消滅。
ユーゴは内戦に突入します。
報道によれば、セルビアが悪役になりますが、
第一次世界大戦の原因となった、
オーストリア皇太子暗殺事件が尾を引いているのでしょうか。
(セルビア人の青年に暗殺されました)
ともあれ、新たなる独立国の誕生を楽しみにしています。
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